【開催レポート】GMO IERAE HackNight #1#2#3 を開催しました!
こんにちは、人事の白崎です。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社(以下、GMOイエラエ)は、学生やエンジニアを対象にした技術イベント 「GMO IERAE HackNight」(以下、HackNight) を開催しました。
HackNightは、国内トップクラスのホワイトハッカーである弊社セキュリティエンジニアが登壇し、テーマ別のトークやディスカッションを通じて、最新の知見だけではなく、GMOイエラエの活動・カルチャーを参加者と共有するイベントです。
今回は3つのイベントを実施。各回とも多くの参加者にお越しいただき、大変な盛り上がりを見せました。
本記事では、HackNight当日の模様を振り返りながら、その魅力をお伝えしていきます。
ーHackNight #1「Webセキュリティ編」
📅 開催日:2025年5月22日(木)
初回となるHackNightでは、Webペネトレーションテストやレッドチーム演習を担当する弊社エンジニアが登壇。CTFやBug Bountyの最前線で活躍するエンジニアによる LT(Lightning Talk) や パネルディスカッション が行われました。
ーセッション一覧
LT1「アルゴリズムで解決するCTF Web問」
登壇者:金子 孟司(高度診断部) 当日の発表資料はこちらから
LT2「IERAE CTFのWeb問から見る次回の予習」
登壇者:養田 篤也(高度診断部) 当日の発表資料はこちらから
パネルディスカッション「技術とセキュリティの交差点」
登壇者:西谷 完太、金子 孟司、渡部 裕(高度診断部)
ーイベントの様子
Webセキュリティに特化したテーマとあって、現役でCTFに取り組んでいる学生から、業務で診断業務に携わる社会人エンジニアまで幅広い層が参加。
参加者同士や登壇者との交流も活発に交わされ、懇親会ではセッション内容をさらに深掘りするディスカッションが自然に生まれていました。
ーHackNight #2「IERAE CTFで学ぶセキュリティ技術&インフラ開発」
📅 開催日:2025年7月17日(木)
第2回では、6月に実施した IERAE CTF 2025 の運営メンバーが登壇し、出題問題や運営の裏側について語りました。CTFに参加した方はもちろん、未経験の方にとっても「作問の工夫」「インフラ運営の難しさ」を学べる貴重な機会となりました。
ーセッション一覧
LT1「QEMUによるハードウェア問題のホスト」
登壇者:竹腰 開(シニアエンジニア) 当日の発表資料はこちらから
LT2「IERAE CTFを支える技術」
登壇者:市川 遼(プロダクトサービス事業部 部長) 当日の発表資料はこちらから
パネルディスカッション「Beyond the CTF 〜Web作問の舞台裏〜」
登壇者:養田 篤也、山崎 啓太郎、金子 孟司(高度診断部)
ファシリテーター:西谷 完太(高度診断部 課長)
ーイベントの様子
LTでは、普段はあまり語られない「CTF運営の裏側」にスポットを当てた技術的な話題が展開されました。特にパネルディスカッションでは、問題作成の難しさや非想定解との向き合い方、CTFに取り組む上でのリアルな経験談が語られ、参加者からは「実務や勉強に直結する学びになった」との声も多く寄せられました。
—HackNight #3「セキュリティプロダクト編」
📅 開催日:2025年9月17日(水)
第3回では、これまでの「Web」「CTF/インフラ」編から視点を変え、プロダクトセキュリティ や セキュリティプロダクトの開発・運用 にフォーカスを当てました。特に、GMOイエラエが提供する「GMOサイバー攻撃ネットde診断(ネットde診断)」の開発チームの技術メンバーが登壇。ベンダー視点でのセキュリティプロダクトへの考え方や内部構成、実践に即した技術課題などが語られました。
ーセッション一覧
LT1「ASMを支えるエンジニアリングの舞台裏」
登壇者:大西 和貴(プロダクトサービス部 開発一課 課長) 当日公開された資料はこちらから
パネルディスカッション「解剖学的セキュリティ思考:なぜ彼らは“普通”の開発エンジニアではないのか?」
登壇者:大西 和貴、柏﨑 央士、馬場 将次(プロダクトサービス部)
ファシリテーター:市川 遼(プロダクトサービス事業部 部長)
ーイベントの様子
プロダクト開発に携わるエンジニアやセキュリティに興味を持つ学生など、幅広い層が参加。セッション後の懇親会では、開発におけるセキュリティの組み込み方や開発現場でのリアルな課題について、登壇者と参加者の間で活発なディスカッションが行われました。
ーHackNightに込めた想い
HackNightは、単なる攻撃・診断技術セミナーや勉強会ではなく、「現場で活躍するセキュリティエンジニアのリアルな声を届ける」 ことを目的としています。
また、セッション後の懇親会では登壇者と参加者が直接交流できる場を設け、次世代のセキュリティ人材育成のきっかけづくりを目指しています。
各回を通じて、攻めの技術・守りの技術、それらを統合してプロダクトとして提供するまでの一連の流れを参加者に見せる構成になっており、エンジニア志望者やセキュリティ興味層に対する訴求力の強い構成になっています。
ー今後の開催について
GMOイエラエでは、来年もHackNightを定期的に開催予定です。
CTFやBug Bountyでの挑戦に興味がある方、セキュリティエンジニアを志す学生の方、実務でのスキルアップを目指す社会人の方、ぜひ次回のHackNightでお会いしましょう!