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1つ前のブログ記事( この会社って一体なんなのか? )でエンジニアファーストの会社だとうたいましたが、実際に弊社では多くのフリーランスの方々に在籍してもらっています。
KSRは全員がSlackに入っていますが、Slack上ではあんまり会社的な雰囲気を作らないように心がけています。どちらかというとclosedなコミュニティ的な雰囲気を作り出せるように意識している感じですね。
さて、タイトルの件ですが、これまで前社でのCTO経験も含め現在自分はKSRで3社目目のCTO(兼代表取締役)、副業でやっているCTOも含めると4社目のCTO経験です。その中で何度も面接をしてきました。
だいたい自分は100人応募が来たとしたらプロフィールの時点で半数の方はお見送りさせていただき、残り半数の方々と面接をappear.inでさせていただく感じです。最終的に100人応募があったとしたら、弊社のSlackにお招きするのは5名〜10名といったところでしょうか。
この経験を通じて、フリーランスのエンジニアの方々と面接してきて感じたことや意識するようになったことを書きますので皆さんの参考になれば幸いです。
本当にスキルがあるのか?
そのままです笑
エンジニアとのマッチングサービスが色々ある中で、エンジニアの方とマッチングしてカスタマーサポートの方と3者でお話しすることも多いのですが、やはりスキルは重要です。また、残念なことにカスタマーサポートの方はエンジニアではないので要望を伝えていても、此方の考えているスキル像とは微妙にずれていることが多いです。もちろんカスタマーサポートの方も非常に努力されているのですが、やはり限界を感じることがあったりしますね。。。
また、面接のときには良いと感じても実際にはダメだったことも過去にはありました。そういった経験も踏まえて、ひとまず最初は1ヶ月のみのお試し期間を作るようにしています。
向上心があるか否か?
フリーランスで稼ぐのはぶっちゃけ簡単だと思います。だって、世の中エンジニアを求めているのはIT企業だけじゃないですからね。なので、微妙なスキルだったとしてもお金払いの良いクライアントさえしっかり確保できればそこらへんの会社に属するエンジニアよりも稼げるでしょう。
ただ、これは本当に諸刃の剣だと感じています。楽して稼げることになるので向上心をしっかり持たないとエンジニアとしてのスキルがそこでストップすることになります。そうすると、今だとWebでいえばいつまでたってもjQueryしかできないエンジニア、AndroidでいうとJavaしかできないエンジニア、iOSでいうとObjective-Cしかできないエンジニアの誕生です。とくにObjective-CしかできないiOSエンジニアの方々と面接する機会がたくさんあったのは忘れられません。。。
フリーランスとしてやっていくのであれば、
- 日頃のキャッチアップを忘れないようにする
- 技術力のある会社としっかり関わりをもって仕事をできるようにする
といったアクションがおそらく必要でしょう。向上心のないエンジニアには仕事がなくなっていく未来しかありません。そうすると、そんなエンジニアができることはできる若いエンジニアに頼るということだけ。結局、エンジニアという職業は永遠に勉強をし続けないといけない辛い職業ってことですね。。。
報・連・相ができるか?スケジュール意識があるか?
弊社のフルリモートの弱点はすぐにコミュニケーションが取れないということです。なので報連相は非常に重要です。主語が抜けて間違った内容が伝わらないかなど常に意識する必要があります。個人的にエンジニアにはコミュニケーション力とかはぶっちゃけいらないです。けどチャットでのやりとりはしっかりできる人間じゃないと話にならないです。
そこで発生する問題によってスケジュールが遅れるなんてことはエンジニアとして失格です。レスが遅いのももちろんダメだし、リスクの共有ができないのも勿論ダメです。特にリスクの共有に関しては、エンジニアからすると実は気になっている箇所があるけど黙っておこうみたいな気持ちになりがちかなーと。
マネジメントする側からするとたまったもんじゃないですけどね笑
弊社の理念とマッチするか?
最近、wantedlyで募集をかけさせていただいて面接をして思ったのが、フルリモート・スーパーフレックスといった弊社の形態に興味があるのではなく、ただ単に楽な環境に甘えたいだけでは?という印象を少し受ける人がいるかなと感じました。
あくまでこのような形態をとっているのはKSRがそういったmissionをもっており、そのmissionを叶えるためにはこの形態をとるのが最善だと考えているからです。
なので環境に甘えるだろうなと人は面接をした際にお断りしますし、仮にコミットしていただくことになったとしても1ヶ月で契約を切らせていただく結末になるかなーという印象を受けています。
なので面接をする際には、上記のことに気をつけつつこの人は本当に会社の考えに沿う人であるかどうかを意識するようにしています。
最後に
ここまでつらつらと書いてきたわけですが、一番重要なのはやっぱり向上心でしょうか。今後フリーランスという働き方はスタンダードになってくると思うのですが、それと同時に仕事がないフリーランスというのも生まれはじめるでしょうね。
おそらく、25〜30歳の間にフリーランスになってユルイ環境に慣れてしまって35歳にして若くて優秀な人に押し出されて仕事がなくなる・・・みたいなことが出てくるかなーと。
自分も今27歳ですが、その恐怖心に囚われる毎日です。