【AI×採用】#006 プロンプト設計でAIを“使いこなす” | 非エンジニアでもOK!ちょっとした工夫で出力品質は劇的に変わる | プロンプト例あり
こんにちは、BLOOMWORKSです!
今回は「AI活用をもっと安定させたい」「AIに意図通りのアウトプットをしてもらいたい」と考えている方に向けて、AIプロンプト生成のちょっとしたコツをお伝えします。
採用や人事の現場でAIを使い始めると、出力が不安定だったり、思った通りの内容が返ってこなかったり、意外と「使いこなし方」に迷うことがあるのではないでしょうか?
実は編集者自身、非エンジニア出身です。
だからこそ、難しい技術論は抜きにして「現場で本当に使える」プロンプト設計術を日々意識し、試行錯誤しています。
この記事では、BLOOMWORKSのAI活用現場で実際に意識しているポイントや、安定した出力を引き出すための「地味だけど効く」工夫を分かりやすくまとめました。
エンジニアやAI専門家でなくても、ちょっとしたコツさえ押さえれば、AIのアウトプット品質はぐっと安定します!
目次
1.プロンプト設計が“AI活用の成否”を分ける
2.プロンプトを書く前に「構成」を練る
3.プロンプトは「項目ごと」にまとめて書く
4.特に大事なのは「目的」と「前提情報」のインプット
5.出力形式は「しっかり指定」するのが鉄則
6.BLOOMWORKSのプロンプト例(※抜粋)
7.現場で感じるプロンプト設計の“効果”
8.まとめ ──「非エンジニアでもAIを使いこなす」ための必須ポイント
1.プロンプト設計が“AI活用の成否”を分ける
AIに何かタスクを任せる際、最初に必要なのが「プロンプト生成」です。
プロンプトとは「AIに対する指示文」「お題」ですが、これが曖昧だったり雑だったりすると、AIは人間以上に“解釈違い”を起こしやすいもの。
「なんでこんな返答になるの?」
「前回はうまくいったのに、今回は微妙…」
そんな“AIあるある”を減らすためには、プロンプト設計にひと工夫加えることが重要です。
BLOOMWORKSでは、採用業務の効率化・標準化をAIで実現するため、日々様々なプロンプト設計を繰り返しています。
その中で得た「現場ならでは」のノウハウを、現役人事メンバーの視点からお届けします。
2.プロンプトを書く前に「構成」を練る
いきなり指示文を書き始めるのではなく、まず「何を参照させるか」「どんな情報を入力させるか」を設計することがスタートラインです。
たとえばカジュアル面談の記録入力をAIに自動化させたい場合――
①データソースは何か?(面談録音データ)
②どんな項目の出力結果が欲しいか?
③出力形式はどうするか?(テンプレート化、コピペ用フォーマット)
この「構成」を事前にイメージしておくことで、プロンプト自体が整理され、AIの解釈も安定します。
3.プロンプトは「項目ごと」にまとめて書く
AIは人間よりも指示の“区切り”に敏感です。
1つの長文でだらだら書くよりも、項目ごとに区切って指示を出すことで、AIは「指示の意図」を正確に理解しやすくなります。
実際、BLOOMWORKSの現場でも「面談記録の自動生成」のプロンプトは、下記のように項目ごとに構成しています。
例)
- お名前:(指示内容)
- 転職活動状況:(指示内容)
- 転職軸:(指示内容)
このような「指示の区分け」によって、AIの読み違いが激減し、出力が安定します。
4.特に大事なのは「目的」と「前提情報」のインプット
プロンプトの冒頭に、必ず「何のためにそのアウトプットが欲しいのか」「前提条件は何か」を明確に書くようにしています。
目的例)
「面談記録入力用フォーマットを作成したい。面談担当者へのFBを行い、担当者のトレーニングにも活用したい。」
前提情報例)
「面談は30分、前回面談評価がある場合は画面入力内容を参照、なければ録音データのみ。」
このように目的と前提を明示することで、AIは「何を重視して情報を抽出・まとめるべきか」を理解しやすくなります。
目的や前提の書き方を変えるだけで、アウトプットの質が大きく変わることも日常的によくあります。
5.出力形式は「しっかり指定」するのが鉄則
AIのアウトプットを安定させたいなら、出力形式を「細かく」「固定で」指定するのがコツです。
BLOOMWORKSでは、採用管理システムにコピペで貼り付けられるよう、テンプレート形式で出力を指示しています。
たとえば下記のような形式――
■ご状況
【入社可能時期】
【転職活動状況】
【転職軸】
このように「コピペ前提」のテンプレートを指定しておけば、AIはその通りに出力してくれるため、現場の手間が激減します。
また、地味なこだわりポイントとして「マークダウンは使わないで」「文字装飾はしないで」と明記しています。これも実際の運用では非常に重要です。
AIは指示がないと勝手に太字や記号を使うことがあり、コピペ活用時に余計な編集が発生するリスクがあるためです。
6.BLOOMWORKSのプロンプト例(※抜粋)
#目的
カジュアル面談の録音データをもとに、面談記録入力用のフォーマットを作成したいです。
また、面談担当者へのフィードバックを行うことで「面談/面接官トレーニング」として面談力向上・標準化の材料としても活用していきたいです。
#前提情報
- 面談は30分の実施となります。
- HEROZ株式会社の採用担当者として、平等な評価を行ってください。
- カジュアル面談の目的は、主に「候補者のポジション適合可否の見極め」と「自社の魅力訴求」による相互理解です。
- カジュアル面談実施後、双方の意向が合致したら本選考へ進むフローとなります。
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#指示
後述の「#出力形式」で指定したテンプレート上の該当項目について、記載を行ったうえで出力をお願いいたします。
記載を行ってほしい項目は、下記となります。指定のない項目は、空欄のままテンプレート通りに出力ください。
- お名前:候補者様の名前をカタカナで記載してください。
- 入社可能時期:面談時に言及があった場合は記載してください。(言及がない場合は言及なしと記載)
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#注意事項
- 面談の記録として残すため、実際に話されている内容を偽りなく記載してください。
- 出力結果は、フォーマットとして採用管理システムへそのままペーストを行います。よって、マークダウンや文字装飾は使用しないでください。
#出力形式(テンプレート)
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このようにして作成したものが、こちらの記事でご紹介した「面談サポートAI」です。
このような構成でプロンプトを設計することで、AIの出力は「ブレなく」「手間なく」「そのまま業務で使える」品質となります。
7.現場で感じるプロンプト設計の“効果”
実際にBLOOMWORKSの現場で運用していると、下記のような変化を実感します。
- 「指示の区切り」「出力形式の固定」によって、AIの出力が毎回安定する
- 目的や前提情報へのこだわりで、アウトプットの“質”が上がる
- コピペ前提の指示があることで、現場の手間が激減
- 「何を参照させるか」「どんな情報を入力させるか」を設計した時点で、プロンプト自体が整理される
このような「ちょっとしたコツ」を押さえておくだけで、非エンジニアでもAI活用のハードルはぐっと下がります。
8.まとめ ──「非エンジニアでもAIを使いこなす」ための必須ポイント
AI活用は難しく考えがちですが、プロンプト設計のちょっとした工夫だけで、アウトプット品質は劇的に変わります。
- 事前に「何を参照させるか」「何を入力させるか」をイメージする
- 項目ごとに指示文を区切り、AIの解釈違いを防ぐ
- 目的と前提条件を明確に説明する
- 出力形式は“コピペ前提”で細かく指定する(装飾なし)
- 現場で使いやすいテンプレート形式を意識する
これらは、エンジニアでなくてもすぐに始められるポイントです。BLOOMWORKSの現場でも「非エンジニアメンバー」が日々このノウハウを駆使して、AI活用を最大化しています。
BLOOMWORKSでは今後も「現場で使えるAI活用ノウハウ」「プロンプト設計のTips」など、リアルな事例をWantedlyで発信していきます。
採用担当・人事担当の皆さんが、AIをもっと“自分の武器”として使いこなせるよう、情報発信を続けてまいります!
参考になりましたら幸いです。