はじめまして!
自社サービス「いえーる ダンドリ」のディレクションなどを行っている阿部です。趣味は、冬場に冷えがちな妻の足を温めるグッズを集めることです。(おすすめは電気ブランケットです!)
今回の記事を執筆するにあたり、テーマに沿った写真を探したのですが一枚も見つからず、、、愛猫の写真を載せさせていただいております。
こちらのiYellookをご覧いただいているみなさんの中には、iYellにご興味を持たれ、もしかすると弊社採用へのご応募を考えてくださっている方もいるのではないかと思います。
その上で、僕は一点懸念していることがあるのです。
ちょっと、iYellook全体から、社員同士の仲よしキラキラオーラが強く放たれすぎてやしないかと。
例)
・社長をドッキリにはめる
・家族と一緒に年の瀬パーティ
・社長をドッキリにはめる
・みんなで時間有給をとって同期会
・社長をドッキリにはめる
・休日に集まってサーフィン
・社長をド
どんだけ社長をドッキリさせんのw
キラキラしすぎてやしないか問題
それはともかく、iYellには18のバリューに共感した”いい人”が集まり、みんなが”何をするかより誰とするか”を共通の価値観として持っているので、自然とお互いに仲がよく、本当にiYellookに書かれているような日常が展開されています。
この事実はほとんどの方にとって、ポジティブに伝わる情報だと思います。外から見ていただいても、いい会社っぽいなーと思ってもらえるんじゃないかと思います。(本当にいい会社です。)
なんですが、中には以前の僕のように、以下のような感想をお持ちになる方がいるんじゃないかと思うのですよね。
「仲がいいのはいいことだと思うけど… そんなに他人と仲良くしたことない…… バリューや価値観には共感できても、自分があの中に混ざってきゃっきゃする未来は…、見え…ない……」
OKです。
わかります。とてもよくわかります。なんだか見目もいい人が多いですしね。気後れしちゃいます。
そこで今回は、僕が「誰ともコミュニケーションをしていないエピソードを全社に開陳して、うっかり社内表彰されてしまった」事案をご紹介しましょう。
iYellistsMVP
なお、社内表彰とは、「iYellistsMVP」という、1か月間で最もiYellistsだった(バリューを体現していた)人を表彰する制度のことです。
「iYellistsMVP」は全社員の投票で決まるのですが、その投票の際に、社員各自がみんなに伝えたいiYellistsエピソードを沿えることになっています。
全部で100件くらいあるエピソードの中で、社長が特にみんなに紹介したいなと思った数少ないエピソードの1つに僕が提出したお話が選ばれたのです…
ところで今、説明を書いていて改めて思いましたけど、本当に僕のエピソードでよかったんですか?僕、誰ともしゃべってないですよ?
木野さん
さて、長々と前フリをしてきましたが、ここからが本編です。
僕がご紹介したエピソードの主役は、エンジニアの木野さんです。
ここまで何度も言ってきましたが、木野さんと僕は今月喋っていません。
今月どころか先月も直接喋っていないと思いますし、なんなら先々月も、その前も同様です。こんなに赤裸々に語って大丈夫でしょうか。
一方で、木野さんの上司とは頻繁にお話をします。ディレクターである僕にとって、開発側の相談相手である木野さんの上司はパートナーの一人です。その方を通して、僕は先月無理目なお願いを1つしました。
「仕様書を用意してください。2日で。」
というのがそれです。
たまに喋ったと思ったらこれですみません…
想定外に早くとどいた仕様書
大変ありがたいことに、とある事業提携のお話が一気に進み、契約にあたって先方に提出する仕様書が必要になったのです。問題は、お願いする先であるエンジニアの方々のスケジュールがいずれも先々の作業で埋まっていたことでした。
それでも僕は、木野さんの上司に頼み込んで待ちました。
そして1日がたった頃、「できました!」と連絡があったのです。「え、もう?」と驚きました。いくら類似のケースの仕様書がすでにあったとは言え、本件に合わせて色々確認しなくてはいけないことがあったはず…しかもあんなにきつきつのスケジュールの中で、本当に…?
僕ははじめ恐る恐る資料を開きました。
そして、すみずみまで考慮が行き届いていることを確認し、安堵するとともに感嘆したのです。こんなに素早く、しかも時間のない中、やっつけでなく強い当事者意識を持って作ってくれた仕様書であることがわかりました。
僕は木野さんの上司にチャットしました。「すごいです!本当にありがとうございました!」と。
すると返信が。「僕じゃないです!ジャック(木野さんのことです)です!今度ほめてあげてください」
木野さん…
これは木野さんが作ってくれたのか…
一言も直接喋ってないけど感動した…
仕様書だから、もちろん仕様しか書かれていないけど、書面からバリューの「early(初動を早くする)」と「independence(主体的に動く)」がびしびし伝わってくる…
一言も喋っていないけど…
それで、「まるで仕様書が、一言も言葉を交わしていない木野さんと僕をつなぐ、バリュー交換日記のようでした。木野さんありがとうございました!」というエピソードを「iYellistsMVP」に投稿したところ、表彰していただいたというわけです。
「まるで仕様書が交換日記みたい」とか言っていてよいのでしょうか(いいのです)
いや、ていうか、エピソード投稿とか回りくどいことしてないで直接お礼しにいけよ!コミュ障すぎんだろ、と思った方、いらっしゃると思います。
もうおっしゃる通りです。ぐうの音も出ません。
ただ、このお話でお伝えしたかったのは、iYellではこんな気持ちの伝え方でも、いいねと言ってくれる文化があるということなのです。
とてもわかりやすく伝わる仲よしエピソードもあれば、仕様書を交換日記みたいと思いながら一言も交わしていないエピソードもあり、その両方を包み込める器の大きさがiYellの文化にはあるということを知っていただければ幸いです。
みんなで仲良くきゃっきゃするのは慣れてない…という方でも、バリューに共感していただけるなら、ぜひ採用サイトをご覧になってみてください。
MVPを受賞した木野さんが書いた記事はこちら