きのもと商会では、2025年度から新卒採用をスタートしました!
記念すべき1期生である25卒のメンバーも、気づけば入社から半年が経とうとしています。
きのもと商会で働いてみたことで見えてきたこと、感じた成長、そして時には苦労したことなど。25卒のお2人に、リアルな声を聞いてみました。
「きのもと商会の働き方に興味がある」という方はもちろん、就活中でキャリアを考えている方にもぜひ読んでいただきたいです。
目次
きのもと商会との出会い
あっという間、でも充実したきのもと商会での半年
新卒であっても責任ある仕事ができる環境
「わからない」壁を乗り越えてきた方法
就活中の学生にメッセージ
25卒メンバー
(左)植野さん
(右)石川さん
きのもと商会との出会い
ー自己紹介をお願いします!
石川:
石川です。建築未経験の状態で、きのもと商会に入社しました。
もともと映像制作に興味があったので最初はその方向で就活をしていたのですが、なかなか新卒募集をしているところが少なくて。
別の方向も視野に入れていくために「自分は何がやりたいんだろう?」と改めて考え直した時に、昔からインテリアや内装を見るのが好きだったことに気づいたんです。
そこで未経験でも挑戦できる会社を探していたときに、きのもと商会と出会いました。
植野:
植野です。私も建築については全くの未経験で、CADはもちろん、イラストレーターもフォトショップも触ったことがありませんでした。
大学では経営学を広く浅く学んでいたんですが、起業するというよりかは自分が興味を持てることに関わりたいという思いがずっとあって。普段から町を歩きながらお店や建物を眺めるのが好きだったり、家具が好きだったり、そういう自分の「好き」を活かせる場所を探す中で、建築未経験でもそういった分野に挑戦できるということで、きのもと商会を見つけました。
ーお二人は一緒に仕事をすることも多いですか?
植野:
実はそんなに多くないんですよね。一緒に動いていたのは入社直後の研修期間くらいですかね?
石川:
そうですね。研修が終わってからは、それぞれ別の先輩社員について実務に入って、その後は各自が独立して案件を担当することが増えていきました。今はお互いに「こんな案件やってるんだな」となんとなく把握しながら、ときどき情報交換をする、という関係性ですね。
あっという間、でも充実したきのもと商会での半年
ー入社してから半年を振り返ってみてどうですか?
植野:
あっという間だったような気もするし、振り返ってみると意外と長かったなと思う瞬間もあります。新しい経験ばかりだったから、その分濃い時間を過ごした感覚があるのかもしれません。入社前から「裁量がある環境」ということはもちろんわかってはいましたが、想像以上でしたね。半年で2、3個のプロジェクトに関わるくらいかなと思っていたら、気づけば10個以上のプロジェクトに携わらせていただいていて、自分でも驚きます。
石川:
わかります。振り返ってみると「あの案件、もうこんなに前だったんだ!」って驚くこともありますよね。密度が濃いというか。
ー社内の雰囲気はどうですか?
石川:
皆さんすごく仲がいいですね。プランニング事業部ではひとり1人がプロジェクトオーナーになる、という制度があるので、全員で同じプロジェクトを担当する、という場面は少ないですが、別のプロジェクトであっても直面している課題や苦労が似ていることが多くて。その気持ちを分かち合うことで、自然と一体感が生まれているような感じがします。半年経って、自分も少しずつ皆さんの気持ちがわかるようになってきた部分もあって、それも嬉しいですね。
あとは、自分はプロパティテック事業部との案件にも関わらせていただいたことがあったんですが、相談しやすさなどの雰囲気はもちろん、広い意味でのプロジェクトの考え方も似ているなということを少し感じて、事業部が違えど本質は変わらないんだなということは感じました。
植野:
確かに、プランニング事業部の先輩から仕事について学べるのはもちろんですが、他の事業部の仕事も身近に感じられるのは面白いです。個人的には特にデジタル・ディレクション事業部の事例はいつもかっこよくて、「これ、どうやって作ってるんだろう?」と思いながら見ています。
新卒であっても責任ある仕事ができる環境
ー印象に残っている案件、エピソードはありますか?
植野:
今年5月から始まった、大阪でのオフィス移転プロジェクトですね。工事は先輩が担当されていて、私は家具周りを担当していました。ちょうどお盆の時期に家具搬入と引越しが重なってしまい、1人で大阪に行って対応することになったんです。それだけでも私にとっては大きな経験でしたが、現地ではちょっとしたトラブルもあって、サーバーラックを1人で組み立てるという想定外の経験もしました(笑)
ー5月ということはこれが初めての案件でしたか?
植野:
いえ、初めて1人で担当した案件は4月でした!(笑)
石川さんもそのくらいでしたよね?
石川:
そうですね、自分も初担当は4月でした。やっぱりその案件は印象に残っています。内容としてはレイアウト変更のご依頼だったので、デザインの提案から引き渡しまでという流れ自体はシンプルなものだったんです。ただ、提案から承認を得るまでに、こんなにもいろんな段階があるんだということを初めて実感して。学ぶことばかりでしたね。
例えば工事やデザインといったことだけを考えるのではなくて、先方の予算感やスケジュールといった視点も同時に持つことが必要になるんだなと。当たり前ではあるかもしれませんが、学生時代に関わっていたプロジェクトとは全く違う世界でした。
「わからない」壁を乗り越えてきた方法
ー入社してから半年、成長できたと思えることは?
植野:
まだまだ先輩方にアドバイスをいただきながら進めている部分はありますが、1人でもプロジェクトを動かせるようになってきたことは成長だなと思っています。
最初は本当に何もかもわからない状態でした。オフィスを作るにあたって防災設備が必要なこと、それをどこにどうやって設置すればいいのか、といった基本的なことも知らなくて。必要な項目の確認をされても、その項目自体が何を指しているのかわからない、みたいなことが毎日のように起きていた気がします。
しかも、進め方についてマニュアルがあるわけじゃないから自分で考えないといけない。でも知識がないから、その考え方すらわからない、という状態で……。
だからこそ、ただ「わからないです」「教えてください」ということをただ聞くのではなくて、先輩に「一緒に来てください」とお願いして同行してもらって、そこで自分の目で見て動き方を学ぶということはすごく大切にしていました。そうすることで最初はわからなかったことも、少しずつ理解を深めることができて、1人でもプロジェクトを進められることが増えていったと思います。
石川:
自分も植野さんと近いですね。知識面ですぐに先輩方に追いつくことはできないですが、わからないなりに目の前の課題に立ち向かって、プロジェクトをきちんと収めることができるようになったことが一番の成長だと思います。
具体的には、「わからない」の解像度や、報連相の精度を自分の中であげていくことを意識していたかもしれません。
そうしていくことで、だんだん「全部がわからない、どうしたらいいだろう」という状態から、「ここがわからないから、こういうことを相談したい」というように、自分から整理して進めていけるようになりました。
あと、お客様の前には「新卒」ではなく「プロジェクトオーナー」として出るので、その分、社会人としての振る舞いやコミュニケーションスキルは、早く鍛えられたんじゃないかなと思っています。
就活中の学生にメッセージ
石川:
きのもと商会で働く醍醐味のひとつは、やはり自分が主体となってプロジェクトを進めていけるチャンスが大きいということだと思っています。プランニング事業部であれば、新卒であっても1年目からプロジェクトオーナーになれるチャンスがありますし、他の事業部も名前は違えど、ひとり1人が主体となって働く場面が多い印象ですね。
この面白さは、正直なところ、実際に入ってやってみないと伝わらない部分でもあると思うんです。やっている時は大変だし、プレッシャーもあるし、期限もある。でも、ひとつちゃんとプロジェクトを収められたときのやりがいや、自信につながる感覚は、何にも代えがたいものがあります。まず入ってみたら、きっとわかると思います。
植野:
何がやりたいかわからなかったら、一旦来てみたらいいんじゃないかなと思います。「つくる」ことに興味がある人であれば、プランニング事業部であっても、その他の事業部であっても当てはまるはずなので。
石川さんが言っていた「やってみてわかる面白さ」は、確かにあるなと思います。私は、工事が始まった瞬間や、何もなかった空間に壁が立つのをみる時に面白さを感じるんです。工事が始まるまでの1〜2ヶ月はひたすら図面と向き合うんですけど、いざ作られているところを見ると、手触りがある感覚になって。すごくやりがいを感じますね。
あとは、プランニング事業部マネージャーの弦太さんもおっしゃっていたんですが、この規模の会社だからこそ、「こうでなければいけない」という縛りが少なく、自由度高く仕事ができるというのも面白いところだと思います!