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2025年7月14日、インヴァスト証券は国内グループ各社(インヴァスト、アルカド、ボーディングスクールコンサルティング、ファルク)とともに、本社を東京都港区台場の「トレードピアお台場」8階南フロアへ移転しました。
今回の移転は、ただの物理的な「引っ越し」ではなく、グループのMission & Visionの体現を目指す、文化と未来の再構築プロジェクトでもありました。
本ストーリーでは、約1年かけて進められたこの移転プロジェクトの裏側を、余すところなくご紹介します。
「Mission & Visionを体現できるオフィスを」
移転プロジェクトの始まりは、グループ全体のMissionとVisionを体現できる「透明性と一体感のあるオフィス空間」を実現したいという想いからでした。
従来のオフィスは複数フロアに分散しており、部署やグループ会社間の物理的な距離がコミュニケーションの壁になっていました。だからこそ、今回の移転にあたり、私たちが目指したのは単なる設備やスペースの更新ではなく、会社や部門を横断して人と人とがつながる「共創の場」を育てることでした。
移転先は安全性と合理性を備えた「トレードピアお台場」に決定
候補となった物件は、東京都内の中央区、港区、千代田区、新宿区などを中心に、数百件の情報提供を受け、実際に何十件も足を運んで比較検討しました。
その中で、交通利便性や財政的合理性も考慮のうえ、最終的に選ばれたのが、免震構造や非常用電源など防災性能が高く、また、約1,000㎡超の広々としたワンフロア構成が可能だった「トレードピアお台場」でした。
空間コンセプトは「FOLD(折り重なる)」-選択と集中のワークプレイス
物件が決まったあとは、いよいよ空間コンセプトと内装設計のフェーズへ。私たちは複数のデザイン会社にお声がけし、コンペ形式で提案を募りました。その中でオフィス空間のブランディングに強みを持つ「株式会社ヴィス」さんにお願いすることに。私たちの想いに寄り添い、かたちにしてくれる最適なパートナーだと感じました。
彼らと共に掲げたコンセプトは「FOLD(折り重なる)」
このコンセプトのもと、私たちは集中と交流、個と組織、機能と感性が重なり合うオフィスを目指しました。
実際に空間を手がけてくださった株式会社ヴィスのプロジェクトマネージャーにも、今回の設計に込めた想いを伺いました。
「移転前に複数フロアで働いていたインヴァスト様。広く、景観の良いワンフロアへの移転に際して大切にしたことは【解放感】と【一体感】です。
5つの会社様の同居であることも踏まえ、共有できるラウンジを広く設けて、常に誰かがそばにいることを感じられる空間を意識しました。
そこから生まれるコミュニケーションが文化を育み、価値観を伝えていく。
一人ひとりが働きやすく、会社に来るのが楽しみになるような場所を目指しました。」
—— 株式会社ヴィス プロジェクトマネージャー
ORIGAMI LOUNGE(折り紙ラウンジ) - ロゴの精神を体現する空間
私たちの新オフィスの中心には、ある象徴的な空間があります。その名も「ORIGAMI LOUNGE」。この名称には、インヴァストグループのロゴに込められた想いが宿っています。
インヴァストグループのロゴは、「多国籍な組織」、「多様な価値観」、「それぞれの働き方」、「柔軟な雇用形態」といった、私たちの強みである“多様性”を象徴するものです。日本の伝統文化である折り紙(Origami)をモチーフに、多様性・先進性・信頼性を表現しました。
一枚の紙が折り重なり、様々な形に変化する折り紙のように、社員一人ひとりの個性や働き方が重なり合い、創造的な価値が生まれるーそんな空間にしたいという想いから、ラウンジの名称を「ORIGAMI LOUNGE」と名付けました。
部署や会社の垣根を超えたコミュニケーションや偶発的な出会いが生まれるよう、フリーアドレス、バーカウンター、イベント対応型の設計を採用しています。
Before → After:工事の裏側、少しお見せします
工事は3月から段階的に進み、電源・空調などのB工事、内装のC工事を経て完成しました。
■フロアむき出しの状態(工事前)
遮るもののない空間。まだここには何もありませんでした。
■工事中
各エリアの骨組みが立ち上がり、オフィスの輪郭が少しずつ見えてきた頃
■引っ越し作業中
家具の搬入などの引っ越し作業は、7/12・13の週末二日間をかけて実施。
空間構成:ひとつのフロアに、ひとつの文化を
新オフィスの構成は、明確なゾーニングと自然なつながりが共存しています。
・右側エリア:インヴァスト証券の執務室
情報管理等の観点から独立性の高いレイアウトと、セキュリティ要件に配慮した構成を採用。
・中央エリア:共有スペース「ORIGAMI LOUNGE」
部署や会社の垣根を超えた偶発的な出会いや会話が生まれる交流拠点。ランチやセミナー、勉強会など多用途に活用されます。
・左側エリア:インヴァスト本社・アルカド・ボーディングスクールコンサルティング(BSC)・ファルクの執務室と会議室
グループ内の多様なスタートアップ子会社の執務エリア。また、会議室や応接スペースを一か所に集約。
会議室7室+一人用会議ブース4台
会議室は7室を完備。社内の打合せ、来客対応、ちょっとした1on1など、様々なシーンに応じたサイズ・内装を用意。特に人気が出そうなのが「Yogibo Room」。リラックスした姿勢で、柔らかいアイディアが生まれそうです。
そして、社員からの強い希望で設置されたのが、一人用会議ブース(4台)。オンライン会議や集中作業にぴったりで、稼働率が高くなりそうな予感です。
取締役会や経営会議などの大人数会議用の「Board Room」
落ち着いた内装と開放的な窓面で、来客時に活躍する「Executive Room」
出社が楽しくなる。そんなオフィスを目指して
オンライン環境の整備を行いつつも、インヴァストグループではあくまで「原則出社」の方針を掲げ、リアルな場だからこそ生まれる“つながり”や“信頼”の価値を大切にしています。出社が前提だからこそ、オフィスの居心地や動線、空間の過ごしやすさには徹底的にこだわりました。
植物を多用したバイオフィリックデザイン、ここちよい照明、自由度の高い座席配置など、新オフィスは出社するからこそ得られる体験を最大化するために設計されました。社員が自発的に「来たい」と思える空間にしたい。リラックスできる。会話が自然に生まれる。ちょっとした相談がしやすい。
そんな、“働くって面白いかも”と思えるきっかけに満ちた空間です。
完成を祝う移転パーティー開催!
新オフィスの稼働から数日後の金曜日、終業後にORIGAMI LOUNGEを舞台に、グループ全体の社員と関係者が集まり、移転を祝うささやかなパーティーを開きました。
普段はそれぞれの場所で働くメンバー同士が一堂に会し、新しい空間を囲んで笑顔と乾杯が飛び交う、あたたかなひとときとなりました。
新しいステージへ
今回の移転は、インヴァストグループにとって単なる「場所」の変化ではなく、働き方・組織の在り方・カルチャーへの問い直しでもありました。私たちは今、新しいオフィスから、新しい未来への一歩を踏み出しています。