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「地域福祉」を考える市民ワークショップ

現在、千葉県柏市で地域健康福祉計画の策定に取り組んでいます。

冷たい雨が降る1月21日(日)に無作為抽出で選ばれた約20名の市民の方に参加して頂き、これからの柏市での「福祉」のあり方を考える市民ワークショップを実施しました。

なぜ、僕たちが行政の計画作成支援に関わることが増えてきたのか。

その理由は今までのやり方では時間も費用もかけて作成した計画が地域で暮らす住民のみなさんに周知されずに無駄になってしまっているから。

IRODORIでは企業や行政の新期事業開発支援を行う際に、地域で暮らす住民の方々と連携した実証事業や場づくりなど、生活者に近い立場で地域に関わることを得意としています。

活動を推進するために「ローカル・ダイアログ」やレゴ@シリアスプレイ@を活用したワガママ会議、生活者のリアルをイメージできるように開発中のペルソナカードゲーム、MITAppInventorを活用したワガママLabなど多様なツールやサービスを用いて地域課題解決に取り組んでいます。

PROJECTS|IRODORI株式会社IRODORIは、社会課題が多く存在する現場で多様な価値観を持っている人と対話し、持続可能な事業を構築し推進していirodori-group.jp

行政のみなさんからは計画をただ作成して終わりにするのではなく、実際に関係する職員や地域団体・住民のみなさんに手に取ってもらい、より良い地域づくりをしていきたいと熱い想いを色んなエリアで聞かせてもらいます。ただ、計画作成から社会実装までを一気痛感で地域に入り込んで実施している企業はそこまで多くないため、悩んでいる職員の方々も多いのが現実です。

そんな背景もあって、IRODORIでは各種計画の作成から個別事業の推進、地域における中間支援組織を立ち上げてプレイヤーの発掘からエンパワメント、伴走支援までを一気通貫で取り組むことにしました。(今年は資金分配までできるようになりたい)

話は柏市の地域健康福祉計画 市民ワークショップに戻ります。

参加者は20代〜70代までと幅広く、福祉に関する考えもイメージもバラバラな市民のみなさん。

より良いワークにするためには心理的安全性を確保しなければなりません。

ここで登場するのがレゴ@シリアスプレイ@メソッドを取り入れたワーク。自己紹介、自分がイメージしている福祉についてなどブロックで作品をつくって自らの考えを共有し合いました。

レゴブロックで作った持続可能な福祉のイメージを共有

最初は戸惑っていた参加者も一瞬にしてワークに没入します。ファシリテーターとしての一番の腕の見せ所がここですね。

その後は、ローカルダイアログを活用して柏市の福祉ビジョンと現状についてを対話していきました。

ローカルダイアログ(Local Dialogue)人口問題、医療・健康問題、食料問題、地球環境・自然災害問題、エネルギー問題、貧困・格差問題、など持続可能な社会を考える上でirodori-group.jp

今回、「福祉」をテーマにしたワークショップを実施してみて実感したのは、福祉という概念を改めて自分自身に落とし込むことの大切さです。

僕個人としては、地域共生社会の実現に向けて自分ができることは何かを考えてみたときに、社会の役に立てることが少しずつイメージできてきて、幸せな気持ちになりました。

■地域共生社会とは
制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が
世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を指しています。

柏市では重層的支援体制整備事業を通じて「柏ワガママLab」も立ち上がり、計画作成だけでなく社会実装までを視野に入れて活動しています。

小規模で継続的に活動している「柏ワガママ会議」では多様なプレイヤーが集まってきています。

少しずつ良い流れが生まれ始めた活動を、これからも多くの方々と連携して成果につなげていきたいと考えています。

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