最近、母の知人が主催する読書会に参加してきました。
その読書会ではおうちにメンバーが集まって、コーヒーや持ち寄ったお菓子とともに一冊の本を順番に声に出して読み上げ、思ったことや考えたことなど感想を言い合います。
私は本を読むことが好きなのですが、周りの誰かと同じタイミングで同じ本を読み、感想を言い合った経験はほどんどありません。みんなで本を読み、思い・考え・疑問などが頭に浮かんだそのときに、誰かと共有したり、話し合ったりできたら絶対に面白いな~~!とワクワクしたことが参加したきっかけです。
メンバーは主に高齢の女性で構成されていて、私が参加したときは「平均年齢がぐっと下がるわね~!」と喜んでいただけました!(笑)
今回読んだ本は、雲黒斎さんの『あの世に聞いた、この世の仕組み』。本を音読したのは高校生のとき以来で、文章を声に出して読み上げたり、自分の読む言葉を人が聞いていたりする感覚を久しぶりに味わいました。
一番目に私が音読したのですが、緊張して、読むのに必死で自分が読んだ部分の内容は全く頭に入ってきませんでした…(笑)
普段からよく本を読みますが、同じ読書でも一人で読むときと皆で読むときでこんなに違うのかと思いました。例えば、読むスピードや言葉の感じ方が違いました。一人で読むときはパーッと読んでしまう文章も、人が声に出して読むことで時間がゆっくりで、また人によって読み方が様々で、登場人物によって声の調子を変えたり、間を置いたりすることによってその分文章の理解度や納得感が上がっているような気がしました。
読む人が代わる度に、自然とおしゃべりタイムになっていたのですが、読み上げた文章の意味について意見を交換したり、「この部分、私も同じようなことを経験したことがあるからよく分かるわ」と著者以外の方の実際に起きた具体的なエピソードをリアルタイムで聞けたりしました。人と同じ本を、同じタイミングで読むということがなかなかないからこそ、同じ本について話し合えることが興味深くて、楽しかったです。
また、年代も違う分、自分にない経験や物事の捉え方・考え方をされていて、とても勉強になりました。新しい環境に冒険感覚で飛び込みましたが、多くの新しい学びや発見があって、参加して本当によかったです!
月に一度の開催で、次月は都合が合わず参加するのは難しいのですが、私も友人や共通点を持っている人たちを誘って同じような会を開催できたらいいなと思いました📗
最後までお読みいただきありがとうございます♪