今日は【IBJ働く人シリーズ第23弾】関西支社で営業推進を行う高根 生吹さんをご紹介します!
▼PROFILE
・東洋大学 経済学部卒 千葉県出身 28歳
・2015年 新卒4期生としてIBJ入社
・2016年 若い力を持って会社の発展に貢献されたことが評価され若獅子賞を受賞
・ IR・営業を経験し、現在は関西支社で営業 兼 経営企画に従事
ゼミで学んだ経験が、会社選びの軸になる
広報:高根さんが関西へ行かれてから1年半が経ちますね。支社でのご活躍はこちらにも届いています!今はどんなお仕事をされているんですか?
高根:本当かな(笑)今は加盟店営業と、関西支社全体の計数管理や経営補佐、採用面談や後輩の育成をしています。営業が8割、その他2割って感じですね。
広報:手広いですね。その他の仕事って、具体的にはどんな?
高根:関西支社全体の数字を各事業部から吸い上げて、考察し、経営会議資料や役員会の資料に落としています。見込みと実績の乖離が少ないように精度を高めなくてはいけないから、支社長や部長とMTGしながらまとめたり。最近だと地銀提携の案件にも携わっています。代表の出張に同行するための営業資料の作成や、先方の後追い、収支計画を作ったり。
広報:計数管理や経営管理にも携わっているんですね。忙しそうですが、高根さんはいつも活き活きと働いているイメージ!IRや営業もやられていたから、その時の経験が活かされていると感じますか?
高根:かなり活かされていると思います。
広報:そもそも新卒入社してすぐにIR配属って、他社でもなかなかない事例ですよね。
高根:ないと思います(笑)ただ、僕自身大学のゼミで「経営分析」や「地方創生の官民連携」をテーマにしていたから、地域企業のIR情報を調べたりしていて。IRの仕事に就いてみたいと思っていました。
広報:経営に興味があったんですね。
高根:そうそう。色々と変化する時代の動きの中で、経営の知識は役立つと思ったんです。結構厳しいゼミだったので入る前に面接もあって。みんな経営を学ぶ前提で選考を受けているメンバーだったから、レベルも高かったし刺激になりました。
広報:そのゼミではどんなことをされたのですか?
高根:ベンチャーから大手企業まで、色んな会社の経営状況や財務状況を調べたり、ROE(自己資本利益率)を分析し発表しあったり。地方まで実際に企業を見に行ったこともありましたね。
広報:本格的!学びが多そうですね。
高根:そうですね。世の中には、社会貢献しようと地方創生に力を入れている企業が多くあることを知れました。就職活動をするときの企業選びの軸にもなりましたね。
広報:例えばどんな?
高根:最初は漠然と大手企業に入りたいと考えていたけど、本当に自分が入りたい企業はそうではなくて。事業が社会貢献に繋がっていて、且つ、経営基盤が安定し、収益率を伸ばしている企業を選ぶという考えに変わりました。その中で、IRの仕事には興味があって。企業に投資してくれる機関投資家や、個人的に応援してくれている個人投資家がいる中で、「こんな風に収益が伸びて、事業がこんな形で社会貢献につながっている」と発信していくことで投資に繋がる。とても重要な仕事だと思っていたからチャレンジしてみたいと思っていました。
広報:では上場企業で探していたんですか?
高根:強いこだわりがあったわけではないですが、せっかくなら自分がやってきたことを活かせる場がいいなと思っていました。
広報:なるほど~。その時の高根さんから見て、IBJはどのように映りましたか?
高根:経営指標を見たときに、急成長していて社会貢献性も高く、地方創生にも「婚活」はこの先鍵になるのではないかと感じていました。
広報:たしかにESG投資の関心具合を見ても社会貢献性への注目の高を感じますね。
高根:そうそう。それで説明会を聞きに行ったときに、代表の話がすごく面白くて。事業内容も、僕が学生時代に学んだことと繋がって、今後のストーリーが描けたというか。ただ、入社の研修で色んな仕事を体験させてもらったときに、営業やWEBディレクターの仕事にも興味が湧いてきて(笑)専門的な仕事を極めるのも良いのですが、色んな仕事に挑戦してみたいというのは、その時から思い始めました。
投資家からの関心の高さを肌で感じたIR
広報:IRではどんなお仕事をされていたんですか?
高根:IRでは投資家へ向けた情報開示をしていました。各事業部から数字を集めて月次を公表したり、四半期に1度の決算説明資料を作成したり。株主総会や個人投資家説明会の補佐、日々の1on1に代表や部長と一緒に同行することも。
広報:投資のプロとお話するわけだから、高根さんも相当勉強されたのでは?
高根:勉強もしましたが、社長の話を何度も隣で聞けるので、経営の近くで学べたことが大きかったと思います。資料を作るにしても、代表からヒアリングをして、自分なりにかみ砕いて作ったものが「これは違う」と指摘を受けることもあるし、経営者がイメージしていることを分かりやすく資料で伝えアウトプットするにはどうすれば良いかと考えると、自然と覚えるというか。
広報:経営の近くにいると成長スピードも速そうですね。
高根:ついて行くのに必死でしたね。2年目の時、初めて海外IRに同行することになった際に香港に行ったのですが、海外の投資家もIBJのことを詳しく調べてくれていて。海外からの関心の高さにも驚いたし、自分の仕事にやりがいを感じる瞬間でした。
広報:海外からも注目されているんですね!
高根:投資家の熱量を肌で感じられた貴重な機会でしたね。そうして2年くらいIRを担当し、営業部へ異動しました。
広報:IRと営業の仕事に通ずるものはありましたか?
高根:会社やサービスについて伝える、という面では同じですが、対投資家なのか、対お客様なのかで随分と違って戸惑いました...。最初は自分の出来なさを痛感して(笑)2か月目で初めて契約が取れたのですが、その時に部長から焚きつけられ、ようやくやる気が出たというか(笑)
広報:そうなんですね!意外でした。
高根:そこから自分なりに努力し、目標の1,000万売上を達成した時に初めて営業への自信に繋がりましたね。初めて後輩のOJTになって、育成についても学ぶことが出来たし、自分と違うタイプの後輩を教えていて学ぶこともありました。そんな感じで2年くらい営業部にいて、関西支社に転勤になりました。
高根:大阪へ行く話をいただいた時は、全く違う環境で新しいことにチャレンジしたい気持ちがあったから迷わず飛び込みました。IR時代にお世話になった上司が関西支社長をやられていることも大きかったですね。
広報:今のお仕事の楽しさややりがいはどんな時に感じますか?
高根:任せてもらっている範囲が広がることは喜びになっていると思います。後輩の先頭に立つことで、関西支社の若手育成に貢献したいと思っています。
コロナ禍の今だからこそ、経営力を見抜く力を
広報:今就活している学生にアドバイスをするとしたら、どんなことを伝えますか?
高根:企業のIR情報は確認した方がいいと思います。投資家用の決算説明資料ってスライドや動画で分かりやすく作られているから、会社を知るにはすごく便利で。今どのように売上を出して、どういう成長戦略を描き、直近1年はこういう戦略で、中長期的にはこうで。と、会社の方針が全て分かるんですよ。
広報:IR情報も確認して見極めるべきなんですね。新型コロナの影響で、企業の安定性ってすごく大事だなと痛感しますね。災害時でも耐え抜けるかどうか。
高根:それでいうと、IBJは色んな事業でリスク分散されていますよね。ストック型で粗利率の高い連盟事業や営業、課金型の結婚相談所やパーティーのサービスがあったり、事業間のシナジーも高い。今回のように対面サービスが行えないない状況になったとしても、ぐらつかない事業もあるし、在庫を抱えるビジネスでもないから。
広報:在庫を抱えるのもリスクってことですね。
高根:ヒット商品を生み出していても、その企業の売上9割をそれだけが占めていてはバランスが良いとは言えないし、複数事業を行っていても事業間のシナジーが全くないかもしれない。考えればきりがないですね(笑)
広報:学生の頃からよく考えてますね~。
高根:たまたまゼミで勉強していただけです(笑)IBJは元銀行員が経営しているということもあって内部留保(資金)もあるから、全社朝礼で代表が社員に「安心して」と言っていたのも、納得できたというか。福利厚生として社員が自社株を持っていますが、自分の会社の株で資産形成をしてもらうということは、仕事にも責任感が生まれやすいし、経営や株価にも関心を持つようになるじゃないですか?それも上手いなぁと。ただ、これだけ色々言いましたが、業績も加味したうえで、自分の中で腹落ちするかどうかが一番大事だと思います。
広報:コロナ禍で、働き方や就活で見極めるポイントも大きく変わりそうですね。最後に高根さんの今後の目標やビジョンを教えてください。
高根:チーム力の底上げがしたいので、強いチームを作るために、着火剤となるような人材になりたいですね。自然とポジティブな方向に転じさせてしまう人って、たまにいるじゃないですか?エネルギーのある後輩たちの目線をもっと上げてあげられたらと思っています。
広報:もうなっている気がしますけど!
高根:今は小規模なチームにはなるので、影響ある範囲を広げていけたらと思います。ただずっと同じことをやっていくのではなくて、スペシャリストを目指すというよりは、色んなことに挑戦していきたい。新たな環境で自分自身も成長していきたいと思っているので。
広報:スペシャリストも大事ですが、マルチに働ける人材も貴重ですね。これからの高根さんに期待です!インタビューありがとうございました!