こんにちは!関西のネイバーフッドデザイン事業を担当している宮本です。私が担当しているプロジェクトについてご紹介させてください。
私たち関西チームは、「神戸名谷」という神戸を代表するベッドタウンのまちを舞台に、地域の愛着・シビックプライドの醸成をテーマにしたプロジェクト「名谷 TOCOTO PROJECT」を推進しています。
プロジェクトの様子や概要はnoteにて更新しているので、是非お時間あるときにご覧いただければと思いますが、
その中で、「TOCOTO TALK(トコトトーク)」という、エリアの中心部の公共空間を活用したトークイベントの企画立案に関する裏話をさせてください。(noteの記事でも公開しています。)
目次
駅前広場の光景から浮かんだ疑問と好奇心
名谷を、もっと知りたい。そして、出会いたい。
まちへの疑問+好奇心+欲望=
あなたが暮らすまちの話をしよう
駅前広場の光景から浮かんだ疑問と好奇心
そもそもこのトークイベントをやりたいと企画を練りだしたのは、2023年12月頃。このプロジェクトを立ち上げるための企画業務をしている時です。
何度も通った名谷駅。何度も通った駅前広場。そこで見てきた光景から浮かんできた疑問と好奇心からひらめきました。
駅前広場では、週末はマルシェなどの屋外でも買い物ができるイベントや、健康をテーマにした体験、交通局のはたらくくるまの展示など、ほんとに多様なイベントが開催されています。
一方、平日の通勤時間の朝は、忙しなく行き交う人を対称に、ベンチでのんびり過ごす方。大丸やパティオがオープンすると、多くのお客様が行き交う様子。下校タイミングの夕方には、様々な制服の学生の姿も。
ここに書き記せないほど、日常と非日常が交互する広場で、これが名谷なんだよな~と感じていたのですが、1つだけ引っかかることもありました。
それが、日常と非日常、この”中間”の過ごし方はこの広場に存在するのだろうか?という疑問です。
そして、イベントだけど、イベントっぽくない。こんな企画が育ったら、これまでイベントという非日常と接点を持てなかった地域住民にも届けられるのではないか。
日常で行き交う人、目的のある場所へ向かうだけの足を、少しでも止めることができたら、その人のまちの見方はその先どのように変わるのだろうか。そんな好奇心が芽生えました。
名谷を、もっと知りたい。そして、出会いたい。
私は神戸市垂水区出身です。最寄り駅は違いましたが、名谷は、家族で遊びにくる距離でもあったし、中学生~高校生の頃、時々遊びに行く場所でした。
(余談ですが、名谷の人のソウルフード「Tommy’s(トミーズ)」のフライドポテトには、部活帰り・育ち盛りの私に、○○ドを超える満腹感と塩分を与えてくれていました。)
だからこそ、この仕事のご相談をいただいた時、私も多少の思い出があったし、「知っている」まちで、ワクワクしていました。
でも、いざ本気で名谷に関わっていくと、知っていることは「知ったつもり」だったことに気付きます。
名谷活性化プランの影響もあると思いますが、それを除いても、前述の通り、知らなかった名谷の顔がたくさんあり、名谷で地域活動をしている方、名谷に貢献したいと思っている方などに出会いました。
この出会いから、もっと名谷を知りたい。名谷の人たちと話をしたい。まだ出会えていない人と出会いたい。と思うようになりました。純粋に、まちを好いている人や、まちに貢献したいという人がいるまちはどのように生まれるのか興味がわいたのです。
まちへの疑問+好奇心+欲望=
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。答え合わせのようなタイトルになりましたが、TOCOTO TALKはこの考えや思いがベースとなり誕生しました。
日常と非日常の間に挑戦した企画だから、気軽に立ち寄れるように、通行人のあなたこそが対象のイベントにしました。会場も、日常を邪魔しないけど、ちょっと目を引く設えを意識。横目に通り過ぎるではなく、1分立ち止まってくれるような。ドリンク片手にリビングで1つのドラマをみている感覚くらい、気軽さがほしい。
ゲストには、名谷で暮らしている人や働いている人、学んでいる人、活動している人、そしてその人たちと関わっている方へお声がけすることに決めました。
名谷を想う人たちが、まちの好きなところや楽しんでいること、まちと接点を持つようになったきっかけ等伺うことで、まちへの想いの育み方を紐解いていけたらと思っています。
まだまだ、これから成長するプロジェクトではありますが、こんな思いを持っています。共感いただいた方、一緒に話したいと思ってくださった方、是非これからのTOCOTO TALKへお越しくださいね。
あなたが暮らすまちの話をしよう
名谷エリアが、学生も、働く人も、遊びに来る人もいるまちだからこそ、TOCOTO TALKをきっかけに、みなさまが暮らしているまちへ感じたことや考えたことを持ち帰ってほしい。そして、みなさまが暮らす、まちの見方や過ごし方に、少しの変化があることを願って。
TOCOTO TALKで、あなたが暮らすまちの話をしましょう。
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3月24日TOCOTO TALK#1を無事開催することができ、TOCOTO PROJECTが本格的に始動いたしました。このワクワクを加速させるべく、4月21日(月)17:00~18:30に名谷駅前広場にて、第2回を開催するので、お近くの方は是非お越しください。