インキュベイトファンド、タレントネットワークシステム「IF Talent Network」を公開〜「VC・投資先ベンチャー企業・個人の3者を繋ぐコミュニティ」の形成を通して、ベンチャー企業の人材獲得支援を加速〜
インキュベイトファンド株式会社(所在地:東京都港区/代表パートナー:赤浦 徹、本間 真彦、和田 圭祐、村田 祐介 以下、インキュベイトファンド)は、「ベンチャーキャピタル(以下、VC)」「投資先ベンチャー企業」「個人」の3者を繋ぐタレントネットワークシステム「IF Talent Network(アイエフ・タレントネットワーク)」を11月16日(金)に公開したことをお知らせいたします。
IF Talent Network(Web版のみ):https://incubatefund.talentcld.com/
■「IF Talent Network」公開の背景
1、資金面の援助だけではない、進化するVCの支援体制
知名度やノウハウが不足している創業期のベンチャー企業にとって、「人材確保」の問題は顕著であり、自社の力だけで優秀な人材を採用するのは困難を極めます(※1)。そこで、VC各社では、投資先企業の採用支援に努めておりますが、インキュベイトファンドでは、国内で唯一、「HR」と「コミュニティ」それぞれの専任フルタイム社員を採用し、職業紹介認可を取得した上で、支援先の採用支援に努めております。
2、VC・投資先ベンチャー企業・個人の3者のコミュニティ構築を目指して
今回のタレントネットワークシステムの公開で、より多くの個人の方と継続的に接触し、支援先の採用支援を加速できるよう努めてまいります。また、システム上での接点のみならず、イベントや個別の面談を通したコミュニティ形成を通じて、「転職」という選択肢の他にも、「副業」や「プロジェクト単位のベンチャー企業参画」といった、個人のキャリア実現を最大化させることに貢献できるよう、インキュベイトファンド一同尽力いたします。
■「IF Talent Network」とは
「VC」「投資先ベンチャー企業」「個人」の3者を繋ぐタレントネットワークシステムです。
対象
個人:ベンチャー企業の最新動向や求人情報に興味のある全ての方、将来の起業を検討中の方。
企業:インキュベイトファンド及びパートナーファンド(※2)の投資先ベンチャー企業
V C :インキュベイトファンド及びパートナーファンド
費用
無料(個人/ベンチャー企業共に)
個人ユーザーにとっての特徴
1、IF投資先企業の最新の求人情報に「いち早くリーチ」できる
スタートアップ企業でキャリアを積むことには興味があるけど、どんな会社があって、そこにどんな採用ニーズがあるのかわからいない。どんなチームメンバーがいてどんなビジネスモデルなのかわかりにくい。そうした声にお応えできるよう、常に投資先の最新の求人情報を掲載しています。また、各企業の事業概要や経営チームがわかる「採用PITCH資料」も順次掲載予定です。VC視点の企業の魅力や、経営陣へのインタビュー記事も掲載予定。
例:SQUEEZE社<プロジェクトマネージャー求人>https://incubatefund.talentcld.com/job/940
2、VCや興味あるスタートアップ企業と「つながる」
個人がVC・スタートアップ企業と気軽に関わりを持つことができるコミュニティです。「ベンチャー企業」に興味はありつつも、まだまだ身近でない方も多いのではないでしょうか。「IF Talent Network」は、ベンチャー企業に少しでも興味がある方であればどなたでも歓迎しております。また転職だけでなく、将来の起業やベンチャーキャピタリストとしてのキャリアを考えている方も登録を歓迎します。インキュベイトファンドやパートナーファンドのコミュニケーションを通して、「起業」や「スタートアップへの参画」といったご自身なりのキャリアの一歩を後押しできれば幸いです。
3、接触機会の多さ「出会える」コミュニティ
「IF Talent Network」ご登録者に対して、インキュベイトファンドから様々な情報提供を予定しております。また、情報発信に留まらず、個人の方がベンチャー企業やVCと交流していただけるようなオフラインのイベントへもご案内させていただきます。
オンライン:発信予定情報
・投資先ベンチャー企業のプレスリリース情報
・投資先ベンチャー企業のサービスアップデート情報
・投資先ベンチャー企業の求人情報(現在40社、206件の案件情報を掲載中、順次拡大予定)
・投資先ベンチャー企業の起業家インタビュー
・IF及びIFパートナーファンドのキャピタリストインタビュー
など
オフライン:開催予定イベント
・業界動向勉強会
・投資先ベンチャー企業のCXO/社員登壇イベント
・「IF Talent Network」登録者限定少人数の食事会
など
ご登録情報は、インキュベイトファンドの社員および、投資先企業のCEOもしくは人事責任者が確認させていただきます(投資先への情報提供は個人の方が情報開示を許可した場合のみ)。
個人のメリット
1、自身のキャリア方向性や転職相談を行う際に、従来型の「人材エージェント」「求人媒体」以外の第3の選択肢として「VCに相談する」という機会の提供
2、スタートアップの求人情報のみならず、最新の動向ややサービスリリース情報・スタートアップへの転職事例コラムなどを受信できる
3、イベント参加やカジュアル面談といった、オフラインでの繋がりも設けることで、スタートアップをより身近に感じていただく機会が増える
4、ベンチャーキャピタルとのコンタクトポイントを早くから持ち、将来の起業にむけた準備をはじめられる
投資先ベンチャー企業のメリット
1、知名度やノウハウ・リソースのカバー
2、「繋がり」を通じた創業メンバーや社員の獲得機会の向上
インキュベイトファンドが投資先ベンチャー企業の経営者および人事責任者に行ったアンケート(※3)によると、40.4%のベンチャー企業が「CEO以外でHRに従事する専任者はいない(CEOが人材採用責任者を兼務している)」と回答しました。
また、「創業メンバーの獲得に有効だった手段」として82.7%が「リファラル採用(ご自身の知り合いor経営陣やVCなど、知人の紹介)」と回答いたしました。理由としては、「その人の能力、人柄、経験値を把握した上での採用のため安心感がある」「時間をかけて信頼関係を築ける」などが挙げられ、創業メンバーやVCの繋がりを通した人材獲得ニーズの高さが伺えます。
関係者コメント
インキュベイトファンドHRマネージャー壁谷
米国ではずっと以前から、優秀な人材こそ起業やベンチャー企業にチャレンジすると言われてきました。事実この10年の間にも米国からは様々な世界的なベンチャーが生まれています。私がこれまで長く日本の人材業界に携わってきた中で、アメリカの若者だけがチャレンジ精神に溢れていて、日本の若者はそうではないのか?と問われれば、私は決してそんなことはないと思っています。ただ日本の人材流動マーケットの中では、何かに挑み始めようとする人と、何かに挑み始めようとする企業の「つながり」や「出会い」の場が足りていません。偶然の出会いはあっても社会にとって十分といえる仕組みはまだありません。
新しい産業を生み出し、志ある起業家の新たなチャレンジに投資するインキュベイトファンドでは、「IF Talent Network」を通して、価値あるチャレンジを志す企業と個人とVCが「互いを知り」「つながり」「出会う」ことで、個人にとっても、また社会にとっても新しい一歩が同時多発的に(パラレルに)生まれてくることを目指しています。まだまだこれからの取り組みではありますが、日本のVC初の試みとしてこのTanet Networkをスタートさせられることを嬉しく思っています。
インキュベイトファンド株式会社について
インキュベイトファンドは、「志ある起業家の挑戦を、愚直に支え抜く」をモットーに、創業期の投資・育成に特化した独立系ベンチャーキャピタルです。シードスタートアップへの投資において国内最大規模の実績を有し、運用総額337億円のファンドから250社以上のポートフォリオを構築しています(2018年9月現在)。起業家の良きパートナーとして、最も近いポジションから、新規事業の創造やベンチャー企業の立ち上げ及びバリューアップに努めています。
メディアお問い合わせ先
インキュベイトファンド株式会社 清水
お問い合わせ:shimizu@incubatefund.com
電話番号:03-/080-4608-9895
※1 中小企業庁が2001年から2010年に起業された企業1万社に対して実施した起業時の経営課題に関するアンケート調査によると、「資金調達」に続き「質の高い人材の確保」が挙げられました。(出典:「第 2-2-1 図 起業時の課題と起業資金の調達先」内閣府政策統括官)
※2 インキュベイトファンドでは、若いGPによる独立系VCの創業に出資支援し、ベンチャーキャピタルの輩出と育成に貢献してきた実績があります。また、2018年に本投資戦略に特化したファンド「IFLP」を組成しました。そうしてインキュベイトファンドが創業出資支援を行っている独立系VCを「パートナーファンド」と総称しております。
※3 インキュベイトファンド投資先ベンチャー企業の経営者および人事責任者アンケート結果
40.4%のベンチャー企業が「CEO以外でHRに従事する専任者はいない」と回答
Q. CEO以外でHRに従事する専任者はいますか?
「創業メンバーの獲得に有効だった手段」として82.7%が「リファラル採用(ご自身の知り合いor経営陣やVCなど、知人の紹介)」と回答
Q. 創業メンバー(共同創業者や役員陣)の獲得に最も有効だったと思う手法を教えてください。
「創業メンバー以降の社員(一般社員)」として82.7%が「リファラル採用(ご自身の知り合いor経営陣やVCなど、知人の紹介)」と回答
Q. 創業メンバー以降の社員(一般社員)の獲得に最も有効だったと思う手法を教えてください。
〈調査概要〉インキュベイトファンド投資先スタートアップ採用に関するアンケート
・実施期間:2018年11月6日~11月13日
・対象:インキュベイトファンド投資先ベンチャー企業の経営者および人事責任者
・回答数:52件