日本の在留ベトナム人数48.9万人、中国に次ぎ国籍別2位[統計]
日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2022年末時点における在留外国人数に関する統計によると、同時点の日本における在留ベトナム人数は48万9...
https://www.viet-jo.com/news/statistics/230327181752.html
こんにちは! ICONICの採用担当です。
海外で働くのであれば、仕事だけじゃなく、プライベートも気になるかと思います。そこで今回は、オフの過ごし方について、(根掘り葉掘り)聞いてみました!
吉村 博文
ICONIC Vietnam、人事労務コンサルタント
入社2年目
—オフの時間はどんなことをしていますか?
6月からベトナム語のレッスンを始めて、ちょうどこの9月でクラスが終わったところです。1回あたり1時間30分で、仕事帰りに週2回通っていました。
先生一人に対し、生徒が二人というスタイルで、僕と同じくらいにベトナムに来たフィリピン出身の方と一緒に、レッスンを受けていました。
—どんな感じのレッスンだったのですか?
日本の学校の英語の授業はリーディングやリスニングがメインですが、ベトナム語は発音がむずかしいので、スピーキングにフォーカスしたレッスンになっています。日本語にない発音などを重点的に発音してみて、ダメ出しされて…を繰り返し練習する感じですね。
—日本語にない発音というと?
たとえば、「ng」から始まる単語があって、「んぐ」と発音するのですが、僕はこれが特に苦手で。そもそも「ん」から始まる言葉って、日本ではあまりないじゃないですか。でも、ベトナムにはけっこうあって。ベトナム語で「おいしい」は「ngon」で、「んごん」と発音するのですが、いまだに慣れないです。
もうひとつ、綴りが同じでもイントネーションによって意味が変わるという単語も、なかなか曲者でして。日本語ではあまりないのですが…橋と箸のイメージに近いですかね。日本語の場合はこうして漢字で書けば意味がわかりますが、ベトナム語の場合、イントネーションと前後の文脈だけで判断しなくちゃいけないので、かなり難易度が高いです。
—日本語でも、会話の中だと区別がむずかしかったりしますからね…。ちなみに、授業料はどのくらいなんですか?
20時間のプランで、授業料は5,400,000VND(ベトナムドン)、日本円にすると約33,000円でした。僕が通っていたのはプライベートな語学学校だったのですが、大学にも外国人向けのベトナム語クラスがあって、僕が行っていた語学学校より低価格だったと思います。
—ベトナム語を学ぼうと思ったきっかけは、何だったのですか?
仕事では英語でコミュニケーションを取れるので、仕事に活かしたいとは考えていませんでした。ベトナム人メンバーとのコミュニケーションがスムーズになるとか、気持ちが伝えやすいなど、プラスの効果はあると思いますが。
日常生活も英会話ができればなんの支障もないので、ベトナム在住の日本人はベトナム語を勉強しない人の方が多い気がします。
じゃあ、なぜわざわざ学んでいるのかというと、ベトナム語を学ぶことを通して、文化や価値観を理解したいと思ったからなんです。「郷に入っては郷に従え」と言いますが、その国の文化や価値観を知って、歩み寄ることで、ぐっと居心地がよくなるんじゃないかなと。
—吉村さんは中国に駐在していた経験があるとお聞きしたのですが、もしかして中国語も勉強したんですか?
そうですね。仕事では通訳さんがいたのですが、直接コミュニケーションをとったほうがスムーズですし、喜ばれるので。中国は意外と英語が通じないので、ベトナム語よりまじめに勉強してました(笑)。
今考えると、中国語をちゃんと学んだからこそ、ベトナム語をやってみようという気になったという側面もありますね。歴史的に見て、ベトナムは中国の影響をかなり強く受けていて、綴りが似た単語があったり、イントネーションによって意味が変わる単語があるなど、類似性が高いんです。なので、まっさらな状態からベトナム語を学び始めるよりかは、馴染みやすかったのかなという気がします。
—こういうのマルチリンガルっていうんでしたっけ? 母国語である日本語に加えて、英語、中国語、ベトナム語まで話せるなんて、すごいです!
ベトナム語は、ほぼゼロですけど(笑)。海外の文化や言語そのものがもともと好きなので、半分は趣味ですね。
—ほかに、学んでみたい言語はあるんですか?
機会があれば、フランス語やスペイン語を学んでみたいです。その言語を使って話す人が多い=影響力も大きいということなので、学ぶことで何かしらプラスになるんじゃないかなと思ってます。
—言語を学んでみて、気づいたこと、変化したことはありますか?
言語の背景にある文化を深くできるようになると、何気ない会話や日常の中で「あ、そういうことだったんだ」と感じるポイントがあったり、見える景色がどんどん変わっていくような感覚があります。
具体的な例を挙げると、二人称ってあるじゃないですか。日本語だと「あなた」、英語だと「you」と表現しますが、ベトナム語では、年上か年下かに加え、性別で呼び方を変えるんです。ここは日本に近しいところで、年長者を敬う文化からきているんですね。
—おもしろいです!
ですよね。複数の言語を学ぶと、こんなふうに文化や言葉の違いがわかって、とてもおもしろいんです。
もう少し、現実的なメリットでいうと、在日ベトナム人が増えている(*)ようなので、将来的には日本でベトナム語を使うこともあるのかもしれないと思ったり。これは、僕の願望が入ってますが。
*参考:
日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2022年末時点における在留外国人数に関する統計によると、同時点の日本における在留ベトナム人数は48万9312人で、2021年末時点と比べて+13.0%増加した。
—可能性はゼロではないですからね(笑)。
仕事帰りはレッスンに通っていたとのことですが、休日は遊びにいったりもするんですか?
そういえば少し前に、ICONICの同僚の深町くんに誘われて、ニャチャンというビーチリゾートに行ってきました。ホーチミンから飛行機で1時間くらいのところで気軽にいけちゃうので、特に断る理由もなく、完全にノリでいきましたね(笑)。
何か目的があったわけではないので、海でダイビングやシュノーケリングをして、海鮮料理を食べて、カフェに行って、マッサージをしてもらって。遊び尽くしました。
—南国のビーチリゾートに気軽に行けるのは、最高ですね! 新しく入社される方にもぜひ、紹介してあげてください!