【メンバー紹介 Vol.6】開発リーダーでありながら社外セミナー講師・新人教育などマルチに活躍するエンジニアのモチベーションとは?(インタビュー)
今回はエンジニアリング事業部のエンジニア、MaybeMeさん(仮称)へのインタビューをお届けします。
開発業務の他にも社外研修講師や社内の新人教育などマルチに活躍されているMaybeMeさんに、K3のこと、仕事のこと、さらには今後やってみたいことなど、色々お伺いしました。
※個人情報保護のために仮名表示をしています。
<メンバープロフィール>
仮称/MaybeMe
入社年/2006年
所属/CPS事業部 北陸ユニット(エンジニアリング領域)
コメント/
AI関連技術と業界動向に興味を持ちつつ、今はモバイルアプリ・Webアプリなどを開発しています。
オブジェクト指向言語であれば特に好き嫌いは無いです。考え方に大きく差はないので。
平面・立体問わず「何かを作る」ことが好きで、休日は子供とマイクラしたり、絵を描いていたりします。
K3にはどのような経緯で参画されましたか?
中学校の授業でPCに触れたことから始まり、当時としては珍しく情報系のコースを持つ高校に進学し、地元の大学の情報系学科を経てK3への入社に至ります。
ソフトウェアやプログラムが好きというよりは、「新しくて楽しいことがしたい」という思いが強かったですね。就職氷河期が終わりかけの時代でしたが、「新しいことをしたいなら東京へ!」という世間の風潮には疑問があって、「ネットワークとPCがあればどこでも同じ仕事ができるのでは?」と考えていました。(そういう意味では、時代がようやく当時の考えに追い付いてきた感じですね。)
そんな時に出会ったのがK3でした。
就職説明会に参加した際に印象的だったのは、他の企業は機械的に同じ説明を繰り返すだけだったのに、K3は席について開口一番「何が聞きたい?」と担当者が問いかけてきた事です。大学に戻りその話をすると、「OBが何人か入社している」「知る人ぞ知る企業」「よくわからないけどスゴイ会社」など、いろいろ興味を惹かれるワードが出てきたのが一歩踏み込むきっかけでしたね。
開発拠点が東京以外にもあり、東京の仕事も地方で出来るというスタイルが自分の考えと割とマッチしていたこともあり、「この会社で働くのは面白いかも」と思い、入社を決めました。
K3に参画されてからはどんなお仕事に携わりましたか?
入社した時期はまだガラケー全盛期の時代で、私も入社してすぐはガラケーに関わるお仕事をしていました。主にフォントに関する仕事が担当で、高速化の調査であったり表示確認であったり特定のフォントを組み込んだりと、入社1年目からがっつりと開発に関わっていました。
そのころの思い出としては、入社早々「日本で初めて」レベルの仕事ができたというのがあります。
「インライン入力が可能なガラケー」が販売され始めたのですが、実はその1機種の開発に携わっていました。
入社3年目ごろにはAndroidが出始めて、すぐにAndroidの開発に携わるようになりました。その時はまだAndroidの情報が全然出回ってなくて、手探りで調査・実装を進めることになりました。難しくもありましたが、その分やりがいも大きかったですね。
4年目以降は本当にいろんな仕事をしました。北陸側で行っていた仕事はほぼ経験しているのではないかと思うくらいで、多い時で6つのプロジェクトを掛け持ちしていました。
メインはモバイル(Android、iOS)に関する仕事でしたが、他の人と「ちょっと違う」仕事である社外研修の講師を始めたのもそのころです。
IT業界は、自分の能力アップに興味がある人は多くても、自身のスキルを周りに伝えていく、渡していくことに興味を持つ人はなかなかいないなと思っていました。なので、「誰もやらないようなことをやってみよう」ということで研修の仕事を始めたのですが、今でもやっているということは性に合っていたのでしょう。
現在はどんなお仕事をされていますか?
今は開発業務、社外研修の講師、そしてそのつながりからか(?)K3に入ってきた新入社員の研修と、数は減ったものの依然複数のプロジェクトに携わっています。でも、もともと都合に合わせて柔軟に時間が使える文化だったところに加えて、コロナ禍を機にテレワークが導入されたこともあり、無理なく仕事することが出来ています。 テレワーク、いいですね。
開発業務では、リーダーとしてある機器メーカーのDX化支援や機械の自動運転支援(UI・通信周りの作成)といったプロジェクトに携わっています。これまでやったことのない分野の仕事であり、どのような未来につながるかといったイメージをお客様と共有することはとても面白いです。また自身の成長と社会価値の創出が同時にできるということで、「楽しく仕事して世の中のためになる」仕事をさせてもらえているなーと感じています。
研修の方はオブジェクト思考やDB・SQL、ロジカルシンキングなどについて自分たちでコンテンツを開発し、IT系の企業に向けて個別セミナーを提供しています。「どうすればわかりやすく伝えることができるか」を考えることは、自身の知識や理解度のアップデートにもつながり、これもまた面白い仕事だと思っています。
このような経験から、ここ数年社内の新入社員研修にリーダーという立場で関わっています。K3は「変わった会社」だと思っていて、「型にはまった人材」ではなくて、「これは!」という考えであったり経験であったりを持った人が集まっているなと感じます。これは新入社員でも同じです。
そのため、「最初に揃える(型にはめる)」つもりはなくて、その年その年の新入社員の特性を考慮しながら「一緒に仕事をする仲間として成長してもらうために、今何を伝えるべきか」ということを意識しながら研修カリキュラムや内容を考えています。と言うのは簡単ですが、実際にはとても大変です。 でも研修を終えて配属された後に、配属部署で活躍している姿を見聞きすると、やってよかったと感じます。
新人研修チームでは、メンバーの方向性の違いから議論が白熱することもありますが、お互いより良い結果を得るためにはどうすべきかを考えた末の議論であることは理解しているので、終われば後腐れなく普通に会話しています。そういうところも、K3らしいのかなと思います。
今後やってみたいことなどはありますか?
技術的にはAIの次には何が来そうか、ということに興味を向け始めています。そして、それを進めるための仕掛けとしてタレントマーケットプレイスというキーワードが気になっています。
ちょっと切り口は変わりますが、K3をもっと多くの人に知ってもらいたいなと思っています。これはお客さん獲得というより、一緒にやっていく人達をもっと集めたいということです。「新しいこと、おもしろいこと」にチャレンジし続けていくために、もっとたくさんの人にK3に参加してほしい。
集める事自体は他の人にお願いするとして、参加した人が技術なり知識なりを伸ばしていくための仕組みづくり、さらに言うと、それを個人だけでなく社内で共有できるような仕組みを作れるといいかなと思います。その辺りが自分の仕事かなと。そういう問題意識はタレントマーケットプレイスにも繋がっていきます。
MaybeMeさんにとってK3はどんな場所だと思いますか?
なんですかね?自分の好きなように働きたい人の集まり?
色々な考えの人がいることが、K3の面白いところですかね。
テクニカルな部分については個人の裁量が大きく、それぞれがプロフェッショナルとしての意識をもって仕事に臨んでいるのもK3らしいかなとも思います(なんでもかんでも人任せにする人がいない、自分でやってみてから人に頼る)。
まとめると、「新しいこと、おもしろいこと」にチャレンジしたいし、自分の好きなように働きたい私としては非常に居心地の良い場所ですね。