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UI100本ノックをチームでやっている話

rootの佐藤理子です。今回は、社内でやっているUIデザインのトレーニングについて紹介します。

UIデザインの引き出しを増やす取り組みとして、アプリ模写100本ノックというトレーニングがあります。こちらのnoteで紹介された取り組みで、アプリの骨格を即興で模写することで、デザインの瞬発力を鍛えることが目的です。


rootでは、noteの内容を参考にさせていただきながら、この100本ノックを有志の4人チームで定期的に行っています。今回は取り組みの様子を紹介します。

考察するアプリとチーム分けを決める

まず、「最近何に関心ありますか〜?」と雑談しながら、考察するアプリのジャンルを決めていきます。ジャンルが決まったら、代表的なアプリを二つピックアップします。例えば、「レシピアプリ」というジャンルの時は、DelishKitchenとクラシル、「フードデリバリーアプリ」の時はUber eatsとWoltを取り上げました。アプリが決まったら、以下のようにチーム分けをして担当アプリを決めます。


1週間に一回集まって発表&意見交換タイムをとる

アプリ模写自体は、個人ワークで実施した上で、1週間に一回集まる時間をとっています。順番に1人ずつ、考察してきた内容を発表し、意見交換タイムをとります。同じアプリを考察してきた同士で「この表現どう考察しましたか?」などと見解を共有しあったり、競合のアプリを考察してきた人には、「競合アプリ側では、どうやって解決してたか教えて欲しいです!」と情報共有を求めたりするコミュニケーションがみられます。二つのアプリを取り上げることで、共通点や相違点が見えてきて、より考察が深まっていると感じています。

チームで行うメリット

SNSなどでお見かけする限り、このアプリ模写は個人で行っている方が多いと思いますが、チームで行うメリットもいくつか見えてきました。

まず、メンバーの考察を聞くことで、自分が気づかなかった観点に気づけるという点が大きいです。何回かやって気づいたことですが、メンバーの関心ごとやスキルによって、取り上げる画面や観点が異なる傾向がありました。取り上げる画面で言えば、レシピアプリの場合、レシピに辿り着くまでの情報設計をピックアップする人もいれば、料理を作っているときに動画を見やすくする工夫ピックアップした人もいました。画面を見る観点も人によって違っていて、カラーの使い方などスタイルを中心に見る人もいれば、情報構造を重視する人もいます。他のメンバーの考察を聞くことで、気づきを最大化することができそうです。

また、メンバーと集まる定期的な予定を設定することで、ワークを継続できるというメリットもあります。100本ノックと称されるように、継続して量をこなすことが求められるトレーニングなので、実施する時間が確実に設定されているのは、モチベーションをキープできてよいなと感じています。

振り返りを行うことでやり方を改善

ここまで書いてきた運営方法を取り入れて、数ヶ月が経っていますが、実はこれは、振り返りタイムを設け、運営方法を改善してきた結果です。皆で集まってやるメリットは何か、そのためにはどのような時間配分で進めたら良いか、議論の上で今の形に落ち着きました。今後も、参加メンバーの関心に応じて最良の方法を探っていきたいです。

1人で100本ノックに挑戦していて継続にお悩みの方、社内のメンバーとやってみたいな〜と思った方は、ぜひ一度集まってやってみると新たな発見があるかもしれません。

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