【メンバー紹介 Vol.3】入社当時プロセスとスレッドの違いが分からなかったエンジニアの過去と現在、そしてこれから。
Photo by Danial Igdery on Unsplash
今回はCPS事業部東京ユニットの<甘いもの好きなおっさん>(仮称)さんへのインタビューをお届けします。
※契約上の制限がある仕事の詳細を除き、それ以外のことは限界までリアル(無調整)です。
※個人情報保護のために仮名表示をしています。
<メンバープロフィール>
仮称/甘いもの好きなおっさん
入社年/2008年
出身地/北海道亀田郡七飯町
所属/CPS事業部 東京ユニット(エンジニアリング領域)
経歴/
入社からモバイル関連(アプリ開発など)業務に従事
その後、Web開発や他社のプロダクト開発などに従事
現在も継続して開発分野に携わっている
<表記> A:甘いもの好きなおっさん I:Interviewer
参画の経緯
Ⅰ: K3へ参画した経緯を教えてください。
A: 最初はエンジニア派遣として一年間K3のプロジェクトに関わり、その後正式に社員になりました。
K3のプロジェクトに参加するまでは、がっつりコーディングをしたことはなかったのですが、
K3で約一年開発に関わる中で、大変なこともありましたが、コーディングの面白さを強く感じました。
もともとモノづくりが好きだったので、自分たちが書いたコードが形になる、動くというのはとても嬉しかったですね。
Ⅰ: なるほど、そこでコーディングの楽しさに目覚められたんですね。
逆に、「大変なこと」とはどんな点でしたか?
A: 圧倒的な知識不足ですね。
K3のプロジェクトに関わって間もないころは、プロセスとスレッドの違いさえわかってなくて。
プログラマーとしては致命的ですよね。(笑)
Ⅰ: それが致命的だと、いつ気付かれたんですか?
A: 「プログラムがなぜ動くのか」といった類の書籍を読んで気付きましたね。「あー俺何も知らなすぎ」とショックを受けたのを覚えています。
Ⅰ: それをどうやって乗り越えられたのですか?
A: 知識不足を指摘されても、落ち込むのではなく、「勉強しよう」と行動してましたね。メンタル強いんですよね。昔からあまり落ち込むことなく、落ち込んでも寝たら忘れるタイプだったので。(笑)
そうして一年過ごしているうちに、「成長が見込める」「伸びしろがある」と評価いただき、社員として正式にK3に参加しました。自分としては 成長しているとか成果を上げられているという実感はあまりなかったのですが、可能性があるなら頑張ろうと思いましたね。ネガティブは弾いてポジティブは受け入れるという感じで、自分で言うのもなんですが「いい性格」なんだと思います。
Ⅰ: なるほどなるほど。
K3のこと
Ⅰ: 入社当時、K3にどんなイメージを持たれていましたか?
A: とにかく知識豊富な人がたくさんいるイメージでしたね。
当時の自分には技術的なレベルが高すぎて、何を言っているのか判らない人がたくさんいました。
なので、ここにいると成長できると思いました。
今はその話題に入っていけるのが嬉しいですね。成長しているなと実感します。
Ⅰ: K3で気に入っている事、その反対に気になっている事を教えてください。
A: 気に入っていることは、フレックスを使って自由に働けるところですね。バリバリの夜型で朝は起きれないので助かっています。
気になる事が唯一あるとしたら、参加しているプロジェクトの都合上、今は出社が必須なことですかね。
オフィスの外に持ち出せない機材を使って開発をしているので仕方ないのですが。
Ⅰ: そうですね、プロジェクト上の制約でどうしても出社が必須になってしまう事はありますね。
A: ただ、通勤時間を勉強の時間に充てていて、そこで新しい技術の情報を仕入れたりしてますから、通勤は通勤でいいかな。家に帰るとどうしても趣味を優先したくなるので。
Ⅰ:(まさに「ネガティブ弾いてポジティブは受け入れる」、メンタル強い!)
これまでやってきたことと今やっていること
Ⅰ: お仕事のヒストリーを教えてください。
A: Androidのアプリ開発に10年関わった後に、ロボットの仕様検討のプロジェクトやweb開発のプロジェクトに参加し、現在は、ロボット関連の開発に関わっています。
使用した言語としては、Androidのアプリ開発でJava、C++、Swift、Objective-C、
web開発ではReact、Next.jsなどです。
Ⅰ: 色々な案件、技術・言語に関わられてますね。
A: そうですね。Androidのアプリ開発のプロジェクトに参加した時は、Android自体が黎明期だったので、常に調べながら進めていました。Android自体のアップデートや変更も頻繁にあって、キャッチアップに忙しかったですね、web開発も同じで、調べながら開発していくというのが何度もありました。
Ⅰ: それは大変ですよね。
A: はい、ただ入社当初からプログラムを書くことの楽しさ、作る事の楽しさは変わらないのでやっていけてます。
と言っても、言語自体の設計が古くさいObjective-Cは嫌いでしたね。そういう時はメンバーに愚痴りながらやってました(笑)
Ⅰ: 設計の古い言語はたしかにイヤですね。やりたい事が直接的に書けなかったりしますし。逆に好きな言語はありますか?
A:Javaは長く使っているのもありますし、書きやすいですね。他には久々にC++を触ったのですが、すごく進化していていいなと思いました。
あと、最近はRustに興味があるので触ってみようと思っています。(趣味の時間との調整が難しいですが。)
自分のこと、チームのこと
Ⅰ: K3では入社時に『(これからも)勉強しますよね?』と尋ねられますし、エンジニアリングサービスが中心のエンジニアリング事業部では特に勉強が重視されています。それについてどう思っていますか?
A: 技術は常に進歩するので、本当にその通りですね。
では自分はというと、入社当初よりは調べ方自体のノウハウも溜まってきて、効率よく知識を吸収することができるようになったかな。だからこれからも勉強をやっていけると思っています。
Ⅰ: 好き・嫌いではなく、やれる・やれないという反応は新鮮です。
A: はい、やれる・やれないです。営業トークみたいなのを自分がするのは嫌ですけど、そういうことでなければ、あまり好き・嫌いはないですね。
Ⅰ: 自分の考えや、『べき論』がものさしの人は結構いらっしゃいますが。
A: 理由はもちろん大事なので、「○○すべき」と言っている人がいると素直に「なんで?」と聞いちゃいます。何か理由があると思うので。
Ⅰ: それは昔からですか?
A: 分からないことを調べるのは昔からですね。子どもの頃から知らない事になんでも首を突っ込むと言われていました。
Ⅰ: じゃあ周りとやりとりをする中でも色々突っ込んで質問されるんですね。
A: はい、周りのメンバーもちゃんとした根拠を持ってやっているので、話をするととても刺激になります。
Ⅰ: 「なぜ?」が気になる<甘いもの好きなおっさん>さんのキャラクターと回りの人たちとの組合せで、止まれなくなってどんどん進んでいるという感じですか?
A: そうですね、足りてないこともまだまだあるので、このまま止まらずに進みたいですね。
Ⅰ: <甘いもの好きなおっさん>さんのスタイルは、他のメンバーとも噛み合ってます?
A: 他のメンバーは寡黙な方が多いですけど、その分自分が色々しゃべって(間違っていたら)突っ込んでもらう感じです。自分にあった進め方だし、まわりの人もそれを受け入れてくれていると思ってます。
Ⅰ: チームの中での<甘いもの好きなおっさん>さんの立ち位置を教えてください。
A: サポートが多いかなと思います。自分がサポートできることは進んでやるようにしています。
Ⅰ: 今のチームはどんな運営スタイルでしょうか?
A: スクラムで進めています。目標に対してタスクが分配されたあとは自由にやって、それが終わったら残っているタスクをまた取ってきて、という感じです。
Ⅰ: 上手く回っていますか?
A: スケジュール管理などは大変なんでしょうけど、リーダーがうまく回してくれています。
Ⅰ: 将来的にリーダーはやれそうですか?
A: 学ぼうと思って見ていますが、難しそうではありますね。ただ、リーディングには興味があるので、今後も学んでいきたいとは思います。
Ⅰ: 具体的に真似をしたいリーダーの人はいますか?
A: はい、います。
Ⅰ: そういう人との意見交換の場とかはありますか?
A: 部内のリーダークラスのメンバーが毎月一回集まって部門運営について話し合うミーティングがあります。そこが色々な情報交換や意見交換の場になっています。
自分は一年ほど前から参加していて、その場を通じて色々話をしています。
Ⅰ: 何度か「趣味」というワードが出てきていますが、差支えなければ詳しく教えていただけますか。
(そろそろ深掘りさせてください。)
A: 料理とゲームですね。
Ⅰ: ゲームも料理も楽しいですよね。ゲーム好きなメンバーはK3にも(当然)多いです。また、プログラマーには料理好きの方が(意外に)多いとも聞きます。<甘いもの好きなおっさん>さんもそうだったんですね。
A: 親が料理好きだったこともあって中学・高校時代に始めて、一人暮らしを始めた時からはほぼ毎日何か作っていますね。
料理を作る過程が好きです。無心になってみじん切りをしている時が一番心穏やかですね。だから一人暮らしなのに大量の玉ねぎをみじん切りにしたりしていますね。
一時期お菓子作りにもはまっていて、自分で作ったお菓子を職場に持って行っていた時もありました。皆さん喜んでくれて、次を期待してくださっている方もいましたね。(笑)
最近だと、料理理論的なところまで説明している動画なども多くて、なぜこれを入れるのか、みたいなのが分かると面白いのでまた再熱しています。
自分の回りのK3メンバーでも料理している人は結構いるみたいです。パン作りとかも。ソフトウェアと同じモノづくりなので、繋がるものがあるのかもしれないですね。
Ⅰ: 料理好きが集えるスレッド立てても面白そうですね。
一緒に働きたいメンバーについて
Ⅰ: 最後になりますが、どんなメンバーと一緒に働きたいですか?
A: 色々なものに興味のある人、好奇心旺盛な人と働きたいですね。好奇心があれば、分からないことも調べて成長していくとおもうので。
Ⅰ: なるほど、貴重なお話ありがとうございまいた。