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「原点は園長先生の言葉」

Photo by Colin Watts on Unsplash

みなさんは幼少期の頃の記憶って、どれくらい残ってますか??
ぼくはいまでも映像レベルで記憶されていることがあるのですが、それは、幼稚園を卒園する際に園長先生がぼくたち園児に送ってくれた、「なにくその種」というお話しです。

このお話はぼくの心の奥底に根付いている、ぼくという人間の根幹を作り出している信念といっても過言ではないくらいの内容だったのです。

それはこんなお話しでした…。

「みなさん、ご卒業おめでとうございます。明日からはみんな立派な小学生として大人になる階段を上っていくことになります。幼稚園の頃はまだ1人でできないことがあったら、周りの先生やパパママが助けてくれることが多くあったと思います。でも、もう明日からは先生はいませんよ。パパやママも幼稚園の頃のようにはみんなをお手伝いしてあげることはできなくなるかもしれません。これからのみなさんの人生には1人では到底越えていけれないような、大きな大きな壁がいくつも存在します。そんな時に、その横をすり抜けて近道をするようなことはしないでください。がんばってその壁を乗り越えて行ってください。でもその壁はとっても高いので上ることはとても難しいのです。そこで今日は卒園のお祝いにみなさんにこれをプレゼントします。なにくそ、の種です。大きな壁をなかなか超えられないときはこの種を植えて木を育てて、その木を登って大きな壁を越えて行ってください。

みなさん、ちょっと周りを見渡してみてください。まわりのお友達の顔をみてください。自分の前に壁が無くても、いまみんなの周りにいるお友達の前に大きな壁が立ちはだかって、それを越えて行こと思って「なにくその種」を植えているお友達がいるかもしれません。

1人だけで木を大きくするのはとても大変です。しっかり水をやって肥料をやって土を耕して、いろんなことをいっぱいやらないといけないのです。大きな壁を越えようと思って種を植えて木を大きく育てているお友達を見かけたら、一緒に水を上げて土を耕して肥料を上げてください。

その時なんです、まさにその時にみなさん自身の命の根っこがどんどん強く強く太くなって、生きる力がどんどん大きくなっていくのです。

壁を越えられずに困っているお友達がいたら、そばに寄り添って、あなたが持っている種を一緒に植えて、木を大きく育てて一緒に壁を越えて上げれる人間になってくれることを先生は願っています。」

みなさんの心にはどんな信念がありますか?

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