こんにちは!ボーディングスクールコンサルティング株式会社の佐藤 迅です。
2025年2月に横山社長とともに約1週間、イギリスに出張してまいりました。現地ではボーディングスクールの視察と、ボーディングスクールカンファレンスに参加いたしました!
本記事は、カンファレンス編として、実際のカンファレンスの様子をお届けいたします!
アメリカ・カナダの46校と世界各国の48社の留学コンサルタントが集まるカンファレンス
イギリスへの出張で過ごした1週間の内、2日間はSheraton Grand London Park Laneというホテルでアメリカ・カナダのボーディングスクールが46校、そして世界各国から集った48社の留学コンサルタントによるカンファレンスが開催されました!
こちらのカンファレンスの名前は「North American Boarding School Workshop (通称:NABSW)」と呼ばれており、主催者による完全招待制で、毎年2回開催されております。今回私が参加したのは記念すべき25回目でした。
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本カンファレンスでは、「スピードデーティング」 という、1枠30分でボーディングスクールの担当者と留学コンサルタントが1対1のミーティングを行うという形式で様々な学校と面談を行いました。事前にシステム上でメッセージを送り合い、決められた時間枠内でミーティングの予約を調整します。
2日間にわたる本カンファレンスでは、合計16枠のミーティングが設定され、大変喜ばしいことに弊社はそのすべての枠で予約が入りました!!
当日、各学校の担当者は指定の席に着き、留学コンサルタントは予約している学校の席を探して着席し、30分間のミーティングを行います。
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(カンファレンス会場の様子)
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(各学校の座席表)
このミーティングカンファレンスが行われる前に、主催者から開会の挨拶がありました。ここでは、長年このイベントに携わってきたボーディングスクールや世界中から集まった留学コンサルタントの名前を読み上げながら感謝を述べられました。
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(カンファレンスの開会のご挨拶をする主催者)
そして、挨拶が終わり早速カンファレンスがスタートします!
今回のカンファレンスでお話ししたボーディングスクールは以下の16校です!
Ashbury College、Bishop’s College School、Colorado Rocky Mountain School、Ethel Walker School、Havergal College、Hawaii Preparatory School、Holderness School、Hun School、Madeira School、New Hampton School、St. Andrews’s College、St. Johnsbury School、Trinity Pawling School、Westover School、Wilbraham and Monson Academy、Wyoming Seminary(全16校・アルファベット順)
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(今回面談をしたボーディングスクールのパンフレット)
ありがたいことに上記のボーディングスクール以外からも、弊社との面談を希望する学校から多くのメッセージをいただきました。カンファレンス中は時間の都合上、お話しをする機会が限られていましたが、夕食時や自由時間を利用して交流することができました。これは弊社だけでなく、日本からの留学生に関心を持つ学校が多いことの証でもあります。
カンファレンスの主な目的は、各校と私たち双方が現状や今後の展望について情報を交換し、相互理解を深めることにあります。まずは各校の現状についてヒアリングを行い、在校生徒数や留学生の割合に加え、学校が力を入れている特色あるプログラムなどについても、幅広くお話を伺います。あわせて、今後どのような方針で変化していくのかといった、学校側のビジョンについても意見交換を行います。
一方で、私たちからは、日本の教育制度の現状や、留学に関心を持つご家庭の傾向、実際のニーズなどを具体的にお伝えし、理解を深めていきます。こうしたやり取りを通じて、双方がより良い判断や提案につなげられるよう、また、日本に戻ってからもお客様に学校の魅力をご紹介できるよう、実りある対話の場としてこのカンファレンスが機能しています。
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(Holderness Schoolとのミーティングの様子)
いずれの学校も共通していたのは、様々な国籍やバックグラウンドを持った生徒に集まってほしいと思っているところです。世界中から集まった生徒が、寮生活を通して日常を共にすることにより、様々な価値観や考え方を身につけることができます。将来的には、学校というコミュニティの垣根を超えて、世界に飛び出し、自分自身が思い描く人物像に向かって歩み続けることができます。
“食”を囲んで広がるつながり
夕食のテーブルは事前に指定されており、留学コンサルタントや学校関係者が混ざった形で着席し、親睦を深める時間となっていました。
これまでさまざまなイベントやフェアに参加してきましたが、世界中から集まった留学コンサルタントの方々と直接お話しするのは、今回が初めての経験でした。
各国の教育事情や、ボーディングスクールがそれぞれの地域でどのような役割を果たしているのか、また子どもたちの将来についてなど、多様な視点からお話を伺うことができ、大変興味深く有意義な時間となりました。
さらに、立食形式のパーティーもあり、カンファレンスが始まる前には入学担当者と雑談をしたり、近況を報告し合ったりと、楽しいひとときを過ごすこともできました。
こうして、情報交換の場としてだけでなく、人と人とのつながりを感じられる貴重な機会となり、改めてこの業界に携わる意義や楽しさを実感する時間となりました。
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(左からDunn SchoolのMikeさん、横山社長、Bishop’s College SchoolのDavidさん)
国境を越えて共有される"生徒のために"という想い
今回の出張では、イギリスの学校訪問に加え、アメリカやカナダのボーディングスクール、さらに世界中の留学コンサルタントと繋がり、未来についての話をする貴重な機会を得ることができました。この出張を通じて私が感動したのは、業界に関わるすべての人々が「生徒のために」という想いを共有し、生徒のために行動し、常に生徒中心に考え追求を続けている点です。
世界中のコンサルタントも自分の国から将来的に世界で活躍できる生徒をボーディングスクールに送り出すという、私たちと同じ想いを持っています。世界中で同じ思いを持ったコンサルタントたちのサポートによって、ボーディングスクールでの経験をした生徒が、成長し世界中で活躍できる未来を考えると楽しみで仕方がありません。
追求し続けるというのはイギリスのボーディングスクールにも通ずるところを感じました。長い歴史と伝統を生徒に伝え続け、生徒が体現者として将来的に周囲に良い影響を与え続ける。生徒自身も与えられた課題をこなすだけではなく、その発展を追求し続ける生徒としての自覚を持っているように感じました。その生徒に応えるべき伝統や歴史を持ちつつ、革新的な学習環境を提供し続けるイギリスのボーディングスクールは魅力的でした。
今回の出張を経て、追求し続けることの大切さを再認識しました。留学コンサルタントとして、これからも生徒にとって何が最善なのか、そして生徒の可能性を最大化させるために、多角的な視点を持って追求し続けたいと思います。それと同時に私自身が“一流”のコンサルタントになるために何ができるのかを追求し続けたいと改めて強く感じました。
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(カンファレンスで談笑している様子)
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