皆さんは、働く場所を選ぶとき、何を一番大切にしますか?
フリーランスライター/広報として、自由気ままに働いていた私。「自分の好きな時間に働き、たくさんのプロジェクトに関われる」フリーランスという働き方は、まさに私にとっては天職だと思っていました。
そんな私が、まさかもう一度就職し、正社員として働くことになるなんて。
周りの友人も「なぜ、もう一度就職したの?」と私に投げかけます。その答えは「KOBIRAという会社が、面白そうだったから」という、直感でしかありません。
出会いはWantedlyの求人募集
普段から採用広報などもしている仕事柄、よく見る求人検索に、突如現れたのが、KOBIRAの求人でした。
鹿児島では114年の歴史をもつ老舗企業。なのに求人を良く見ると、なになに?生成AIを積極的に取り入れ、リモートワークもOK⋯⋯?周りのローカル企業の中でも圧倒的に先をいくその姿勢に惹かれ、何気なく詳細をみてみることに。
ふむふむ、KOBIRAは元々、何でも屋さん(当時でいう鍛冶屋)から始まり、今はガス会社として地域の方に寄り添いながらも、エネルギー事業や貿易事業にも力を入れており、何やら「まちづくり」という文脈でも活動をしているそう。
ただ、この「まちづくり」という言葉、個人的にはとっても苦手な言葉でした。私自身が鳥取という田舎生まれということもあり、これまでもまちづくりをうたう会社はたくさん見てきたけれど、本当の意味での「まちづくり」をしている会社は少ないと感じていたからです。
しかしながら、KOBIRAは元々鹿児島市にあった本社を、あえて日置市の湯之元に移転し、地域住民と共に「ハマポケ」という施設を立ち上げたほか、近いうちに人が集うための新たな施設も建設中とのこと。(本当の意味でのまちづくり、についてを語り出すとキリがないのでこれはまたどこかで)
気づいたら私は、採用担当の方にメッセージを送っていました。その後、Wantedly上でのやり取りを経てカジュアル面談へ。カジュアル面談では、いいことも課題も包み隠さず話してくれるそのスタンスに信頼を感じ、気づいたら「広報として、ここで働いてみたい」という強い気持ちに変わっていました。
最終面談で訪れたKOBIRA本社のある湯之元。
昔から薩摩の「奥座敷」として親しまれてきた歴史ある温泉街なのだそう。
歩けば温泉にあたる、ゆったりとした時間が流れる雰囲気が、なんだか愛おしく感じます。
入社1週間で、鹿児島へ移住を決めた
最愛の息子。Photo by 旦那📷入社にあたっての最初の予定は、大阪と鹿児島の2拠点生活でした。子どももいて、大阪という場所が大好きな私にとって、移住のハードルはますます高く、リモートワークをしながら月の半分を鹿児島で過ごすというなんとも面白い2拠点生活を前提に採用をいただきました。
⋯⋯ここまで文章にしていても、このスタンスを「いいよ」と言ってくれる会社さんは少ないと思うので、KOBIRAがいかに柔軟に、その人の「ウェルビーイング」を後押ししてくれているのかがわかりますよね。
入社してわずか1週間。私はなんとその2拠点生活の計画を白紙に戻し、4月から鹿児島への移住を決めていました。
決め手のひとつは、制度の手厚さです。フレックスタイム制度があるから、コアタイムさえ守れば自分のリズムで一日を組み立てられる。子育て中の私には、これがどれだけ心強いか。
さらに驚いたのが、新人の私でも看護休暇と特別休暇をとれることでした。子どもって前触れなく熱を出しますよね。そのたびに「また迷惑をかけてしまうのでは⋯⋯」と肩身の狭い思いをしてきたお母さんは、きっと私だけではないはずです。
でも、この制度の存在が教えてくれたのは、「会社が社員とその家族を、大切に思ってくれている」という事実でした。単なる制度の充実というより、制度を入れる目的や姿勢。そこにフォーカスを当てて考えられることが、「KOBIRAらしさ」のひとつだと思っています。
根っこにあるのは、「私らしく働いていいんだ」という安心感です。会社員になっても、お母さんになっても、「私は私でいられる」。その確信が持てたことは、何よりも大きかった。
キャリアを諦めたくない。でも、息子との時間も大切にしたい。
KOBIRAには、その両立を「大変なこと」ではなく「当たり前のこと」として受け入れてくれる雰囲気があります。
最愛の息子と毎日を過ごせること。そして、仕事も自分らしく楽しんでいる姿を息子に見せられること。今の私にとっては、それが一番の幸せです。この文化と制度が、移住という大きな決断の背中を後押ししてくれました。
「今日はどんなことがあったの?」 冒頭の「チェックイン」は、KOBIRAの一番好きな文化
広報という仕事は、あらゆるステークホルダーの間に立つ仕事です。経営と現場、社内と社外。その間で働くことが中心となるポジションゆえ、人との関係性がうまく築けない環境では、本来発揮できるはずのバリューが出せなくなってしまう。
フリーランス時代に、そんな経験が何度かありました。
だからこそ、「人を大事にしている会社で働きたい」という気持ちが、就職条件の一つにありました、(今思えば、フリーランスが天職と思っていたのは、この人と人との関係を深く築くことがなくても働けるというラクさにあったのかもしれません)
KOBIRAの流儀(会社のValueにあたる部分)の中には「チームで成果にたどり着く」があります。これは、コミュニケーションと協働の姿勢が成果に直結する、というもの。働く上で大事にしたい「土台」となる部分でもあります。
KOBIRAの流儀。全部で4つあります。
その流儀に付随して行われているのが、「チェックイン」の文化。これは、自分の今の気持ちや状態を相手に自己開示し、参加者同士で共有する時間のことです。
最初に驚いたのは、まだ入社前のカジュアル面談の段階から、チェックインが行われていたこと。
「今の気持ち、どう?」と素直に自分の心のうちを話すことで、心理的にも「ここにいていいんだ」という安心につながり、結果として会議でも自分らしく、積極的に発言をすることができます。
KOBIRAでは、どれだけ短い会議でも本題に入る前に必ずチェックインが行われています。
さらに、日々のSlackのスタンプや昼会での言葉遣い、Uniposでの感謝のメッセージからも、KOBIRAのミッション・ビジョン・バリューが単なる言葉ではなく日々の行動に深く根付いていることが伝わってきます。
「コミュニケーションを大切にする」という価値観が、単なるスローガンではなく、文化として根付いていること。この確固たる土台があるからこそ、広報としての真の価値を発揮できるのだと実感しています。
同期のなっちゃんからもらったUnipos。気軽にありがとうを伝えられる制度が整っていることも、それを文化として根付かせようとしていることも、KOBIRAが好きな理由です。
▶︎Uniposは、従業員同士が日頃の感謝や称賛のメッセージに「ポイント(ピアボーナス)」を添えて送り合う、オンライン型のプラットフォーム
ローカル×AIが爆進する現場
AIを活用する会社は、今や珍しくありません。ただ、KOBIRAの「AI活用」は、少し次元が違います。私の所属する経営企画部では、週に一度「部会」と呼ばれる会議が行われます。入社してすぐの部会で、私はちょっとした衝撃を受けました。
メンバーのほぼ全員が、AIを使い倒していたのです。
スライドのほとんどもAIがつくり、マニュアルの草案を即座に出す。課題が出たら、解決策の叩き台が数分でできあがる。「ローカルな会社だからスピードはゆっくりかな」という先入観をもっている人は、見事にここで打ち砕かれるはず(良い意味で)。
AIリテラシーの高い人たちと一緒に働くと、自分の興味関心も自然とそちらに向いていきます。朝会や夕会のちょっとした時間でもAIをレクチャーしてもらえたり、「こんなツールが出たからちょっと試してみたよ!」の会話が自然と飛び交う。そんな環境に身を置けていることも、KOBIRAに来てよかったと感じる理由の一つです。
まとめ:入社1週間を終えて
この1週間で、たくさんの出会いがありました。なかでも、同期で人事の西田さん(あだ名:なっちゃん)の存在は大きく、広報と人事という異なる役割でありながら、同じタイミングでKOBIRAに飛び込んだ仲間として、日々励まし合いながら仕事をしています。
入社当日の夜、ご飯を一緒に食べに行き、なんと私たちは生年月日が一緒なことが判明!
「いるだけで空気が良くなる」社長お墨付きのなっちゃんは、
その名の通り、一緒にいるだけで楽しい気持ちになる人です。
そして、入社してまだ1週間と少しですが、たくさんの個性的で愉快なメンバーの皆様に会えていることも、私の原動力となっています。
8月には兄弟会社である太陽ガスとの合併という大きな変化も控えており、いまある文化をどう守り、育てていくか、課題も少なくありません。それでも、変化を前向きに受け止めながら動ける人にとって、今のKOBIRAはとても面白い舞台だと感じています。115年の歴史という土台の上で、新しい挑戦を一緒に積み上げていく。そのスタートに、これからワクワクしています!