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人生で一番高い買い物を50分で即決した話 (人間らしく、自分の直感と夫婦の感性で決める方法)

左)山田    右)店員の武さん

みなさんの人生で一番高い買い物は 「何」 でしょうか?


車を購入された方は車かもしれません。

家を購入された方は家になると思います。


もう40才を目前に控えた私の場合、中古車を30万円くらい(三菱のレグナム)を24才の時

に購入して以来の買い物を昨日しました。


それは1枚の「板」です。


元来私は

ブランドものにも全く興味がありません。

服にも興味がありません。

(ただユニクロのオンラインショップばかりになりつつあったので、最近はアパレル企業に勤めている友人にコーディネートしてもらってますw)

料理も高級レストランにも興味がありません。


食事も家で妻が作る夕食で家族そろって、賑やかに食べることが何よりおいしいなと感じる今日このごろw

着実におっさんになってきましたねw



高いものといえば

友人の堀越くんから絵画を数点。

友人の並木くんから スーツで良いものを買ったくらいでしょうか。

(基本友人経由)


私は

持ち家もありません。(賃貸マンション)

車もありません。(24-25才時に一時的に所有)

お酒も飲みません。(家では妻とオールフリー。たまにみなで集まった時くらい)

タバコもすいません。(JT在職中のみ)

携帯も一番安い楽天モバイルです。

ゴルフもしません。(コースには一度も出たことがありません)

ギャンブルもしません。(大学時代にしてました)


ここまでしないこと書いているとつまらない男に見えてきましたw

基本質素です。




昨日3/14。

結婚記念日も近いので、何か買いたいなとココロにひっかかってました。


この日は天気もよく、午前に子供たちと新宿の中央公園でサッカーをしてました。

午後の昼前に、「家具でも見に行こうか?」

と話をしていました。


というのも

ニトリで5年前に買ったテーブルと椅子がだいぶいたんできていたので、

「買い換えなければね。危ないし。」

子供が机にのったり、寄りかかったりすると軋む。。

と妻が話していたので、近くにある家具屋(ショールーム)にいってとりあえず見ることに。



そこはコロナの影響もあるのか、行ったときはがらんとしておりました。

家具をみていても

今の家具より、もう少しグレードあげれば10年くらい使えるかな

くらいにお互いが考えておりました。



ショールームの 2階、3階、4階と数分あるいても

「高いな〜。皆似たりよたりに見えるし、もうネットでいいんじゃない?」

と私が言うと

「そうだね。」

と妻が寂しそうに言いました。


しかし5階もあるっぽいぞ。ということで最後に5階にあがってみました。

そこで その5階は私が以前(6〜7年前?)に妻とデートできたことのある店で

あることに気づきました。客は誰一人いない。そこは


一枚板専門の店


でした。





値段は安くないのですが、なんか博物館にきたみたいでメッチャ楽しい。


子供も楽しそう。(後にすぐあきるが)


1枚1枚色合いや形が全てちがっていて、とても暖かい気持ちになる。

色々な板をみていると、板にも色々な個性があり、とても面白い。


妻は明るめ(トチの木)がすきなようで、

私はどちらかという暗め(ウォルナット)もいいなと。


そんな感じで盛り上がっていると、


そこに店員の武さんという方がいて、私から声をこちらからかけてしまいましたw

全くゴリゴリと営業する感じもなく、第一印象から良い人だなと確信しました。


少し話しながら色々な板を見ていると、


「屋久杉」


という文字が飛び込んできました。

それは奥まったとこにひっそりとしまってありました。

「それちょっと見てもいいですか?」 と私。

その屋久杉の大きな一枚板を引き出した瞬間


魅入られてしまいました。



「オーラが違う」(抽象的w)



ただもうなんか、理由は説明できませんが


 これだな  

これ以外ないなと 


私の中で決まりました。


そこからもう他の木をみても ココロがオドラナイ 感がすごい(笑)


あとは妻がこの板を見てどう思ったか? 気になりました。


「もうよくない?屋久杉にしようぜ」と私。


「えっいいの?後悔しないかな」と妻が冷静さを装いつつも私をさとそうとしようとするも


なぜがメッチャ良い笑顔をしてました。


その妻の顔が印象的でした。)


言わずもがな妻も嬉しいんだろうなと。


宮崎駿さんの言葉に

〜人間は決定的なことって
言葉で考えたりはしないんです。

「どうして僕は、彼女が好きなんだろう」
って考えたりはしない。

そんなことは
分析したって無駄なんですよ。〜


ほんとうにココロ動かされた時ってそういうものだなと

私自身思ってます。

また別の機会でブログでも書こうと思いますがダイアローグを1年勉強させて

いただいていて、

理由や原因、分析をするくせをみなさん教育からつけてしまうのですが

それで説明できないこととか、無理に因果関係を結びつけてしまって

誤った解釈するクセのようなものがあって。


自分だったり、相手の本質を間違った方向に導いてしまうことってあるのではないかなと思ってます。




その後店員の武さんの優しい説明と私の心情( 内 )を記載します。


「2019年から屋久杉は伐採できないんです。」

(屋久島いったことないけど、それは貴重だなと。)


「屋久島の杉全てを屋久杉というわけではない。樹齢1000年以上を屋久杉というんです。」

(平安時代以前の木。すごいなぁ。パワーありそう)


「一枚板は出会いなんです。」

(決定的なワード。)


という流れでした。元営業の妻にも刺さりました。

そのトークを聞きながら、屋久杉にほれいる妻の横顔が

ショーウィンドー越しにトランペットに憧れる少年のような


きらきらとして顔になってましたw


妻もモノにココロオドルことはあまりない。

ブランドなどもに頓着ないのですが


屋久杉には夫婦の感性が揺さぶられました


結果その場で購入をきめ、サインをしました。


他の店に行くこともしない、ネットで調べたりもしませんでした。

比較、検討ではなく

自分たちの感性で決めました。


時間を見ると50分くらいしか経ってませんでしたが、

ものすごく心情的に動かされ、2〜3時間経っているような感覚でした。

50分は相対的に長く感じられました。

これは私にとっての吉兆なんです。感覚的に素晴らしいことなんです。


というのも

よく1年あっというまだったという人が多いように思います。

私にとってこの言葉は怖い言葉です。

なぜなら感動がある。知らないことが起こる。

と非常に時間が長く感じるものです。

子供の頃はみなさんもそうだったと思います。



僕は感覚的に時間が長く感じられた時間。その時の出来事を大切にしてます。

困難や感動があると私は時間を長く感じる性質なのです。


残念ながら昨年の1年間はコロナもあってか,自粛し、短く感じてしまった。

自分の中で早くすぎてほしいなと願ってしまった部分もあります。


しかし子供の頃の1年ってめちゃくちゃ長く感じていました。

そして起業をしてから今まで(特に起業当初の2-3年)は気が遠くなるほど長く感じてました。

困難もあれば感動もあったから かなと思います。


辛くてもなんでも長く感じられる。

その方が人生豊かではありませんか?



今年はまた前を向いて

変化の年にしようとしてます。

1年、1ヶ月、1日をかけがえのないように想い。過ごす。

やったことのないことにチャレンジする。

苦労もするかもしれませんが、その分感動もするでしょう。

どっちにしろ

何より時間を長く感じられるように生きる。

それだけで十分です。


家庭の時間も。仕事の時間も。仲間の時間も。


人生100年時代と言われます。

ただ時間は相対的なものだと思ってます。

だから50年で生涯を閉じたとしても

長く十分感じられて、満足している方もいると思います。

100年生きたけど、短かったという人もいるはずです。



夫婦出会って10年。結婚して9年という節目にあのような家具に出会えて

大変満足し、昨日はとても仲良く、料理どうしようか?照明どうしようか?

など久しぶりに家のことでワクワクしてます!


1枚の板


でココロ揺るがされ、家庭の対話もふえ、仕事をより頑張ろうと思えるようになりました。

今日、今も今夏出版予定の原稿に向かっていながらこの記事を書いてます。

(編集者にそんな暇があったら原稿書けと怒られそうですが、、、)



ものすごく「人間らしい」「自分らしい」「夫婦らしい」

良い買い物をしたな

そして良い時間を過ごした日でした。

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