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コンテスト出場者にアナウンサーやモデルを輩出した『MODECON』ブランドをはじめ、ライブ配信を通じたオンラインコンテストを年間50回以上(2023年実績69回)開催しているKIRINZ。ダイバーシティの概念において様々に生きる人々に向け、“夢への道筋” や“新しい自分らしさ” を発見、発掘する場を提供しています。
今回は、ライバー事業部をリードするマネージャーとして活躍中の小宅に、これまでのキャリアやマネージャーとしての人材育成、今後の目標などを伺いました。
小宅 瑳也香 / ライブ配信事業本部 マネージャー
都内の大学でビジネスを広く学び、大学卒業後はアパレル企業に就職。入社後は店舗スタッフ、チーフを経て店長に。新宿の商業施設に入る店舗にて、個人・店舗ともに全店No.1の売上実績を残した。店長業務のほかにも、企画や広報、自社ECサイトでのモデルなど広く活躍した。2021年11月に入社したKIRINZでは、前職で感じたやりたいやミッションへの共感からジョイン。現在は、ライブ配信イベント事業部のマネージャーとして活躍中。
あえて自身の弱点に挑み続け、手にした“No.1”
ーー小宅さんは、大学卒業後にアパレルに進まれたんですね。
はい。ファッションが好きという大前提はありますが、最も大きな理由は自分への挑戦でした。私は栃木県内の小さな町で高校まで育ち、仲の良い友人は幼稚園から高校まで同じような顔触れでした。どこに行っても仲良しがいる安心感を覚えつつ、そのせいか人見知りの気が強くて。初対面の方と話すことに苦手意識がありました。
それならば、最もかけ離れているような仕事を通じて自分が苦手に感じている部分と向き合おうと、アパレルスタッフへの就職を選びました。人に何かをすすめることは得意ではないものの、誰かの話を聞くことはとても好きでしたので。
ーー成長意欲の高さを感じますね。入社後はいかがでしたか?
誰かと常に話す環境に強制的に自分を置かないと、仲の良い人だけの関係性で満足してしまう性格だと自覚していました。多くの人とコミュニケーションをとりながら多くのことを吸収したいと思う中で、配属された店舗は“日本で最も人通りが多いストリート”と言われているルミネエスト新宿内の店舗です。
お客様とお話ししながら「デートの服を選びに来ました」「ライブに合う服を探しています」などの来店目的を知り、ニーズを掘り下げて考えながら最適なアイテムを提案する機会が数多くありました。コミュニケーションを分解し、解像度を高めながら接するスキルを得られる、そんな恵まれた環境でしたね。
一人ひとりのモチベーションを高めるアプローチを常に意識
ーーなぜ、転職を考えたのですか?
コミュニケーションの本質にたどり着いたような感覚を覚えて、その時点で人生の目的をひとつ叶えたような気持ちになりました。また、年間売上も個人と店舗双方で全国1位になる貴重な経験も積めて、あとは育ってきた後輩に託そうと思えたこともきっかけですね。まさに「やりきった」感覚でした。
ーーKIRINZに応募したきっかけは?
漠然と、アパレルとは違う分野でチャレンジしたい思いはありました。KIRINZへの応募は正直インスピレーションと言いますか、その時点では「少し気になったから応募してみよう」というくらいの気持ちでしたね。代表との面談で「オンラインのコンテストは地域格差がなく、夢を持つ人が日本全国から挑戦できる」と話を聞き、目的を叶えたい人をサポートする部分が前職で感じていたやりがいと共通する部分があり、魅力を感じて転職を決めました。
ーー小宅さんの仕事内容を教えてください。
オンラインコンテスト全体の進行管理を担当しています。コンテストは5ヶ月スパンで実施され、最初の2ヶ月間で参加者を募集し、3ヶ月間でいくつかのステージを経て審査が進みグランプリが決まります。各ステージにおける特典などの施策管理や、参加者をサポートするライバーマネージャーの管理が私の主な役割です。
ーー前職の経験は活かせていますか?
店長を務めていた際には「スタッフが気持ちよく仕事に取り組める環境を整え、かつ成長スピードを早めながら結果を出せるように育てる」ことを心がけていました。その点は活かせていると思いますね。
人によって強みや弱み、モチベーションとなるポイントは異なります。やる気が出る言い方で力強く後押しするのか、ロジカルに筋道を立てて納得感を高めていくのか、あえて誰かと比較して競争心から行動を促すのか、相手の特徴を把握してアプローチしています。
ーーコンテストに参加される方と直接接する機会はありますか?
事業部のマネージャーとして、コンテストの前にまずオンライン通話を通してご挨拶する機会があります。お会いする際にはできるだけ早くどういう方か理解して、ライバーの夢や目標に寄り添った提案を心がけています。「この人たちについていけば、私の夢に近づけるかもしれない」とモチベーションを高めていただくことが重要です。
ーーコンテストが始まった後は、ライバーやライバーマネージャーにどんなアドバイスを送っていますか。
コンテストが進む過程で壁にぶつかったライバーは、どうしてもネガティブな思いが出てきます。その際にどうサポートするかは非常に大切です。ライバーマネージャーには「こう話してみたらどう?」と自分の経験をまず伝えながら、対応を一緒に考えています。
ささやかなアドバイスでも、ライバーの夢の実現やライバーマネージャーの自信に繋がります。実際に、コンテストから離脱しようと考えていたライバーがサポートをきっかけにモチベーションを再び高め、最終的にグランプリに輝いたこともありました。
強みを活かすマネジメントを重視し、チームで結果を追求
ーー小宅さんが感じるKIRINZの魅力は?
これまでの経験や年齢は関係なく、一人ひとりの意欲を尊重してくれる環境です。多様な業種や分野出身の方々が未経験で入社して、高い意欲をもって活躍されている方が多いですね。
例えば、前職で携帯ショップの販売スタッフだった方は、コミュニケーションスキルを存分に活かしていますし、携帯電話の知識を活かしてオンラインコンテストの配信の際に助けられる場面がしばしばあります。ほかにも、定職に就かずにバンドで夢を追っていたスタッフは、夢や目標を追うライバーの心情を理解しながら、今度は自分が応援し支える側として意欲的にサポートしています。
ーー未経験のスタッフが活躍できるように、どんなサポートを心がけていますか?
スタッフが入社した際には、私と教育担当となるメンターと3人でランチに出かけています。ランチではほとんど仕事の話をしません。プライベートの話などを通じて、スタッフがどんな方なのかを理解するとともに、何か相談したい際に話しやすい関係性を築けるように心がけています。その点、信頼関係の構築は最も重視している部分です。
そのほか、極力スタッフの適性に合ったポジションで仕事をお任せするようにしています。モチベーションを高めながら自信をつけることで、苦手な部分にも前向きに取り組めるようになります。段階を踏んで成長できるように促していますね。
ーースタッフに共通して求めていることを教えてください。
まずは、とことん参加者の方に寄り添って、夢を叶えるためにどうしたらいいか一緒に考えてあげてほしいと伝えています。KIRINZが掲げるミッション『人類の可能性を引き出す』を実現するには、業界で確固たる地位を築くことが必要です。当社の存在感が増すことで、コンテストに参加されるライバーの夢や目標がより叶いやすくなります。
とはいえ仕事には、どんな形であれ目標が設定されるものです。私の場合は、前職で売上目標の達成を意識し続けることで、個人での売上1位という結果がついてきました。その結果、店舗の仲間たちも一緒についてきてくれて、店舗としても売上1位を達成できました。その理由は、ゴールへのイメージをスタッフと共有し、行動計画と目標を立ててチームで結果を追求できたから。KIRINZでもスタッフと一緒にチャレンジしていきます。
自社コンテストの存在感を高め、ミッションの実現へ
ーー事業部のマネージャーとして、今後の思い描くビジョンを教えてください。
コンテストのブランドを高め、参加者を増やしたいと思っています。例えば、お笑いで『M-1グランプリ』の決勝に進出したとなれば、テレビ番組をはじめさまざまな媒体に露出できるチャンスが数多く訪れますよね。KIRINZ主催の『MODECON』は、10年以上続くコンテストです。まずは『MODECON』のブランドを高め、多くのライバーの人生を良い方向に導ける存在になりたいと願っています。
ーー小宅さん自身は、今後どんな風に活躍したいと考えていますか。
私は仕事を通じて、関わる方々に良い影響を与えられたときに嬉しい気持ちを覚えます。前職ではアパレルを通じてお客さまに充実した生活を届けてきましたし、今ではライバーやライバーマネージャーたちの可能性を引き出せるよう、まずは自分が頑張る姿を見せながらサポートしたいと考えています。
ーー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
KIRINZのスタッフ、そしてライバーは多様性に溢れています。何か成し遂げたいと夢や目標をもつ方はもちろんですが、逆に「今は本当にやりたいことがなくて困っています」という方も歓迎です。目標達成に向けて一緒に頑張れる人が特に活躍できる環境ですので、チームで突き進んでいく面白さや充実感をともに味わいましょう。