きのもと商会のインターンに応募してくれた一つの理由として「ビジョン・ミッション・バリューがいいと思って!」と言ってくれたインターン生のあいみさん。
2023年3月のリニューアル時に内容の発表はしていましたが、今回改めてVMVに込めた思いをまとめた記事を書いてもらいました〜!
大学生インターンのあいみです。空間デザインに興味があって、2月からきのもと商会でお世話になっています。
この会社に来て1ヶ月と少し、きのもと商会のVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)について記事を書くという任務をいただきました。
今回は、実際にVMV策定のためのミーティングの議事録を見せてもらったり、代表の村山さんやコーポレートの瀬戸さんに直接お話を聞いたりしながら、きのもと商会のVMVについての解説をわたしなりにまとめました!
きのもと商会のVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)
今のきのもと商会のビジョン・ミッション・バリューが策定されたのは2023年3月のことです。
このリニューアルプロジェクトは代表村山さんの元同僚の方のサポートを得ながら、組織としての価値観を改めて見つめ直すための取り組みとして進められました。
リニューアルの背景はこちらの記事でご覧いただけます。
【ビジョン】
ワクワク働いている“個人”を増やす
【ミッション】
「やってみよう」が自然と生まれる“場”をつくり続ける
【バリュー(ラッキーセブン)】
1.誇れる仕事をしよう
2.事実に向き合おう
3.正しい勇気を持とう
4.おもしろくなるタネを見つけよう
5.同じ1なら、いい1がいい
6.自分を信じよう
7.チームがいることを忘れない
かっこいいだけではなくて、ほっこりしたあたたかみがあっていい。
わたしはこのVMVをHPで見て、きのもと商会でインターンしてみたいなあって思いました。
それではひとつずつ見ていきましょう!
ビジョン:ワクワク働いている”個人”を増やす
働くことにワクワクできれば、人生はもっと豊かになる。
そのためには、個人がワクワク働ける「会社」があった方がいい。
きのもと商会は組織にいる社員の一人ひとりが自然にビジョンを実現できる環境をつくることを目指しています。
会社の成長は社員が生き生きと働ける環境づくりによって実現します。「働くことは楽しい」と気づき、自ら楽しもうとする人を増やす。
きのもと商会は、クライアント企業の組織づくりにも貢献しながら、働くことがもっと楽しくなる社会を目指しています。
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きのもと商会のオフィスにいると確かにワクワクするんです。
このビジョンはクライアントをワクワクさせることに限らず、きのもと商会のメンバーもワクワクさせることも意味しています。
わたしも楽しく働く人生にするぞ〜!
ミッション:「やってみよう」が自然と生まれる“場”をつくり続ける
一人の「やってみよう」が、大きな変化に繋がる。一人ひとりが力を発揮できることが、みんなにとっても会社にとってもいいことにつながる。
きのもと商会のミッションは、そうした前向きな一歩が自然と生まれる“場”を、社内外に広げるために、つくり続けることです。
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わたし自身、空間デザインを専門的に学んでいるわけではありませんが、「興味があります!」と伝えたところ、ショールームや家具の工場を見学させていただいたり、実際の現場を訪ねる機会をいただきました。
また、「きのもと商会についての記事を書いてみないか」と声をかけていただいたことも印象的でした。「間違えても、失敗しても大丈夫だから、まずはやってみたらいいよ」と言っていただけたことが、とても心に残っています。
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経験やスキルの有無にかかわらず、「やってみたい」という気持ちを受け止めて、形にできるよう後押ししてくれる。きのもと商会にはそんな姿勢があると感じました。
この“やってみよう”が生まれやすい空気は、社内に限らず、クライアントやパートナー企業との関係でも大切にされています。
新しい動き方や空間の在り方を一緒に考え、試してみる。そんな挑戦を支える“場”をつくり続けることが、きのもと商会のミッションです。
バリュー(ラッキーセブン)
きのもと商会では、仕事への7つの価値観を「ラッキーセブン」と呼び、大切にしています。
「これらを大切にしていたら、ふと振り返ったときにハッピーだったなと思えるんじゃないか」、代表のそんな思いから生まれたのが、この7つの価値観です。
それは短期的な成果や効率だけを追いかけ、なんとなく「ハッピーそう」に見えることを目指しているわけではありません。目指すのはあとから振り返ったときに「あの時間、案外悪くなかったな」「ちゃんとハッピーだったかも」と思える状態をつくること。
そしてそれは、きのもと商会のメンバーだけの話ではなく、関わるクライアントやパートナーなど、いろんな人の人生が少しでも良い方向に向かうように、という願いも込められています。
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大学を卒業してからどのような仕事に就けば、どのような働き方をすれば自分にとっての幸せにつながるんだろう、と考える時間が増えてきました。そんなとき、ただただラクな仕事だとなんだか味気ない。一般的に日本人の労働時間は人生の約10分の1と言われます。それだけの時間を費やす仕事なのにそこにワクワクがないのはツラい……。
きのもと商会の「ラッキーセブン」は仕事への誇りやチャレンジ、チームワークを重視しつつ、社会や人にいい影響を与えたい人にとってマッチする価値観だと思います。
1.誇れる仕事をしよう
家族や友人に自信を持って話せる仕事をし続けよう。
「すごい結果」は「普通の仕事」をやりきることでできる。自分のためだけではなく人のために仕事をする。人に自信を持って話せる仕事をする。
そういう仕事が「いい仕事」かどうかのひとつの基準です。
わたしは以前から漠然と「かっこいい仕事がしたい」と思っていましたが、何をもって「かっこいい」と感じるのかは、正直よく分からないままでした。 でもこのバリューのもとにある考え方を知ったとき、「自信を持って人に話せる仕事」こそが、わたしにとってもかっこいい仕事かもしれない、と思うことができました。
2.事実に向き合おう
先入観を捨て、目の前にある情報を扱おう。
勝手な期待や勝手な悲観が判断を鈍らせることも。情報を私情を含めて解釈せず、事実に向き合って考えることがいい判断と行動につながります。
昨年、家が遠いのにインターンやバイト、サークルの予定を詰め込みすぎて余裕をなくし、大学の単位を落としてしまいました。
周囲からは「大丈夫?」「少し絞ったほうがいいんじゃない?」と心配されていたのに、「大丈夫、全部こなす!」と自分の気持ちだけで都合よく判断していました。
このバリューを受けて、当時は自分を信じるというより思い込みに頼っていたと気づかされました。気持ちだけじゃなく、状況や自分のキャパシティなどの「事実」を冷静に見ることも大切。
思い込みを手放して、きちんと事実に基づいた判断ができるようになりたいです……。
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3.正しい勇気を持とう
正しい情報を集め、考え抜き、論理的に仮説を立てたうえで動くからこそ、おそれず自信を持って行動することができます。
わたしにとって就活は、いずれ挑むことになる大きなチャレンジです。
だからこそ、何も分からずに挑むのではなく、「社会人とは?」「自分はどんな働き方が合いそうか」を知るために、1年生のうちからインターンに参加して情報を集めてきました。
いざというときに、自信を持って一歩踏み出せるように、わたしも今のうちから少しずつ”正しい勇気”を身につけていきたいです!
4.おもしろくなるタネを見つけよう
小さな違和感を発見し、ハッピーになるきっかけにしよう。
そのためには、主体的に問い続ける姿勢が大切。違和感を見逃さず、考えることをやめず「なんかおもしろくなりそう」と前向きに捉える力が、新しい価値を生み出すきっかけになるはずです。
仕事をしていて「なんかこのツール使いづらいな……」「もっと便利になるのでは?」と感じたこと、誰にでもありますよね。
でも、その違和感を「まあ、こういうものか」と流さず、もっといいものを作ろうとした人がいたからこそ、わたしが仕事で毎日使っているMacやNotionのような便利なプロダクトも生まれたのだと思います。
そうした小さな気づきを拾い上げ、よりよいものを目指す姿勢を、仕事の中で意識するというのは大切なことだと思います。
5.同じ1なら、いい1がいい
一つひとつの行動にこだわり、よりよいを追求し続けよう。
たとえばメールや提案ひとつでも、丁寧さや工夫を少し加えるだけで、相手に与える印象や成果が大きく変わることがあります。
一つひとつの選択に理由を持ち、納得できる“いい1”を積み重ねていくことでよりよい仕事になります。
例えばレポートを提出するとき、フォントや行間を少し整えるだけで、読みやすくなって先生の反応がよかったりする。友達に授業のノートを送るときでも、ただ写真を送るんじゃなくて「ここ大事っぽいよね」って一言添えるだけで、すごく感謝されたりする。
最初から完璧にこなすのは難しいけど、上手な人の真似をして徐々に“いい1”を積み重ねられるようになりたいです。
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6.自分を信じよう
やりきり、考え抜き、そして最後は自分で決めよう。
どんな仕事も考えて動いてやりきることが大切です。その積み重ねが、自分を信じる力になります。
大学生になって親元を離れてから、自分で決断をしなければならない場面が一気に増えました。
住居選びやサークル活動、日々の何気ない判断でさえ、「これが正解かはわからないけど、自分で考えて決めなければいけない」ことの連続です。
たしかに、偏った見方をしてないかの確認のために周りの意見を参考にすることは大切です。けれど、「言われたとおりに」ではなく自分自身で決断をしたからこそ(事実に向き合えていなかったと後で反省することになっても……。)納得できるし、次に活かせる学びにもなったと感じています。
「事実に向き合おう」も忘れずに自分で考え、決める経験を重ねて、自信につなげていきたいです。
7.チームがいることを忘れない
前に進んでいくために積極的にチームを頼ろう。
「一人でできないこと」は、「チームとならできる」に変えよう。
何かに迷ったとき、不安になったとき、ちょっと詰まったとき。誰かに助けてもらったり、誰かを助けたり。そうやって、チームで前に進んでいくのが、きのもと商会のスタイルです。
これまで「チームを頼る」という意識はあまりなかったけれど、学校の課題でわからないところを友達に聞いたり、逆に教えたりするのは、よくあることでした。
そう考えると、仕事における「チーム」も、そんなふうにお互いを頼り合いながら進んでいくことなのかもしれません。
一人で抱え込まずに、助け合うことを、仕事の中でも自然にできるようになりたいです。
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(オフィスの近くにある、素敵な空間のお店にランチに連れて行っていただきました!)
きのもと商会のVMVには、「会社のため」だけじゃなくて、「関わる人みんなにとって、ちょっといい未来がつくりたい」という優しさと野心が同居している気がします。
そして、これらを実践するのは、実際に働く一人ひとりのメンバー。次回の記事で紹介するきのもと商会の各事業部では、それぞれの専門性を活かしながら、このVMVを体現し、日々挑戦を続けています。
今回はきのもと商会の理念であるVMVの一つひとつに向き合うことで、ありがたいことにいい内省の機会にもなりました。
この解説できのもと商会のVMVが読者の皆さんにしっかり伝わっていたら嬉しいです。