こんにちは。ジョインハンズスポーツ(以下JHS)の早矢仕(はやし)です。
今回は、コロナ禍において私たちJHSがどのような業務に携わってきたのか、またその中で私たちが考えてきたことや感じてきたことの一部をご紹介させていただければと思います。
ご存知の通り、コロナ禍によりスポーツ業界も大きな打撃を受けています。
プロスポーツにおける主要収入源の一つである入場料収入は大きなダメージを受け、協賛企業においてはその金額に見合う広告・露出を享受しきれていないケースも多いです。
「スタジアムで観戦できない」「選手と触れ合う機会がない」と残念に思っているファンの方も多いのではないでしょうか。
各プロスポーツリーグ・チームはこの状況を乗り越えようと様々な工夫を凝らしています。
私たちJHSも、このコロナ禍において果たすべきことはなにか、様々なことを考え、実行してきました。
オンラインイベントの企画・実行
コロナ禍における課題のひとつとして「選手と直に触れ合うイベントができない」ということが挙げられます。
各プロスポーツチーム、ファンクラブ会員限定イベントや協賛特典(スポンサー)などでは、「選手ふれあい型イベント」の参加権利を含んだ商材を販売しています(それが目玉だったりもする)。
こういった権利を提供できない状況に「モノ(=グッズ)での補填」や「返金」そして「代替イベントの開催」など、あらゆるパターンで検討し、補うための努力をしてきました。
私たちも色々な場面でコロナへの対応を迫られましたが、その代表的なものとして「オンラインイベントの企画〜実行」が挙げられます。
昨年、あるプロスポーツチームから「オンラインサイン会」の運営を手伝ってほしいとお声掛けいただき、私を含む数名のスタッフで携わらせていただきました。
オンラインサイン会を実施するにあたり私たちが大事にしたのは、参加者に「リアルのサイン会と同等か、それ以上に満足してもらう」ことでした。
しかし現実問題として、選手とリアルで対面したときの「五感で感じる価値(例えば、握手のようなスキンシップとか、選手が発するオーラを感じるとか)」をオンラインで提供することは難しいですし、デバイスやネットワークを介したやり取りには技術的な課題も伴ってきます。
課題は多々ありましたが、選手と参加者がしっかりとコミュニケーションできるよう進行の仕方を考えたり、選手が入室するまでの待ち時間にもコンテンツを用意したりするなど、参加者の満足度が少しでも上がるよう、様々な工夫と準備を行いました。
当日はどの参加者も本当に嬉しそうで、がんばって準備してきて良かったと心から思いました。
「オンラインイベント」はファンサービスの新たな選択肢となっています。
今後は従来型のリアルイベントとオンラインイベント、それぞれの強みを上手く掛け合わせることで、より良いファンサービスを提供していけると考えています。
そのなかでベストな方法を模索し続け、実行に移していくのが私たちの役割であり、またクレド(行動指針)にしている部分でもあります。
【社長ブログ】想いを込めた行動指針。『クレド』という秘伝のタレ。
選手もファンとの接点を望んでいる
前述の「オンラインサイン会」を運営しているなかで、とある選手から「もっとこうした方が良いんじゃない?」という提案をいただきました。
私としては、思いがけない選手からのコミュニケーションでした。
プロスポーツチームに関わる仕事をしていると、選手への理解が深まります。
「あの選手はこんなルーティンがある」「この時間は身体のケアをしている」「最近コンディションが悪そうだ」など、色々なことが分かってきます。
ファンサービスが重要なのは言うまでもありませんが、アスリートとしての貴重な時間を割いてイベントに出てもらうことに対し「選手はどう感じているのだろう・・・?」と不安になることもありました。
しかし、私が考えている以上に、選手自身もファンとの接点を望んでいましたし、ファンサービスの重要性を理解していました。
このような機会を創ることは、ファンやスポンサーに対してだけでなく、選手自身にとっても価値があることだと改めて感じた出来事でした。
チーム・選手・ファン・スポンサー をより良いかたちで繋ぐ。
私たちの仕事はこういった面も担っています。
「この状況だからこそ」できることを
「リアルイベントができないから、仕方なくオンラインで実施する。」
出発点はそうかもしれません。
しかし、私たちとしては「このような状況だからこそできる」というマインドを持ち、ベストを模索し続けることで新たな価値が生まれると考えていますし、この考え方はスポーツイベントに限った話ではありません。
世の中の変化や置かれた環境にどう適応し、必要とされていくか。これは企業・個人を問わず非常に重要なことです。
既存のやり方に固執せず、新たな取り組みを模索し続けることで、チーム・選手・ファン・スポンサー、すべてのステークホルダーの満足度向上に繋がり、スポーツの価値を押し上げることに繋がっていくと信じています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ほんの一部ですが、私たちの仕事を理解していただけたのではないかと思います。
少しでも興味がありましたら、ぜひエントリーしてみてください。
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