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推しの一冊!技術書ビブリオバトル

こんにちは、ぬまっちです。

誰だ?って思われた方がほとんどだと思います。
4月からエンジニアとしてJX通信社に入社したばかりなので正確には初めまして、でした。

では、改めて自己紹介を。
仙台出身のAndroidエンジニア / 開沼 達也と申します。NewsDigest開発担当として4月からジョインしました。以後よろしくお願いします。

転職前からAndroidエンジニアでしたが、4年ほど前に新聞記者のインターンを経験した事があったので、もともと報道に対しては想いがありました。報道とテクノロジーの交差点であるJX通信社の門戸を叩くのは自然な事だったのかもしれません。

今日は入社後初のエンジニアブログとして、先日社内で企画したビブリオバトルについて語りたいと思います。

ビブリオバトル、開催

ビブリオバトルって知ってますか?
平たく言うと自分の好きな本をプレゼンしあって、一番読みたくなるプレゼンした人が一等賞になるやつです。
5月末、弊社では有志エンジニアが技術書を紹介し合ってビブリオバトルを開催したので紹介させてください。

開催、ルール決めには下記サイトを参考にさせていただきました。

知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
ビブリオバトルとは、みんなで集まって5分で本を紹介。そして,読みたくなった本(=チャンプ本)を投票して決定する、スポーツのような書評会です。紹介の様子を録画してネットに投稿すれば更に広がりがあります。
http://www.bibliobattle.jp/

開催の機運

弊社では月に1度エンジニアが勉強会を主催する文化があります。
幹事は持ち回りでやっており、5月は自分に担当が回ってきました。

勉強会のテーマは基本的に自由で、LT会の時もあればもくもく会が開催される事もあります。
入社後初の勉強会幹事...ここは一発独創的なやつを企画したくなりますよね。

エンジニアはみんなバイブルを持っている

さすがにみんなは言い過ぎました。
ですが、技術者って最初は本で勉強する人が多いはず。
大体の情報はネットで探しますが、まだまだ書籍だって現役です。

で、読んでるうちに「これは、すげぇ!」って感銘を受ける瞬間があるんですよね。
そんな技術書がエンジニアにとってのバイブルになっていくんだと思います。

人に勧めたくなる心理

最近、「推し」って言葉をよく聞きます。
好きな映画やドラマ、音楽って他の人にもオススメしたくなりますよね。

推しの技術書バイブルにも同じ事が言えるんじゃないかと思うんです。
エンジニアがビブリオバトルで技術書をプレゼンする。聞いたことがないし、楽しそうだ。

技術書 × ビブリオバトル と閃いた瞬間です。

ルール

基本的に公式サイトに記載されたルールに乗っ取りました。

1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる
2.順番に一人5分間で本を紹介する
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行う
5.最多票を集めたものを『チャンプ本』とする

ただし、本来のビブリオバトルでは資料を用意せず紹介本と口だけでプレゼンするのですが、
技術書では伝わりにくいと考えたのでレジュメやパワポの準備もOKとしました。

そして開催の日になります。
2週間前からばんばん社内で告知していったところ
自分を含めて10名のエンジニアが参加していただけました!

発表された本一覧

1.ヘルシープログラマ

ヘルシープログラマ
長時間座ったまま仕事を続けるプログラマには、腰痛、手首の痛み、目の痛みや頭痛がつきものです。少しの間イスから立ち上がったり、食生活を意識したり、体重などの数値を計測するなど、生活習慣を変えるだけで健康状態は改善します。 ...
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117287/

2.集合知プログラミング

集合知プログラミング
本書は現在注目を集めている「集合知(collective ...
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873113647/

3.ノンデザイナーズ・デザインブック

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版] | マイナビブックス
プロデザイナーでなくったって、かっこいいデザインをしたい!そういう人のための、レイアウトデザインの基本書。
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=22176

4.Patterns of Enterprise Application Architecture

エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン | 翔泳社
エンタープライズアプリケーション開発は、多くの新しい技術の出現から利益を得てきました。Javaと.NETのようなマルチレイヤをなすオブジェクト指向のプラットフォームは、今では一般的になっています。これらの新しいツールや技術は、強力なアプリケーションを構築することができます。しかし、これらの実装は容易ではありません。 オブジェクト開発を経験した技術者が、アーキテクチャを理解しないまま開発を行うために、エンタープライズアプリケーション開発では共通の失敗がしばしば生じます。本書は、エンタープライズアプリケーショ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798105536

5.大事なことに集中する[Deep Work]

大事なことに集中する | カル・ニューポート 著/門田 美鈴 訳 | 書籍 | ダイヤモンド社
私たちは中身のない仕事に時間を奪われている。ネット等に気を散らさず、本当に大事なことに集中するための方法を科学的に伝授。
http://www.diamond.co.jp/book/9784478068557.html

6.超高速グラフ列挙アルゴリズム

超高速グラフ列挙アルゴリズム 〈フカシギの数え方〉が拓く,組合せ問題への新アプローチ
超高速グラフ列挙アルゴリズム 〈フカシギの数え方〉が拓く,組合せ問題への新アプローチ/湊 真一/ERATO湊離散構造処理系プロジェクト(コンピュータ・IT・情報科学) - 組合せ爆発には、アルゴリズムで挑むのだ! ZDDを開発した研究グループによる、最先端の列挙アルゴリズムの技法についての解説書。グラフを高速で...紙の本の購入はhontoで。
https://honto.jp/netstore/pd-book_27034745.html

7.データ解析のための統計モデリング入門

データ解析のための統計モデリング入門 - 岩波書店
現象を数理モデルで表現・説明するのに慣れていない人のために,統計モデルの基本となる考えかたを説明.
https://www.iwanami.co.jp/book/b257893.html

8.リーダブルコード

リーダブルコード
美しいコードを見ると感動する。優れたコードは見た瞬間に何をしているかが伝わってくる。そういうコードは使うのが楽しいし、自分のコードもそうあるべきだと思わせてくれる。本書の目的は、君のコードを良くすることだ。(本書「はじめに」より) ...
https://www.oreilly.co.jp/books/9784873115658/

9.大きめのAndroidアプリでの設計を考えてみる

大きめのAndroidアプリでの設計を考えてみる~pocket~ - kgmyshin - BOOTH
大規模なアプリのリードエンジニアを勤めてきました。大規模なアプリを作る場合、小さなアプリを作る上で考えなくてもよかった様々なことを考えなくてはなりません。 例えばの話をします。数冊の本から好きなものを取り出したい時、その数冊のレイアウト(どう並べるか?)に気を使う必要はありません。そこらへんに適当に積み上げておけばいいでしょう。 しかし、何千何万と冊数がある場合はそうはいきません。 ...
https://booth.pm/ja/items/837226

10.Electronではじめるアプリ開発

Electronではじめるアプリ開発 ~JavaScript/HTML/CSSでデスクトップアプリを作ろう
JavaScriptやHTMLといったWeb系の技術でデスクトップアプリケーションを作成でき,Atomエディタ,Slack,Visual Studio ...
http://gihyo.jp/book/2017/978-4-7741-8819-5

開催してみて

社内では発表会やLTでの登壇経験のある方もいらっしゃいましたが、
流石に本の紹介には慣れておらず、戸惑っていました。

それにしても紹介された技術書ですが、かなりバラエティに富んだラインナップになったと思いました。
健康的にエンジニアリングをする為の本や、アルゴリズム、統計の本。
設計の本の他に集中して没頭する為の技法に関した本など…

気軽に参加して欲しかったので、事前に紹介する技術書のエントリーとかはしませんでした。
なので1,2冊は被りもあるかな、と思っていたのですが当日蓋を開けてみれば誰も被らず。すごい。

また、プレゼンの仕方にも個性があって、トークだけで盛り上げる人もいればレジュメを準備した方もいましたが、動画をプレゼンに組み込んできた猛者まで現れました...!

超高速グラフ列挙アルゴリズムのプレゼンでは組み合わせ爆発の話で有名な動画が紹介された
(もちろん制限時間は守っていただきました)

結果は...!

ノンデザイナーズ・デザインブック
のプレゼンテーションが5票獲得で、見事1位に輝きました!
非デザイナー職に向けて、デザインの基本原則を解説してくれる本書のプレゼンが、エンジニアの心に突き刺さったみたいです。

プレゼンターのNさんから、優勝者コメントをいただきました。
「人に対して説明するときに、言葉がうまくまとまらなかったり、途中で本題からずれることがあって苦手意識がありましたが、今回の件で少し自信がつきました!」

弊社ではこんな面白い企画、やってます

以上、弊社で史上初のビブリオバトルを企画した話を書かせて頂きました。
勉強会は毎月開催されるので、次はどんな勉強会が開催されるのか、今から楽しみです!

こんな一風変わった企画でも乗ってくれるエンジニアがいるJX通信社、一度遊びに来てみませんか?

JX通信社では一緒に働く仲間を募集しています

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