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団地のこれからを考える社会実験「よろかパーク」と軌跡

HITOTOWA関西チームがUR都市機構と協働で推進している、兵庫県西宮市の浜甲子園団地のこれからを考えるプロジェクト。UR西日本支社の職員とHITOTOWAが月に1度集い、団地価値向上を目的とした取組みや運営方策などを検討しています。その一環として、11月には社会実験「よろかパーク」を開催しました。

ストーリーでは、よろかパークについてご紹介したいと考えていますが、その前に、この軌跡もお話しします。

HITOTOWAと浜甲子園団地とのご縁は2015年の企画調査から始まりました。2016年に一般社団法人まちのね浜甲子園を立ち上げ、2017年4月から常駐する形で拠点の伴走支援を行い、住宅街でのエリアマネジメントに関するノウハウを蓄積してきました。そして、2023年6月に住民や地域活動者に引き継いでからは、まちのね浜甲子園の正会員として関わっています。

まちのね浜甲子園として育んできた住民や周辺関係者との関係性のおかげで、よろかパークでは様々な「仕掛け」を散りばめることができました。

・チラシの全戸配布をエリア住民に依頼することで、社会実験について直接お話しできる機会をつくる

・まちのねピクニックと同時開催で、来場のきっかけを生み出す

・当日、来場者へ働きかけてくださるコーディネーターには、まちのねBitとして活動している住民を巻き込む

・エリアで行っている清掃活動が根付いたことで、社会実験の一環として実施した清掃活動にも参加いただけた

・会場内に車の乗り入れが厳しかったため、隣接しているコインランドリー(駐車場)にご協力いただいた

小さいことのように感じる「仕掛け」ですが、実際に住んでいる・活動している地域の方を巻き込めることは、とても貴重で有難いことです。地域が持っている資源の可視化やニーズの把握には、このような関係性がとても重要だと感じています。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

話はよろかパークに戻りますが、社会実験会場はこれから改修を検討している団地の集会所とその周辺の庭でした。この場所は60年以上の歴史があり、集会所自体の建物も特徴がある素敵な場所ですが、貸切の時にしか稼働しておらず、普段は人通りが少ない場所です。

貸切実績があることで一定の需要があることも把握できますが、正直なところ、社会実験前は不安やそわそわした気持ちもありました。

来場者はいるか。来場者からどんなお話を伺えるのか。改修への期待感はあるのか。この場所でどんな光景を作り出せるか。

このような気持ちも抱えながら実施した「よろかパーク」について、エピソードも踏まえつつ、ご紹介していきます。

この場所が持っているポテンシャルを引き出しつつ、これからに何を繋いでいくか。この場所に携わってきたからこそ、深く、熱く、ともに考えていきたいと思っています。

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