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お祈りメールがお誘いDMに。人生の伏線回収でキッチハイクに入社するまで。


キッチハイクのメンバーインタビュー、第22回目は、10月からジョインしたカスタマーサクセスの宍戸野乃香(ししどののか)さんの、入社エントリです。

前職でのカスタマーサクセス経験、SNSでの料理の発信を続けてきた経歴を経て、入社した宍戸さん。その決め手はキッチハイクの「ふるさと食体験」で見た、地域の方が誇りを持って地元を伝える姿だったといいます。詳しくお話を聞いてみました。

決まった型は全くなし。CSとして駆け抜けた日々

ーー宍戸さんのバックグラウンドについて教えてください。

はじめまして!宍戸野乃香と申します。生まれは東京の西側、昭島で育ち、そこから現在は川崎にて一人暮らし。来年の3月には福岡に移住する予定です。学生時代は国際地域開発学科というところにいました。勢いでインドネシア語専攻、インドネシアサークルに入り、現地の施設でお互い言葉が通じないままパッションだけで子供たちと全力鬼ごっごをしたり、都市部から車で2時間くらい離れた村でホームステイしたりしていました。インドネシア人の先生には「この村で生活できるならインドネシアのどこに行ってもダイジョウブ!」と言われました。自慢は1人時間の充実度で、無人島に今突然連れて行かれてもしっかり満喫できる自信があります。

ご飯を食べることが本当に大好きで、小さい頃40度の高熱がでても食い意地は一切なくならず、大盛りのうどんを完食するほど生まれつきの食いしん坊です。もともと母が料理教室やパン教室に通っていて、薬膳の資格を持っていたりと、料理にも自然と興味を持つ環境で育ちました。コロナ禍でSNSで料理の発信をはじめてからというものの、さらに食にハマっており、ごはんを作るのも食べるのも好きです。

ーー前職ではどのようなことをされていたんですか?

旅行代理店を経て、医療系ベンチャーの一人目カスタマーサクセス(CS)として問い合わせ対応や内容の分析から、プロダクトの改善提案までを担っていました。その後、どうしても食や地域に関わりたくて、CS経験を生かせる食の業界に転職。食材が出荷された状態で正しくユーザーに届くための商品配送・トラブル対応といった現場管理から、生鮮食品の品質管理、在庫販売などを担当していました。

まだまだ決まった型がない中での仕事は大変でしたが本当にダイナミックな毎日でした。桃などのフルーツは特にデリケートで、配送に課題しかない状況だったんです。そこをひとつひとつ、梱包の仕方から自分達でパターンを数々検証して、あらゆる配送ルートのダメージを徹底チェック。朝から晩まで、山のようなテスト配送の桃を回収しながら街中を駆け回ったのはいい思い出です笑。

原点は、忘れられない悔しさだった

ーーキッチハイクにジョインしたきっかけを教えてください。

SNSで料理の発信をしていたことから、地域の食体験が味わえるキッチハイクの「ふるさと食体験」をレポートする料理インフルエンサーとして招待してもらったことがきっかけです。その体験が衝撃で。参加したときに1Kの部屋のはずが大きな食堂でみんなで楽しく食卓を囲んでいるかのような感覚になり、感動したのを今でも覚えています。自分の実現したい未来が具現化されてるサービスがここにあった!と感動したと同時に、この素晴らしい体験をもっと多くの人に知ってもらいたい、自分が広めて行く側になりたい!と思いました。

というのも、学生時代に地域創生のプロジェクトとして、津波被害がまだ色濃く残っている岩手の陸前高田市に滞在した経験が原体験としてあります。

その時、地元の漁師さんのご自宅に滞在していたのですが、用意してもらった朝ごはんが、私からすると信じられないぐらい豪華だったんですよね。まぐろの刺身や煮付け、あら汁など、フルコースみたいな料理がでてきてびっくりしました。わざわざこんなにご用意してくださったんですか?と尋ねましたが、これが普段のごはんだよ、量が多いだけだよ、と言われて二度驚きました。

ーーなんて豊かな朝ごはん!その土地ならではの食って、本当に地域の豊かさがつまっていますよね。

そうなんです。ただ、「ここは料理も美味しくて、都市部よりも空が広くて、さらには海もある。とても素晴らしい場所ですね」と意気揚々と話をしたところ、少し寂しそうな顔で「ここは何の魅力もない場所だよ」と仰っていたのがすごくグサっときたんです。

絶対にそんなことはない!こんな素敵な場所なのに魅力がないなんて思って欲しくない!ととてつもなくショックだったし、学生なりに活動や提案はしたものの、何もできない自分の無力さにとても悔しさを覚えました。その時の会話がずっと忘れられず、地元の人が自分の住む地域に誇りを持って欲しいと思うようになり、自分が地域創生に携わりたいと思ったきっかけとなりました。

地域の方が誇りを持って魅力を届ける。見たかった景色が、ここにあった。

ーーそんな想いを抱えながら出会ったのが、ふるさと食体験だったと。

ふるさと食体験に参加してみると、そこには地域の方々が自信と誇りをもって参加者に地域の魅力を伝えている姿がありました。地域の魅力を熱意とともに存分に味わう事ができて、イベントは大盛り上がり。参加者も大満足でした。

そんな光景を見て、これがまさに自分があの時実現したかった事だ!と感動して、ひとりで泣きそうになっていました(笑)。この感動や体験をもっと多くの人に知って欲しいし、絶対自分が広げていきたい!と強く思いました。この想いは、これからもずっと変わらないなと思っています。

お祈りメールがお誘いDMに変わった、人生の伏線回収。

ーーキッチハイクはもともと知っていたんですか?

実は、昔一度キッチハイクには応募しているんです(笑)。新卒の時に「食」「地域」というキーワードで会社を探してキッチハイクに出会ってはいたのですが、当時エンジニア職しか募集していなく(しかも割と即戦力の人材募集)、勢いで応募はしたものの、何のスキルも無かった私にはご縁がなくお祈りメールをいただきました。

それから数年後。今度はキッチハイク側から、形は違えど料理インフルエンサーとして声をかけてもらえました。はじめキッチハイクの名前を見た時は、昔フラれた好きな人に告白されたかのような感覚で、長年の片思いが実ったような嬉しさでした。思わず画面越しでガッツポーズしてしまいましたね(笑)。お祈りメールがお誘いDMになった!というのは今でも運命を感じています。そこからのご縁で、自分の情熱と、CSとして奮闘してきた経験を全力で伝えた結果、正式にジョインすることになりました。

CSとして、体験をお届けする最前線に立つ

ーー業務はどのようなことを担当する予定ですか?

これまでの経験を生かして、幅広くキッチハイクのCS領域を担当します。「どうすれば、より最高の体験を、より多くの方に届けられるか?」という問いに向き合い、ユーザーさんや事業者さんからの問い合わせ対応や、商品の受発注管理、イベントの運用などから、SNSを活用したイベントプロモーションまでも担当していく予定です。どれもこれまで培ってきた自分のスキルと、SNS発信をやってきた得意を全力で活かせそうなのでとてもワクワクしていますね。

自分なりにCSとして大切にしていることはたくさんありますが、常に意識しているのは、どんなにいいサービスも使ってくれる人がいないと意味がないということ。ユーザーさんを蔑ろにしているようなサービスは、成長できるはずがありません。CSは、「ユーザーに体験をお届けする最前線」。気持ちよくサービスを使ってもらう環境をつくっていきたいですね。

ーーチームの雰囲気はどうですか?

キッチハイクは、チームで向かっていく、という意識が本当に強いですね。先日CSで予約システム関連のちょっとしたトラブルがあったのですが、その話をエンジニアチームに話した瞬間、すぐさまアドバイスをもらえて連携が進み、解決することができました。これまでの経験上、CSはエンジニアとの距離が遠くなりがちで、リアルタイムの連携に苦労してきたのでとても驚きました。

キッチハイクの場合は何かトラブルが起きても、全員が自分ごととして捉えてくれる。チーム内で「越境」という精神が大事にされているのですが、「より良いプロダクト・事業をつくる」という思いを共有しているからこそ、皆が立場を超えてアクションする姿勢がいいなと思っています。

その人の人生が、様々な方向性につながる未来をつくりたい

ーーキッチハイクで挑戦したいことはありますか?

食や地域に関心がない人も、キッチハイクの事業を通して興味を持ってもらうことに挑戦していきたいです。キッチハイクのサービスなんだか面白そう!というところから始まり、地域の魅力に気づいたり、興味の幅が広まったりと、ひとつの体験の波紋が広がるように、その人の人生が様々な方向性につながっていく未来をつくりたいです。

そしてゆくゆくは事業を通じて生産者の人と一緒に地域課題の解決に取り組みたいですね。学生時代からの心残りとして、地域への具体的な貢献ができず、自分の中ではまだまだ当時やりたかったことがまだまだ未達成という感覚があります。いつかあの時の漁師のおじちゃんと一緒に「ここ、いいところでしょ?」と言うのが夢ですね。

宍戸野乃香/カスタマーサクセス2022年10月入社 日本大学生物資源科学部国際地域開発学科卒業後、旅行代理店を経て、株式会社メドレーのカスタマーサクセスを担当。その後食の業界を目指し、クックパッド株式会社にてクックパッドマートでの現場管理・品質管理・在庫販売を担う。「ふるさと食体験」への参加をきっかけに、「地域の魅力がより多くの人に伝わり、それにより地域の人が自分達のもつ文化や住む場所の魅力を再認識し誇りを持っている」未来を実現するため、キッチハイクにジョイン。<趣味>筋トレ、食事記録、栄養関連の勉強、読書、散歩、写真、料理のSNS<好きな食べ物>さつまいも、サーモン、きのこ、ほっけ、まぐろ、いちじく、桃、野菜、キャラメル、韓国料理<暮らしの変遷>東京都昭島市で生まれ→東横線沿いで一人暮らし→来年3月に福岡に家族で移住予定。

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