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こんにちは!ボーディングスクールコンサルティング株式会社(以下「BSC」)の採用広報担当です!
今回は、BSC横山英治社長が教育コンサルタントとしてボーディングスクール留学をサポートした表さきさんをお招きし、おふたりで対談していただきました。
ボーディングスクールへの留学を決めた理由や入学準備、また在学中に感じた点に卒業後のご活躍、そしてボーディングスクールが人生においてどのように役立っているかなど幅広く語っています。
ボーディングスクールへの留学をご検討されている方や、お子さんをお持ちの親御さんにとって役立つ記事となっていますので、ぜひご覧ください!
表さん 表さきと申します。高校時代に横山さんのサポートを受けながら米国マサチューセッツ州のダナホールスクールに留学しました。
ダナホールスクール(Dana Hall School)はボストン近くにある女子校のボーディングスクールです。ボーディングスクールには共学が多いので、男子校・女子校はどちらかというと少数派にあたります。
9-12年生の合計約320名中、寮生は100名前後で、寮生には米国人も含まれていますから留学生は全体の10%~15%前後と比較的少なめなのが特徴でした。2019年に卒業して日本に帰国、慶応大学経済学部に進み現在は米国系外資銀行に勤務しています。
表さん はい、ボランティア活動をきっかけに大学2年生の時に起業し、災害用女性下着の開発から販売まで行っています。被災地では女性への配慮が難しい面がありますから、「尊厳を守る」をコンセプトに女性用下着を開発し、企業様の備蓄用などにご利用いただいています。
ウクライナへの寄付は現地で女性が下着を手に入れる方法がなく男性用の下着を使っているケースもあると聞き、本当に必要な物資を届けたいという想いから行いました。クラウドファンディングで下着を1着購入すると、当社がウクライナに1着寄付するという形でした。
寄付活動をしようと考えた背景には、ボーディングスクールでの経験も影響していたように思います。世界中から寮生が集まっていましたから、日本から遠く離れているとはいえウクライナ問題も身近に感じられたためです。
また、日本人がいない環境に飛び込んでさまざまな経験を積む中で精神力が鍛えられたのも、実際の行動に移すための勇気を与えてくれたのだろうと考えています。
株式会社Amcas
表さん 両親の仕事の都合で小学校2年生までロンドンで育ちました。海外の環境に慣れていたせいか、日本で中学校に進学したころ、なんとなく物足りなさを感じていたんです。
また、ロンドンの友人たちと英語で話すうちに、自分の英語力が低下しているのを実感していました。漠然とした不安とともに、日本で英語を学ぶだけでは補えない何かがあるんだろうなと考えると悔しい気持ちになって、ボーディングスクールへの留学を検討するようになったんです。
横山さんに相談したのはその頃でした。他のコンサルタントの方々とは違って、子どもだった私と同じ目線に立って考えて下さる、と感じたのが印象的でした。
当時の私はまだ言葉も十分ではなくロジカルでもありませんでしたから、今思い返すと単なるワガママもたくさんあったと思います(笑)。でも、横山さんは子どもなりに考えていたことをきちんと拾って内面まで見ていただけました。
この人なら何かあってもきっと助けてくれるだろうな、という安心感が強かったのを覚えています。学校選びでも、私の希望と両親の考えが最初から合致していたわけではありませんでしたが、横山さんはそれらの学校の資料を用意してくださったり、詳しくご説明くださるなど、とてもお世話になりました。
表さん 留学にあたっては、中学1年生の夏くらいに共学がいいか女子校がいいかなど学校選びを考えはじめました。サマースクールに参加したり、徐々に留学先を絞りながら中学2年生の時にTOEFLの勉強など本格的な準備に入りました。
ボーディングスクールの選考はエッセーと呼ばれる志望理由書をもとにオンラインで面接が行われます。そのため、横山さんには志望理由書に記載する文章を相談したり、自分の言葉でわかりやすく相手に伝えるための練習でアドバイスをいただいたりしました。
渡米したのは中学3年の9月で、日本の中学は中退という形になりましたが、米国の認定高校を卒業すれば日本の大学に進学できます。
ボーディングスクールへ留学するにあたっては、コンサルタントの存在が不可欠だと思います。
私の場合、入学試験準備や学校選びなど多くの点で横山さんにアドバイスいただきました。また、留学中もトラブルがあったり精神的にきつかった時期にはほぼ毎日、話を聞いていただいていました。
それだけではありません。ボーディングスクールに入学して1年ほど経った頃、物足りなさを感じて別の学校に一度転校する騒動を起こしたんです(笑)。
本当にこの学校で良かったのかな?と漠然とした不安を感じたからでした。その時も、「転校したいんです」と相談したところ、横山さんは嫌な顔ひとつせずに親身になって話を聞き、別のボーディングスクールへの転入の手続きまで行ってくださいました。
でも、実際に転校してみると「やっぱりダナホールスクールの方がいい」と気づいてしまったんです。結局、再び横山さんのお力で復学の手続きを取り、ダナホールスクールに戻ることができました。
当時、横山さんには何度も泣きながら電話して相談しましたし、献身的に動いていただいたおかげでどちらの学校からもご協力いただけたのには感謝の気持ちしかありません。こうした経験から、ボーディングスクールへの留学で注意すべき点としては、横山さんのようなコンサルタントにお願いすべき、と強く思っています。
何でも相談でき、本当に親身になってくださるコンサルタントの方と巡り会うことの大切さを、これからボーディングスクールへの留学をお考えの方々に、伝えたいと思います。
ボーディングスクールへの留学は、入学の1年前から願書の受付を含め受験フェーズがはじまります。ですから中学1年生から準備するケースも多くありますが、学校は多種多様ですから、仮に中学3年生になってからでも間に合わないということはありません。
もちろん、準備する時間が長いほど英語力はつきやすいですし選択肢も増えますが、最適な学校をご紹介しますので、ご相談いただければと思います。
表さん 1881年創立で1学年が80名程度と大規模ではなく、少人数制の授業が特長の学校でした。先生と生徒の比率は1:4ときめ細かな教育を受けられるのが魅力で、課外活動の選択肢が充実しておりスポーツなら馬術やロッククライミングなど、ほぼ何でも選べる環境でした。
ボストンの中心部にも近いので市街の美術館や歴史館の見学やプロスポーツの観戦など、文化的な教育にも適した学校です。現地生も多かったので、カルチャーが自由で過ごしやすい環境でした。休日には同級生が運転する車でボストン中心部へ遊びに行ったりしていましたね。
もちろん、未成年の若い女の子がたくさんいますから、安全性の担保はしっかりとされています。トラブルに巻き込まれないよう門限は厳しかったですし、なるべく学校の中で完結できるよう設備が整っていました。
表さん 単に英語を話せるようになるだけではなく、国際感覚やバランス感覚を磨ける環境だった点を魅力と感じていました。
さまざまな国からいろいろな価値観の学生が集まってきます。多様性を肌で感じながら、自分はどう生きていきたいのか、を常に考える毎日でした。
在学中、ダナホールスクールにいた日本人が私だけだったのも大きかったかもしれません。それぞれが持つ異なる価値観の中で自分を確立していけるのがボーディングスクールの良さだと思っています。
また、世界中に友だちができる、というメリットもありますね(笑)。
表さん 日本に帰国して、慶應義塾大学の経済学部に進学しました。
米国の大学に入学するという選択肢もありましたが、長い目で見ると現地で大学を卒業し社会で活躍するためには米国の国籍を取得していないと難しいと感じたからです。そのため、一度日本に戻って大学へ進み、必要ならまた留学すればいい、と考えました。
大学には帰国生も一定数いましたが、彼らは親の海外赴任についていったケースが大半で、自分のようにひとりで留学していた、というケースは多くありません。率直に言ってしまうと、周囲の学生に幼さを感じる場面も少なくありませんでした。
サバイバルしてきた経験の差というか、ボーディングスクールで得た価値に改めて気づいたのが大学時代だったように思います。ボーディングスクールでは、自分の行動に責任感を持てる力や人生を組み立てていく力、そして何らかのアウトプットを出すためにチャレンジできる精神力を養えます。
自分で選んで進んでいく力を身につけられるのは、ボーディングスクールに留学する大きな利点ですね。
表さん 米国系外資銀行に就職した際、外資系企業なのでダナホールスクールをご存じの方が多かったのが嬉しかったです。履歴書にダナホールスクール卒業、と書いてあるのを見て「あ、君、ダナホールだったんだ。いい学校だよね」と言っていただけたり。
ボーディングスクールを卒業すると、ちゃんと自分で苦労してきたんだ、精神力があるんだ、と思ってもらえるようで、私という人間を見る上での安心感にもつながったのではないかと思っています。
また、人と異なる経験をしてきたということが、他の人とは違うんだという自分の中での自信にもつながりましたね。
表さん 何よりもまず、ボーディングスクールでは世界で戦うための武器となる大切な要素を手に入れられます。英語力だけではなくチャレンジする姿勢や精神力の強さ、そしてインターナショナルな人間関係は日本に帰国してから活躍するためにも役立ちます。
もちろん、多様性に対する考え方も身につきますから、さまざまな意見を受け入れられる器というか、人間力も育成されるのだと思います。
さらに、ボーディングスクールを乗り越えて卒業できたのだから、これから何が起きてもきっと大丈夫、という根拠のない自信というか安心感を持てるのも大きいと思います(笑)。
表さん 私は絶対に入学させたいですね。ボーディングスクールは判断するための思考を深めてくれる場所だと思っています。
子どもには自分で正しい・間違っていると判断してほしいですから、自身で考えながら道を切り拓いていくことを求められるボーディングスクールで友人たちと切磋琢磨しながら成長して欲しいですね。
変化のはやい時代ですから、私があれこれ伝えるより自分で考えて判断し結論を出したほうが時代に沿った答えになるだろう、という理由もあります。
表さん 私自身、まだ20数年しか生きていませんが、人生で一番良かったこと、一番うれしかったこと、一番しんどかったことなど、一番の多くをボーディングスクール時代に経験してきました。きっと、日本にいたら同じような経験はできなかったでしょうし、ボーディングスクールならではだったと感じています。
自分の人生を長い目で見た時、大学や就職を含め何かを選択していく上でボーディングスクールにおける経験は大きな基盤であり続けるに違いありません。ですから、ぜひ、ボーディングスクールに留学して自分にしかない価値観を形作っていただきたいですね。
横山 ありがとうございました。
表さんは学生の時から優秀で、自分でしっかりと考えたうえで次のステップへと進んでいき、今があります。自分の中にしっかりとした軸を持っており、何が正しくて間違っているのかを周囲や環境の影響を受けずに判断できています。
だからバイアスもかかっておらず、差別や区別とも無縁で、オープンマインドで人を受け入れながら接することができているわけです。レベルの高い素直さ、と言うのでしょう。
現在の表さんのすべてをボーディングスクールが作ったかどうかはわかりません。しかし、ボーディングスクールに留学していなかったら、表さんのような人柄にはならなかったのではないでしょうか。
その意味で、ボーディングスクールが役立った点は少なくなかったと確信しています。ボーディングスクールへの留学をご検討中の方や、ボーディングスクールへの留学に関心をお持ちの方は、BSCにご相談ください。
ボーディングスクールコンサルティング株式会社(BSC)