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【創業ストーリー】「壁をつくるのはもったいない」ボーダレスに地方から世の中を変えていく。イジゲン代表鶴岡英明の挑戦。

こんにちは!イジゲン採用担当の深川です。

Wantedlyでは現場社員のインタビュー記事をメインに公開していますが、今回は代表取締役CEO鶴岡へのインタビュー記事です。

2013年に誕生したイジゲン株式会社は、今年11月で創業6周年を迎えます。これまでにAIRPO, SPOTSALE, alwaysなど、O2Oを軸とした様々なサービスを世の中に発表してきました。

2019年7月には約2.7億円の資金調達を終え、社会に対してより大きなインパクトを与える会社を目指して日々サービスの運営/開発に尽力しております。そんなイジゲンの創業から現在まで、そしてこれから成し遂げたい未来を、代表取締役CEO鶴岡自身の話と合わせて聞いてきました!

大学を中退後、東京で未経験エンジニアに。

小さい頃から新しい物が好きで、ずっとパソコンを触っていたこともあって、いつかはITの仕事をやってみたいなという想いがあったんです。大分大学を中退して、父親の会社を手伝いながら自分自身の今後を考えていた時に、ちょうどプログラマーの募集をしている会社を見つけて応募したことが最初のキッカケです。地元の大分から上京して念願のプログラマーになりました。

7年間の東京生活は、ベンチャー企業ということもあって、毎日刺激的で楽しかった反面、大変な部分もありました。毎朝7時に家を出て、夜中2時に帰ってきてみたいな生活をずっと続けていて、その結果体調を崩しちゃったんですよね。そのタイミングで、それまでの働き方を考え直した結果、フリーランスになることに決めました。

東日本大震災をきっかけに、実家の家族のことを思い九州へ

その間に東日本大震災があって。僕は埼玉に住んでいたので、命の危険を感じましたね。震災をきっかけに明日は保証されていないなと感じたのと、地方に住む親の近くにいてあげたいという想いがこみ上げてきました。ちょうどそのタイミングで、大分にいつでも帰れる距離の福岡でアラタナが面白い求人を出しているのを見つけて、九州に戻ってきました。

今振り返ると、アラタナと福岡暮らしの両方の経験がイジゲンのベースだと思っているんです。アラタナで新規事業を複数立ち上げた経験に加えて、福岡のコンパクトな地域性のおかげで、起業家や支援家、VC(ベンチャーキャピタル)とのコミュニティーの中に入れて、いつでもコミニケーションが取れたことで、起業に対しての感覚や想いを学べました。

仕事を創造しないと東京や福岡は超えられない

東京や福岡、そして大分で仕事をする中で気づいたことがあって。地方の空気感や経済を考えたときに、県外から仕事を受けてまたそれを納品することをただやるのではなくて、自分たちで仕事を創らないと地方は衰退していく一方だし、東京や福岡は超えられないなと。

仕事を受ける側じゃなくて仕事を創造する側に回りたいと考え、自分自身で会社を立ち上げようと決断しました。

イジゲンという社名には「リアルな世界観とITの世界観を組み合わせて新しい世界を創ろう」という意味が込められていて、ビジョンの『Borderless(ボーダレス)』という部分にもそれは繋がっています。

『Borderless』とは、「あらゆるものの境界をテクノロジーを使って破壊し、あらゆるものの距離を近づけていく」という意味。例えば、決済時のストレスを無くすことですね。美容室に行ったらカットが終わってお金を払って帰るじゃないですか。そのお金を払う行為自体を無くしたいんです。支払いはストレスだと思っていて、どんなに仲が良くても、そこはちょっとドライというか。それがなくなるともっと本質的なコミュニケーションができるんじゃないかなと。そういう障壁をテクノロジーを活用して無くせたら、ボーダレスにお互いが助け合って世の中をもっと良くできると信じています。

地方発スタートアップというプライド

創業当初は、僕を含めたエンジニア2名と営業2名で立ち上げました。エンジニアと営業が一緒になってモノづくりをしてみたら、面白いものができるんじゃないかとワクワクしましたね!とはいえ、最初は苦労の連続でした(笑)。

特に苦労したのは資金繰りです。地方にもVCはありますが、若手に投資する文化がなかったので、資金調達するのはそれは大変で。福岡にいた時から繋がりのあったドーガン・ベータさんや、地場の新聞社やテレビ局など4社から出資していただき、様々なことに挑戦できました。

そこに至る過程で「東京だったらもう少しスムーズにいったかもな」と考えることは何度もありました。ただ、僕らが地方発のスタートアップとしてしっかり道筋を創れなかったら、もう二度と同じ地方からスタートアップは生まれないと思っているんですよね。後に続く世代を僕らは背負っているという使命感を持っていて、地方発スタートアップのロールモデルになりたいなと。面白いことに、イジゲン社員の中には、「地方だからこそ」「大分だからこそ」というプライドを持って仕事をしてる人もたくさんいますね。

alwaysを通して実現したい世界

僕らが最終的に目指しているのは、逆ベーシックインカムです。例えばalwaysで10万円払ったら、家賃、光熱費や税金などの生活に必要な費用の支払いが完了するみたいな状態を作りたいと思っていて。すべての生活費が定額制になると、10万円あれば何とか生きていけるっていう世界観が作れると思うので、生活に余裕が生まれると思うんですよ。

そうなると、次は本当にやりたかったことにチャレンジできる環境が生まれてくると思います。そんな環境がたくさん増えれば増えるほど、人々の生活はもっと自由で、もっと豊かになるんじゃないかなと。

そのような世界観を目指して中長期的に取り組んでいるイジゲンオリジナルの定額制サービスでいうと、不動産事業をやろうとしています。生活の軸は「家」ですので、家を中心に家具や家電、保険、通信など生活に必要なサービスを定額制でパッケージングします。alwaysは、家の中のものだけじゃなくて家の外の商品もたくさん持っているので、フィットネスや、食事、野菜など生活のベースになるものをセットで提供できるのも強みです。


来年は今のalwaysを拡大していくフェーズです。今は一部の地域に絞られていますが、それが全国に広がっている状態になります。それに応じて、もしかしたら拠点の数も全国各地に増えていくかもしれないです。より会社としての在り方や、社員の働き方もボーダレスになりつつあるという状態です。もちろん数年内のIPOも視野に入れています。

求めるのは、カオスを楽しみ、成長を楽しめる人

正直なところ、現状のイジゲンはスタートアップということもあり、何もかもが整っているかというとそうではないと思います。そんなカオスな状況の中で、自らの成長を楽しめる人と一緒に挑戦していきたいですね。

「イジゲンを踏み台にしてでも成長したい」というくらいの気概のある人を、会社としても応援していきたいですし、一緒に理想の社会の実現に向けて尽力したいですね。

ちょっとでも興味を持って下さったらご連絡ください!今すぐにでも会いたいです!
世界のどこにでも会いに行きます!

イジゲン株式会社代表取締役CEO 鶴岡英明
大分県大分市出身。1983年生まれ。 東京にてSIerやITベンチャー、フリーランスを経験後、2011年の東日本大震災のあとに株式会社アラタナ 福岡支社(アラタナ研究所)に参画し、ソーシャルコマースサービスを開発。 2013年11月にイジゲン株式会社を創業し、サブスクリプションプラットフォーム「always」を開発・運営。 グループのイジゲンBUILD株式会社 取締役会長、イジゲンVOYAGER取締役(ベトナム)。
2児の父。
Facebook: https://www.facebook.com/h.tsuruoka
Twitter: https://twitter.com/hitrok

◎インタビュアー:戸崎いずみ

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