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【ママさん社員×人事】仕事と育児の両立を支援する、充実した制度とよき理解者の存在。ママさんが健やかに働ける環境とは?

仕事と家庭を両立できる職場環境作りを進めている常光。ママやパパが安心して育児休業の取得や復職ができるようにしています。

仕事と家庭の両立は心身ともにハードです。乗り越えるためには、福利厚生の整備はもちろん「周囲の支え」も大切になります。

今回は、2人のお子さんの産前・産後休業(以下、産休)と育児休業(以下、育休)を経て、職場復帰したママさん社員と人事担当者の対談を実施。育児のために利用した会社の制度や育休前後のリアルをお話ししてもらいました。

※プライバシー保護により、本記事中の社員の氏名はイニシャル・ニックネーム表記とさせていただきます。
※本記事に記載の所属・内容については公開時点のものです。

対談社員プロフィール

▼総務部:C.I
2007年、常光へ中途入社。総務部・人事部に所属し、総務・人事業務に携わる。
2017年に第一子の産育休、2018〜2019年に第二子の産育休を経て復職。現在は主に安全衛生関連、法務関連の業務に従事している。休日はお子さんたちと公園や買い物に行って過ごす。

▼人事部:フミ
2008年、常光へ中途入社。入社以降、総務部・人事部に所属し、人事総務機能の中核を担う。
現在は人事労務課課長として人事制度設計・採用・労務などに注力。育児休業に関するフォロー面談も担当する。

同僚の細やかな気遣いが大きな支えになった

フミ:Cさんとは、公私共に仲良くしてもらっているので、あらためてお話を聞くのは不思議な気がします(笑)。

C.I:そうですね(笑)。もう十年以上の付き合いになるので新鮮です。フミさんには、私の産休育休取得をたくさんサポートしていただきました。とくに一人目の妊娠中は、産休・育休以前も悪阻等による体調不良や引き継ぎのバタバタで、ご迷惑をかけていたと思います。

フミ:懐かしい……、そんなこともありましたね。当時はあらゆる業務をExcelで管理していて、引き継ぎも複雑だったんですよね。Cさんは、自分の復職後を見越した細かいマニュアルを作成してくれましたが、そこまでやるのは大変だったと思います。そんな中、体調管理のためにひたすらフルーツやゼリーを食べていたのを覚えています……。

C.I:お腹がすくと気持ちが悪くなっていたんですよね。仕事の合間で食事を取ったり、横にならせてもらったり、フミさん含め同僚の方がこまめに声をかけてくれて心強かったです。精神的にも業務的にも支えてくれたので、私にとってすごくありがたい存在でした。

フミ:そう言ってもらえると嬉しいです(笑)。これは産休・育休を取得される方々全員に思うのですが、早めに引き継ぎを終えて、とにかく出産と育児に向けて体力を温存してもらえればと思うんですよね。

C.I:フミさんがそういう思いを持って接してくれているのは感じていました。あとは休職する前だけでなく、休職中もこまめに連絡を取れるようにしてくれたので、それは安心感につながってましたね。ふとした時に会社の状況が気になったりということは、どうしてもありましたから……。

フミ:そうですよね。会社の現状がまったく分からないのも不安だと思って、グループウェアの導入などを進めて「知りたい時に会社の情報や通知が見られる環境」を作ってきました。

その上で、復帰までは育児と新しい生活の基盤作りに集中できる環境であることが理想だと思っています。

育休取得者の体験を活かし、さらなる環境改善を目指す

フミ:産休・育休については、まだまだ課題もあると思っています。過去に産休・育休を取得されてきた諸先輩方の存在は大きく、会社も一緒に勉強させていただきながら、環境整備と寄り添い方を試行錯誤してきました。

そんな会社も制度も過渡期という時に産休・育休に入ったのがCさんでしたよね? 2人のお子さんの産休・育休を経て、制度をうまく活用してくれていました。Cさんに協力してもらったヒアリング内容は、現在の制度や運用にも反映させています。

C.I:私が気兼ねなくお休みに入れたのは、会社が過去の経験を活かしながら制度設計や運用面が改善され続けているのも大きかったと思います。フミさんが人事として工夫してくれているのも感じていました。

フミ:工夫というほどではないんですが、そう感じて頂けているならとても嬉しいです。会社の制度の中で「何を活用してもらえるのか」また「そのために必要な手続きは何か」をきちんと周知する必要性はあると思っていました。社内ポータルサイトのリアルタイム更新やより分かりやすいアプローチは継続して取り組む予定です。

加えて、産前産後という大きく負荷のかかる環境下で、煩雑な手続きが発生するわけですから、書類等に関しても手続きいただく内容を時系列にまとめて郵送したりは心がけていましたね。

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C.I:細かい取り組みの積み重ねですよね。私はもともと総務部・人事部に所属していたので、比較的制度に関する知識はあったと思います。でも労務などに直接関わったことがないと理解するまでにも時間がかかると思うんですよね。社内ポータルサイトに掲載された制度説明は「これから育休を取得する人」の助けになると思います。

フミ:そうなると嬉しいですね。

復職後が育児と仕事の両立の本番。ママさん社員が目指す「これから」

フミ:Cさんは産前産後休暇、育児休業はもちろん、復職後も制度をうまく使って2人のお子さんを育てていますよね?

C.I:子どもたちが2歳くらいになるまでは、保育園からの呼び出しも頻繁にありました。どうしてもお休みをいただくこともあり、復帰後の1年間で有給休暇を30日以上消化していたことも……。さすがにびっくりしました(笑)。

フミ:突発的に発生してしまうお休みには、積立有給制度(※1)が活躍しますね。

C.I:そうですね。制度に加えて職場も寛容な雰囲気だったので、助かっていました。だからこそ、甘んじてはいけないなと、夫婦間で負担を分散するなどは話し合っています。

フミ:努力の積み上げですよね、本当に大変だったと思います。家族の協力も必要不可欠ですもんね。育休を経て、仕事の仕方は変わりましたか?

C.I:変わりましたね。現在は通常勤務ですが、復帰当初は15時までの時短勤務、かつ「いつ保育園から呼び出しがかかるかヒヤヒヤ」という状況でした(笑)。

常に優先順位をつけて、期限前には仕事を終わらせるようになりましたね。また、育休明けはなぜかもの忘れもひどかったので、些細なこともメモに取って進捗管理しました。

フミ:呼び出しは大変そうでしたよね。お休みするほどではない、ちょっとした中抜けとかもありますし……。

C.I:そうですね。うちは下の子が哺乳瓶が苦手で、お昼休憩のたびに保育園に行って私が水分補給をする必要があって……。通常の昼休憩だけでは足りなかったので、育児時間請求の制度を利用していました。

1日2回まで1回につき、30分の育児時間を取れる制度なので、日々のちょっとした時間の確保として重宝していましたね。

フミ:保育園や自宅が近い人には、ぜひ活用していただきたい制度ですね。最後に、これからやっていきたいことがあれば教えてください。

C.I:育児にもようやく慣れてきたので、自分のための時間を充実させたいですね。もっと仕事に関する知識の習得も必要だと思っていますし、プライベートでは子どもたちとプールに行くようになったので、スイミングも始めたいです(笑)。

公私共に時間をうまく使い続けることがテーマになるので、確実に日々のタスクをこなして自分の幅を広げていきたいと思っています。

フミ:忙しい中で、どれだけパフォーマンスを上げるかで充実感も変わってきますよね。私にも手伝えることがあれば、これからも気軽に相談してください。本日はありがとうございました!

※1)失効してしまう予定の年次有給休暇を最大60日まで積み立てて利用できる制度

育児に関する制度は、当事者でなければ気づけない課題が多いのも実態です。常光では、当事者の意見に耳を傾けながら、制度を充実させていく活動を続けています。

焦らず、着実に制度を整え、相談したい時に気軽に相談できる環境作りは大切です。所属する部門によっては、育休取得のハードルが高いということが発生しないよう、今後も人事部を中心に「育児への理解」や「制度の知識」を全社でアップデートを続けていきます。

「育児も仕事も充実させて、長く働きたい」。そんな方はぜひエントリーしてください!

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