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事業を動かす「旗振り役」として。見据える未来と、求める仲間について
当社のPMは、商品の企画から社内外のプロフェッショナルを巻き込んだ実行、そして市場に届けるまでを一貫して担うプロデューサーです。
誰かの指示を待つのではなく、自ら旗を振り、関係者を導く。そんな自走力と推進力が求められるポジションです。
今回は、PM責任者を務める安竹さんにインタビューを行いました。
研究職や営業を経て、未経験からどのように「自分の適性」を見つけたのか。そして、社内外のプロと協働しながら進めるPMの醍醐味について語ってもらいました。
目次
「研究者」から「伝える人」に。自分の適性に気づいた瞬間
PMの役割は任せること。プロへの「リスペクト」で仕事を回す
画面越しの相手との物理的距離を埋めるのは、「マニュアル外」の気遣い
組織は「フローラ」。違う個性が連携して一つの世界を作る関係性
完璧でなくていい。「自分の得意・不得意」を理解している人へ
最後に
「研究者」から「伝える人」に。自分の適性に気づいた瞬間
━━安竹さんは今年で入社9年目ですが、最初はPM志望ではなかったそうですね。
安竹:そうなんです。前職では、食品素材の研究や技術営業をしていました。ただ、30歳を目前にキャリアについて迷っていて。実家がサプリメントの小売業だったこともあり、「経験則ではなく、もっと科学的なデータに基づいて、その人に本当に合うものを届けたい」と思っていた時に、当社のビジョンに出会い入社を決めました。
━━そこからどうやってPMへ?
安竹:最初は営業として入社しましたが、様々な業務に関わる中で、自分は研究室にこもるよりも「人と話し、理解を得て、動かす」ことに適性があると気づいたんです。
転機は2017年の「シオチェック」プロジェクトの立ち上げでした。
関連学会の先生方へのドアノックから始め、0から信頼を積み重ねてプロジェクトを拡大させました。自分でスケジュールを引き、関係者を巻き込んで形にしていく。そのプロセスで「旗振り役」としての適性を見出し、現在のPMの道につながりました。
PMの役割は任せること。プロへの「リスペクト」で仕事を回す
━━PMのお仕事をするうえで、安竹さんが大切にしていることを教えてください。
安竹:PMはプロジェクトにおいて、「旗振り役」として先頭に立ちますが、全て一人でこなすわけではありません。むしろ自分より詳しい社内のプロフェッショナルに、いかに気持ちよく動いてもらうか考えることを大切にしています。
━━「旗振り役」が成功するためには何が必要だと考えていますか?
安竹:一番大切なのは、相手への「リスペクト」です。
自分が慣れた仕事だと「簡単だからやっておいて」と言いがちですが、その「簡単さ」は依頼側の主観でしかありません。相手の状況や専門性を尊重しながら任せることが重要です。裁量が大きい組織だからこそ、独りよがりにならず信頼関係を築くことが成功の鍵だと思っています。
画面越しの相手との物理的距離を埋めるのは、「マニュアル外」の気遣い
━━普段は北海道からのリモートワークですが、コミュニケーションで意識されていることはありますか?
安竹:正直、仕事面だけで言えば、リモートは「マイナス」からのスタートだと思っています(笑)。画面越しだと空気感が伝わりにくいですから。だからこそ、「丁寧すぎるくらい」の準備を心掛けています。口頭で済ませず、一度資料に落とし込んで認識を合わせるなど「マニュアル外」の気遣いは欠かしません。
距離があっても「安竹さんが言うなら」と思ってもらえる信頼は、こうした地道な積み重ねから生まれていると思います。
組織は「フローラ」。違う個性が連携して一つの世界を作る関係性
━━安竹さんは社内のメンバーとはどのように関わっていますか?
安竹:プロジェクトごとに各部署のメンバーとチームと組むスタイルです。
私は、この会社の組織を「フローラ(お花畑)」(ヘルスケアの会社なので腸内細菌叢をフローラと呼ぶことと掛けました(笑))だと思っています。ICT、検査・流通、営業...一人ひとりが全く違う専門性(花)を持つメンバーが集まり、PMである私が彼らをつなぐことで、一つのお花畑が出来上がる。
その多様性が合わさる瞬間を見るたびに「ウチってすごいな」と感じます。
━━職種の壁を越えた連携が強みなんですね。
安竹:そうですね。会社の目指す方向と個人の「伸びたい方向」が合致すれば、とことん任せてもらえる土壌があります。新しい仕事や部署横断の業務はプロジェクト単位で進み、挙手制で参加できるのでチャンスも多いです。
そんなプロジェクトや仕事を進める中で連携の強みを感じるのは、私が「1」を伝えただけで、他のメンバーが「2」や「3」の準備をしてくれていることがあること。
「え、もうやってくれたんですか!?」と驚くと同時に、一人で動いていても背中を預けられる仲間がいる心強さが当社の魅力です。
完璧でなくていい。「自分の得意・不得意」を理解している人へ
━━PMとしてどのような仲間と一緒に働きたいですか?
安竹:「自分の得意・不得意を理解している人」ですね。PMは多くの判断が必要ですが、すべてに精通している必要はありません。私も、分からないことは素直にプロに頼ります。自分の強みを知っていて、逆に弱みは周りに助けを求められる。そういう自己理解が出来ている方が向いていると思います。
また、当社はベンチャー企業でスピード感が早く、変化も大きいので、マニュアル通りではなく、正解のない中で「走りながら考える」ことが求められます。自ら問いを立て、周りを巻き込みながら事業を牽引していける人にとっては、とても面白い環境だと思います。
最後に
━━記事を読んでいる求職者の方へメッセージをお願いします。
安竹:「自分の適性がどこにあるか」なんて、やってみないと分からないものです。私自身、恥ずかしながら40歳を目前にしてようやく自分の強みが見えてきました。
当社には、未経験からでも「旗振り役」に挑戦できるフィールドと、それを支える多様なプロフェッショナルがいます。あなたが得意なこと、やりたいことを私たちのフローラ(チーム)でどう咲かせられるか。ぜひ一度、お話ししましょう。