リモートワークだと「見て学ぶ」機会は減ってしまいますよね。
言葉や本で学びきれない部分は自分も感じていたのですが、ふとしたことで、リモートワークでも「見て学ぶ」機会があることに気づきました。
言葉にならない判断がある
ある日、先輩に相談していたときのことです。話の中で生まれたアイデアを図で整理することになり、一緒に試行錯誤していました。
その中で先輩の作業を観察していると、例えばメインの線の色は濃くして、サブの方は薄くするといったような、一瞬の感覚的な判断が数多くされていることに気づきました。
こうして言葉にすると何気ないことのように見えますが、本や言葉では学びきれないような、高い具体性をもつ学びが得られたと感じました。
私は日ごろの制作の中で、違和感を感じつつも具体的な解決法が見つからず、考え込んでしまうことがあるのですが、先輩がしたような判断がもっと出来れば、スムーズに制作を進められるイメージがあります。
魚の捌き方はどう学ぶか
急に話が変わりますが、私は過去に料理人として働いていたことがあります。その時は、見て学ぶことを大事にしていました。
例えば魚の捌き方。包丁のどの部分を、どの角度・傾きで、魚のどの部分にあてるか…といったことは、現場を見ずに学ぶのは限界があります。
1つ1つを分解して言葉にすることは、出来なくはないかもしれませんが、あまりにも膨大な量になってしまいます。動画でも学べるかもしれませんが、全工程が見られるわけではなく、好きな角度から見ることもできません。
こうした感覚的な判断については、やはり現場を見て学んでいたのです。
見て学ぶための条件
この気づきを活かすにはどうすれば良いのでしょうか。経験を整理するうちに、見て学ぶ上での大事なポイントに気づきました。それは、同じ目的意識をもって共同作業するということです。
冒頭で話した図の作り方にしても「どうすればうまく表現できるか」という問題を、自分も一緒に考えていたからこそ、線の色が選ばれる一瞬の出来事を学びとして受け取れたのだと思います。
先輩の動きを漠然と眺めていても、完成した図だけを見ても、ここまで具体的な学びは得られなかったかもしれません。
リモートでもできること
どうしても、リモートだと対面よりは見て学ぶ機会が限られてしまいますが、それでも一緒に作業する時間を積極的に取りにいけば、こうした学びの機会は増やせると思います。
私を含めて、リモートワークの中で人から学ぶ方法に悩む方は多いと思いますが、一歩踏み出して「見て学ぶ」機会を作っていきましょう!
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