(※本記事は代表石原の個人noteからの転載となります。2024年3月13日投稿)
こんにちは! 石原泰三です。
今回は、将来のキャリアや転職を考えている方におすすめの本を3冊ご紹介します!
- 職種や業界の現状についてもっと知りたい
- 自分のキャリアを本気で考えたい
- でも、できれば難しい本は読みたくない…
そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。
突然ですが、読書は好きですか?
ごめんなさい、僕は苦手です(笑)。
よく「経営者はたくさん本を読むべき」といわれますが、そのたびに「自分、読んでないな…」と自己嫌悪になります。
それでも月に最低1冊、長期連休は4〜5冊ほど読むようにしています。
(頑張ります…!)
ですが、今回はそんな僕だからこそ、読みやすくてキャリアを考えるうえで役立つ本を3冊厳選しました。
読書が苦手な方も、普段本を読まない方も、めちゃくちゃ読みやすい本をPickしましたので、これだけは読んでほしい!
おすすめのキャリア本①『JobPicks 未来が描ける仕事図鑑』
いま、仕事は“ジョブ(職種)”で選ぶ時代。
だからこそ、おすすめしたいのはこちら!
JobPicks 未来が描ける仕事図鑑www.amazon.co.jp1,485円(2024年02月02日 06:00時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する
ビジネスパーソンや就活生に向けて国内外の経済ニュースを提供する「Newspicks」の関連メディア「Jobpicks」が出版した1冊。
この本には、各職種で働く人たちのリアルな1日のスケジュール、平均年収、平均残業時間、採用倍率など、かなりリアルで具体的な情報が掲載されています。
たとえば、こんな感じです。
《若手経営コンサルの1日》※抜粋
15時 マネージャーからダメ出し、追加分析
21時 帰宅
22時 追加分析をマネージャーに送信、就寝
(引用:JobPicks 未来が描ける仕事図鑑)
《若手AIエンジニアの1日》※抜粋
9時30分 チームで朝会
14時 チームで情報共有会
24時 技術書を読んで勉強、就寝
(引用:JobPicks 未来が描ける仕事図鑑)
僕自身もそうでしたが、「職種に対して漠然としたイメージしか浮かばない」と感じること、ありませんか?
実際に、多くの人はこんなふうに考えているものです。
- 企画職って、面白そう!
- 営業職って、年収がよさそう!
一方この本には、たとえば「経営コンサル」や「マーケター」など、「聞いたことはあるけどイメージが先行している職種」の詳細な業務内容も紹介されています。
そのほか、「公務員」や「起業家」などの働き方紹介もあり、多様な職種に対する理解を深めるのにぴったりです。
まさに『業界地図』の職種版!
「中の人」への徹底取材をもとに作られたリアルなキャリア本。
一部の職種では、「読むべき本」や「転職パターン」まで紹介してあります。
転職やキャリアプランを考えたい方にぜひ読んでほしい1冊です!
おすすめのキャリア本②『スタートアップで働く』
「スタートアップ・ベンチャーって、実際どうなの?」
と、考えている方にはぜひ読んでほしい1冊がこちら。
スタートアップで働くwww.amazon.co.jp1,813円(2023年10月07日 21:10時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する
この本は、スタートアップ業界で有名な、フォースタートアップス株式会社の代表取締役社長・志水雄一郎さんによって2023年8月に出版されました。
スタートアップに必要なスキルやマインド、メリットや課題、さらには家族の説得方法まで、具体的な知見を得られます。
スタートアップに興味がある方、もっと深く知りたい方にはとても役立つ内容です。
💡そもそも、スタートアップとは?
⇒革新的な技術やビジネスモデルの事業を営み、社会に新しい価値をもたらしながら、 短期間で急成長を遂げる意欲を持つ企業群。
引用:スタートアップで働く
昨今では政府もスタートアップ支援に力を入れ、2022年には内閣に「スタートアップ担当大臣」を新設し、「スタートアップ5か年計画」を発表しました。
また、2023年にはスタートアップへの投資に関する税制優遇の制度も設けられています。
このように成長産業としても注目を集めるスタートアップですが、一方で、転職者からはこのような声も。
- 勢いはありそうだけど、経営が不安定なのでは…
- スタートアップは忙しそうだし、なんだか怖い…
- スタートアップ界隈の人って、会話に横文字が多くてイヤ…
その不安、めちゃくちゃわかります。
僕が会社員だったころには知らなかったカタカナがたくさん…。
しかし、企業の知名度だけで転職先を選ぶのはもったいないこと。
この本でスタートアップについての理解を深めることで、転職の選択肢の1つとして、フラットな目線でスタートアップを検討できるようになると思います。
おすすめのキャリア本③『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』
「どうしても読書は苦手…」「長文なんて読みたくない…」
そんな方には、もはや本ですらないWeb診断「ストレングスファインダー」をおすすめします。
この本には、Web診断を受講するためのコードが封入されているので、Web診断だけなら30分ほどで終えることができます! ぜひ!
ストレングスファインダーとは、アメリカのギャラップ社が提供する、自分の才能や強み・弱みを診断するオンラインサービスのこと。
これまでに3,000万人以上の人が受けたストレングスファインダーは、多くの企業が採用選考や昇進試験に活用している由緒あるアセスメントです。
この本には、それぞれの資質の定義や、その資質を活かすための行動などが紹介されています。
いくつか紹介しますね。
「共感性」とは、相手の感情を察し、理解できる資質のことです。「共感性」が高い人は他人の感情に寄り添い励ます力に長ける一方、深く共感するあまり疲弊してしまうことがあります。
「包含」とは、本能的に寛容性を持っている人の資質です。「包含」の資質が高い人は、集団で孤立している人々に気づき、輪に入れようとします。
「成長促進」とは、他人の潜在能力を見つけ出し、それを育てる資質です。「成長促進」の資質が高い人は、周囲の人々の自己実現を支援することに喜びを感じます。
参照:さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
巻末に封入されたコードを入力して、約30分ほどのWeb診断を受けると、34種類の資質のうちもっとも強い資質(強みや才能)が5つ示されます。
ストレングスファインダーを使って自分の強みを理解すれば、希望の職種が本当に自分に向いているのか、それとも憧れなのかを俯瞰して検討できます。ぜひ一度試してみてください!
ちなみに僕のトップ5の資質は、
包含・社交性・成長促進・共感性・ポジティブでした。
感情豊かなタイプのようです。
キャリアや転職と関連はありませんが…(おまけ)
最後に、直接的にキャリアの話をしているわけではないのですが、個人的にめちゃくちゃ好きな小説を紹介させてください!
舟を編むwww.amazon.co.jp1,650円(2024年02月27日 23:34時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する
『舟を編む』は、直木賞受賞作家、三浦しをんさんの小説です。
舞台は出版社の辞書編集部。新人編集員・馬締と同僚たちが4万語の辞書編集に奮闘する姿や、言葉を通じた絆や愛情を描いた作品です。「言葉」が物語の中心にあるため、とにかく文章表現が美しい。
僕がとくに印象に残っているのがこちらです。「恋」という言葉の解釈を説明しています。
ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成就すれば、天にものぼる気持ちになる
引用:舟を編む
また、「辞書編集」というあまり聞き馴染みのない仕事の裏側を覗いてみると、どんな仕事にもその道のプロが存在することや、彼らの仕事へのこだわり、向き合い方などに感銘を受けます。読むたびに自分もそんな仕事ができているのか、改めて身が引き締まる想いがします。
舟を編む松竹株式会社の公式サイトです。当社配給の映画作品やアニメ・特撮の劇場作品、OVAおよびテレビ作品の情報をご紹介しています。www.shochiku.co.jp
『舟を編む』は映画も最高です!
主人公(松田龍平さん)とヒロイン(宮崎あおいさん)の恋愛も描かれますが、純愛というよりは、少しいびつな、“人間のダサい一面”も垣間見れるからこそ感情移入できました。オダギリジョーさんもいい味を出しています。
三浦しをんさんの作品では、ほかに『風が強く吹いている』も大好きです! 個性豊かなメンバーがひとつのゴールに向かって突き進んでいく様は、事業を立ち上げたばかりの自分に勇気を与えてくれました。
風が強く吹いている (新潮文庫)www.amazon.co.jp1,045円(2024年02月02日 06:08時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する
キャリア本はもちろんですが、時に自分を鼓舞してくれたり、思わぬところで気付きを与えてくれるような小説は、自分の生き方や人生を考えていくうえで欠かせないものだと感じます。
その1冊が、人生を変えるかもしれない。今回ご紹介した本が、皆さんがキャリアを考えるうえで一歩背中を押してくれるきっかけとなりますように!
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スタートアップについても、社内で勉強会を開催し、最新の動向をキャッチアップしています。本を読んでも理解しにくい内容があれば、お気軽にご相談ください。業界理解をサポートします!