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Server-Side Kotlin Meetup #13『オフラインLT大会!』開催

2024/12/19 掲載】

10月25日、東京都渋谷区のSansan株式会社の本社オフィスでServer‐Side Kotlin Meetup#13 『オフラインLT大会!』が開催されました。Server‐Side Kotlin MeetupはサーバーサイドKotlinユーザーのためのコミュニティで、2〜3か月に1度、情報交換を目的としたハイブリッド型のイベントを開催しています。justInCaseTechnologiesは、2022年から運営企業としてイベントをサポートしています。この日は、約30人が参加しました。

今回は通常のLT(ライトニングトーク)会と合わせ、Kotlin Fest 2024のCFPのうち、興味深いProposalを提出された方々を招待し、LT大会を開催しました。

最初に招待LTとして、smartroundのシニアエンジニアの大橋賢人氏が「Kotlin Meets Data-Oriented Programming: Kotlinで実践する『データ指向プログラミング』」をテーマに講演しました。関数型/データ志向プログラミングの考え方や原則のKotlinへの適用可能性について、Clojurian(※)視点で、分かりやすく解説されていました。

※関数型プログラミング言語「Clojure」の愛好家のこと

続いて、会場提供企業でもあるSansanで同社のインボイス管理サービス「Bill One」 の Web アプリケーションエンジニアを務める茂木康汰氏が「品質の高い機能を"早く"提供するために技術的な面でチームでやったこと、やりたいこと」と題して講演。
チームの取り組みとして、開発の型化や、コードの自動生成、テストコードの充実、運用コストを見据えたエラーハンドリングなどをいかにServer‐Side Kotlinに持ち込んだのか、またその成果について、実践を踏まえたお話をいただきました。

3人目は、招待LTとして、株式会社ログラスで経営管理クラウドLoglassを開発するエンジニアの佐藤有斗氏が登壇し「Railway Oriented Programming を オニオンアーキテクチャに適用する by kotlin-result」をテーマに講演されました。
初めに、異常/正常を型で表現しながら設計していく手法である「Railway Oriented Programming」について解説した上で、kotlin-resultでRailway Oriented Programming を オニオンアーキテクチャに適用する流れを紹介していただきました。
「どの層でResultを使うのか?」というテーマについては、Application層とDomain層で使用しているとのことでした。

続いては、公募LTで、佐藤氏と同じ株式会社ログラスで「人員計画 Loglass」を開発しているエンジニアの三田英一氏が「Kotlin2でdataクラスの copyメソッドを禁止する」をテーマに講演しました。
Kotlin1.9までは、data classでpublicなcopyメソッドが自動生成されてしまい、不正なインスタンスが作られる可能性があることから、Kotlin2.0.20から実装されるcopyメソッドの可視性変更が段階的に行われることなどを紹介していただきました。

最後に招待LTとして、千株式会社CTOの竹澤有貴氏が「Kotlinでもアクターモデルを導入してCQRS/ESを実践しよう!」をテーマに講演されました。同氏がアクターモデルを(溢れんばかりの愛とユーモアを込めて)「ねずみ講です!」と紹介すると、会場は笑いに包まれました。

続いて行われた懇親会にも多くの参加者の方にご参加いただき、会は最後まで大いに盛り上がりました。

今後も当社では、Server‐Side Kotlin Meetupのサポートを通じて、知識のアップデートや企業としての認知度向上に取り組んでいきたいと考えています。  

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