ピンチはチャンス!窮地に立ってる人こそがイノベーションを起こし、新しいマーケットを創造できる
先日は、所属しているグループのズームミーティング?飲み会があった。困窮の度合いが、財務体質別で、余裕のある会社と、そうでない会社によって、おそらく、結構違うのではないかな。残念ながら、これを機会にもっとお客様の求める、withコロナの時代にあった商品やサービスを創造しなければと思っていたのに、そういうディープな内容を話すという感じにはならなかった。
今の(自粛)間に、商品を見直そうというよりは、自社の商品やサービスには、コロナ時代にあっても、結構みんな自信があるのかなあという感じで、ちょっと、というか、(特に変える必要性を感じている人が少ないか、感じていてもその場では表明する人がいなかっただけなのか?)新しい商品を、と焦っていたのは、自分だけの思い込みなのかなと、返ってびっくりもした。
弊社では、サービスや商品に自信はあっても、他社の一般的なよくある結婚式と、どこが違うのかということが、わかりやすく且つ、選びやすくはなっていないことが課題。今の営業自粛が、それを整える貴重な機会となっている。しかもできるだけ早く。
いつも、もっと踏み込んだ内容について話してみたいというフラストレーションが溜まるのは、私だけ?
同業種と話すより、異業種の方との方が、業界の商品やサービスを客観的に見ることができ、返って、ウンと話しやすい場合もあるなあと、改めて痛感!
そういう意味で、最近、個人的に注目しているのが、西野亮廣エンタメ研究所。このオンラインサロンの活動から、目が離せない。知れば知るほど、興味津々、社会貢献的な意味でも、ちょっとびっくりな活動も多い。
サロンから、情報を受ける側は、音声と言語で毎日、それなりの短い時間で、主催者のミッションを、十分に共有できる。しかも、それが、好きな時間に閲覧、または視聴できるのが都合がいい。まるで、一つの地方公共団体に所属しているかのような、それよりもずっと距離の近いcommunity。これからは、国を超え、地域を超えて、こういう繋がり方が、主流になるかもしれない。
ミッションを共有して、集まっており、ミッションが共有できなくなったら、退会する。すごくわかりやすくてシンプル。意思が伝わりやすい、お互いの意思を伝える機会や、手段がしっかりと確保されているような気がする。
ATリテラシーさえ、それなりに備えていれば、の話ではあるけれど。
一旦、こういうコミュニティーへの参加の仕方をマスターしてしまえば、どうってことはないのかもしれないけれど、年齢の高い人が、参加しにくいということはあるかも。こういうcommunityに参加する世の中になると、家庭内で主導権を握るのが、比較的若手という構図になるとすると、そこががちょっと面白い。
ネットの中では、
結婚式はただのぼったくりで自由もない、
という意見が、一部で、結構共有されてるみたいだけど、
心が震えるほどの、人生が変わるような結婚式も確かに存在している。
残念ながら、そう呟く情報はあまり見かけない。
そういう奇跡としか呼べないような結婚式を体験した人と、してない人とでは、人生が大きく変わるに違いないと確信しているけれど、結婚式で、この心が震えるような体験をしたことがある人は、おそらくとても少ないと思う。レイガーデンでの婚礼を体験した人は、この実感を共有できるはず。フリーのプロデューサーさんの中には、共有できる人が、たくさんいるとは思うけどね。
そう、それを、砂丘の家レイガーデンでは、「天使が降りる」と言っています。
結婚式では、新郎新婦が、ゲストのことを思う気持ちと、ゲストが二人を思う気持ちが、シンクロして、スポーツでいう「ゾーン」みたいに、奇跡としか呼べないような幸せを感じる瞬間というものがあるものです。
ゲストが、
「こんな素敵な結婚式に招待してくれて、心の底からありがとう」
と新郎新婦に呟き、
私たちが、新郎新婦に「ここで結婚式ができて本当に良かった」と言ってもらい、「手伝わせていただき感謝します」と私たちが二人に伝え、ご両親が、「天にも登る気持ちです」「もう感謝しかないです」と感想を伝えてがくださることが、本当に理想です。できるだけいつもそうでありたい。
「3方、4方良し」とも言える状態を一度でも経験すれば、私たちはどんなに準備が大変でも、次の結婚式をお手伝いするモチベーションとなるし、新郎新婦は、結婚式のお金では買えない価値を手にすることになる。
先日、イチローが、見えないところで、常に体を鍛えていた引退前のドキュメントをテレビで見た。彼が、いつも本番に100%以上の力を出せるように、140%も160%も体を鍛えて、常に、最高のパフォマンスを出すためだけの日常を送り、バッティングを磨き続け、フォームを変え続けた真摯な姿に涙が出るほど感動した。
ウエディングだって同じ。
二人の結婚式がなければ、それぞれのゲストが、時間とコストを使って、二人のために集まることもない、一期一会のかけがえのないひと時。だからこそ、結婚式は最高の時間であってほしい。その出会いが、何かをもたらしてほしい。いいウエディングには、見えないところで、本当にたくさんの準備が必要だ。当日、想像だにしない奇跡が、いつでも起こりうるように、完璧な準備を整えて初めて、奇跡の瞬間の共有が可能になる。
練っているけどそのようには決して見せない、さりげないけど実は練ったプログラムができる環境を、完璧に整えた状態で迎えることが何より大切。その準備こそが、奇跡の起こりうる全ての可能性を引き出すことができる、
その準備は、多分目に見えないし、また見せないようにしているけど、本当は、ここが一番コスト(時間と労力と手間)のかかるところ。そういう地味で小さな雑用の積み重ねこそが、奇跡の種の全てなのです。
残念ながら、そのソフトの部分には、きちんとした値段がついていないし、つけることが難しい。価格に納得していただくような仕組みが今のところ、思いつかない。ここに高い値段が付き、その価格に対する価値について伝えることに失敗してしまうと、きっと、誰も結婚式をしなくなってしまうような気がするから、本当に難しいところ。
重要なことは、お客様に、いい結婚式の体験価値をきちん伝えること。まず、そこからがスタート。そういうことが伝わるように、わかるようにするっていう業務が、日常の中で、ずっとストップしていたのを、コロナのおかげで気づく今日この頃でした。