不動産営業
2005年入社村橋 重嘉
長年培った住宅メンテナンスの経験を活かし、
新たに不動産事業に取り組む歳を重ねても日々挑戦、成長中。
個々が自立し、チームで戦う会社
2005年に住宅メンテナンス営業として入社。ご家族様の住まいを節目に合わせて点検し、施工提案を行なってきました。外壁周りや基礎部分、室内の建具や水道管、そして床下のシロアリ点検などです。そして新規プロジェクトとしての不動産事業、なかでも中古住宅の不動産売買を中心として、今は活動しています。
前職では、大学卒業してからゼネコンに入社しました。地下鉄や都市土木ですね。あと野球場ですとかゴルフ場とか土木の施工管理を7年間ほど行った後、新築の分譲住宅の販売や企画型の注文住宅、不動産仲介などずっと住まいに関する仕事を長くしています。
アイジーコンサルティングは住宅メンテナンスをしている会社ということで、店舗毎に地域に根差しているので、大企業というより、割とアットホームな感じが自分に合っていました。
何より一番の決め手は面接して頂いた方の印象です。入社当時から今も変わらず温かみある会社だと思います。人を大切にし続けることをとても大切にしていますし、そういったところに惹かれて入社を決めました。
実際、人材育成の制度が確立されていたり、チームで一人をフォローし、チームで成果をあげる文化が根付いている営業組織はそうないですよね。そういった温かみがとても伝わる面接だったことを今でも覚えています。
とは言いながらも営業ですから、成績を競い合う要素は必ず含まれるんですよ。私が経験してきたどの会社も個人成績で勝負する雰囲気ばかりだったのですが、アイジーコンサルティングはそういった空気感はオフィスになくて、みんながみんなを教え合う、支え合う文化がありました。
直属の上司は親身に教えて下さることは当然として、所属店舗以外のメンバーとでさえも社内研修で、真剣にアドバイスをし合います。みんなで会社を底上げしてもっと個々を高めていこうという雰囲気を感じます。個人的な孤独な数字との戦いというイメージがないので、それはいいいなと思います。色々な会社を渡り歩いてきたからこそ特に感じるアイジーコンサルティングの企業風土だと思います。
基本軸にあるのが人を育てることで会社を成長させていこうとする価値観です。弊社代表は「人が資源であって一番大切である」と常々おっしゃられます。
だから、この規模では珍しいくらい研修機会が大変多く設定されていると思います。宿泊費や移動費だけでもすごくお金をかけているなあと客観的に見ても思ってしまいますね。
後は、企業が120年という歴史を背負っているので、その長い伝統を社員一人一人が意識している会社だと思います。創業120年の企業の重みが私たち自身の行動言動に対して自然と襟を正しているイメージでしょうか。また、「出る杭は、いつでも引き引っこ抜くから(笑)」と言うような話もいつもされます。どんどん手上げてきてよ、提案してきよ、と常々話される会社です。ですから経験や職務年数ではなく、やり抜く覚悟を見られています。
住宅メンテナンス力を生かし生かし、
住宅の再販価値を向上させる
そんな私も、自ら手を挙げチャンスをいただいた一人です。
住宅メンテナンスを絡めた不動産の売却仲介を新規事業として立ち上げさせて頂きました。「村橋がやりたいんだったらやってみろ」とおっしゃっていただいた時は、成長冥利に尽きるなと感じましたね。うまくいくかもわからないですし、初めから利益が見込めるものでもありませんが、私の給料も含めて様々な初期投資を決断して背中を押して下さっているのは本当にありがたいですし、だからこそなんとしてでも成功させてみせるという気持ちで挑戦中です。
この新規事業のポイントは、アイジーコンサルティングが長年住宅メンテナンスを行ってきたからこそ中古住宅の値付けを市場適正価格で算出できることにあります。そして住宅メンテナンス力を生かし、住宅の再販価値を向上させることが他の不動産業者には真似できない強みだと思っています。これは、アイジーコンサルティングが新規事業として不動産業を始めるべきだと思った理由そのものでもあります。
私たちはこれまで何万棟という住宅の点検、検査を行ってきました。新建材で建てられた住宅だけでなく古民家や旧家屋。損傷箇所やその程度も本当に様々でした。実は近年、日本の不動産業界や建築業界が家を建てる時に、ざっくり言うと約25年の償却予定で建築計画を立てます。これは言い換えると25年すると建物の価値がゼロになると言うことです。ここにアイジーコンサルティングはビジネスチャンスを見つけます。築年数が経ても、適切な修繕を施すことでまだまだ快適に暮らせる建物に変わったりするんですね。
そのような中古建物をしっかり検査し報告書にまとめ、お家が欲しいなあと思っているご家族様に対して、その中古建物取得価格と修繕費用を合わせた費用と、ゼロから住まいを建てる場合の新築費用を比較、ご説明します。
今までは見向きもされなかった価値に光を当ててもう一度、この中古建物を不動産市場に再流通させることができれば売り手も買い手にも喜ばれるんじゃないかなと思っています。
「中古住宅でも手を加えれば快適に住めるし、趣も風合いも感じられて尚且つ割安ってアリだよね」と思ってもらえたら嬉しいですね。 SDGsやカーボンニュートラルな社会の流れもあるとは思うのですが、スクラップ&ビルドではなく、使えるものは大切に、長持ちさせた上で新しい価値をつけて、再度市場に流通させていくことが環境にも、私たちの心地よい暮らしにも良いことなんだと思います。
そして、いずれは日本全国の空き家を解消させることを通じて環境に、社会に貢献したいと思っています。
これからの日本は少子化の影響もあり、空き家の件数もこれまで以上に増えてきています。その空き家が活用されることもなく、ただ長持ちしづらい安価な新築住宅が次々と建てられていくのは建築する側の利益しか考えられていないと思っています。
そうではなくて、無理に環境資源をこれ以上ロスすることなく、私たちが住宅メンテナンスで培ったノウハウを利用した、中古住宅再販事業は空き家問題の解消にもつながりますし、これからの社会に対する恩返しにもなるのではないでしょうか。
私たちは主に東海、関東のエリアで、建築会社や不動産会社、工務店などが新築一戸建てを建築・販売した後のご家族様の住宅メンテナンスを一手に引き受けてきました。今では何万戸レベルのメンテナンス実績を持っていますので、今後お付き合いあるご家族様が住宅を売却する時が来れば、修繕費用や販売の仲介手数料などのビジネスチャンスに生まれ変わります。
私は、何か物事を成し遂げる時にはスピリッツが一番大切だと思っています。
どれだけ優れた道具が用意され、仕事がやりやすい環境が整ったとしても最後はそのプロジェクトを進めている人間の情熱が成功に導くのではないでしょうか。私もこの新規プロジェクトを進めていくにあたり並みの成果ではなく、任せていただいた以上は圧倒するような成果をあげたいと思っています。歳をいくつ重ねても、成長し続けたい。現状維持ではなく、知識・技術・経験をアップデートし続けることに貪欲でありたいと思っています。そして新しい挑戦にいつも向き合っていくような働き方をしていきたいと思っています。