「物流課題をなんとかしたい」熱意とプロダクトへの誇りが原動力。QAエンジニアに聞く、 Hacobuのテックカルチャー
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プロダクトが欠陥なく動作するよう、性能や仕様を確認して品質を担保するQA(Quality Assurance)エンジニア。フィードバックを繰り返し行うことで、プロダクトの価値を最大限にし、顧客満足度を高める役割も担います。
2023年秋にHacobuへ入社し、QAエンジニアとして活躍する大國さん・松永さんに、Hacobuの仕事内容や醍醐味、テックカルチャーについて語ってもらいました。
Hacobuはプロダクトごとに職能横断型のチームを編成しており、2人は現在、別のプロダクトチームでQAの仕事に携わっています。関わるプロダクトが違っても共通するカルチャーはあるのでしょうか? 仕事の中で感じたことを語り合ってもらいました。
Hacobuの仕事は、明るい未来につながると確信した
──大國さんは2023年11月、松永さんは同12月と、ほぼ同じ時期の入社です。まずは現在の担当業務について教えてください。
大國:私はQAエンジニアとして、配送案件管理サービス・MOVO Vistaのプロダクトチームに所属しています。QAエンジニアは、Hacobuが開発・提供する「MOVO」が欠陥なく動作するよう、品質を担保するのが仕事です。
松永:私もQAエンジニアですがチームは大國さんと異なり、車両の動態管理サービスであるMOVO Fleetのチームに所属しています。
──お2人はなぜ、Hacobuへの転職を決めたのでしょうか?
大國:「チーム開発」、「開発の上流から関われる」、「社会貢献につながるプロダクト」など、転職先に求めていた要件に合致していたことが1つです。加えて、面接でお会いした方々の印象が良かったことも入社の大きな理由です。カジュアル面談から最終面接までいろいろなレイヤーの方とお会いし、たくさんお話しさせていただきました。組織が抱える課題もオープンに話してくださり、相互理解した上で入社できたと思います。
松永:私はHacobuの「開発するプロダクトが社会課題の解決につながる」という点に惹かれて面接を受けました。採用プロセスで印象的だったのは、カジュアル面談で聞いたお客様のエピソードです。ある企業様がHacobuのプロダクトを導入したところ、業務効率化が進んで8台ものトラックが不要になり、空いた車両を利用して新規事業を立ち上げたというのです。Hacobuのプロダクトが生み出す可能性の大きさに感銘を受け、ここに入れば業界の明るい未来に貢献できるかもしれないと思い、入社を決めました。
参考)https://hacobu.jp/case-study/2441/
横のつながりを生む、開発部門だけで行う定例会
──お2人は前職もQAエンジニアだったそうですが、Hacobuに入社して驚いたこと、「今までと違う」と感じることがあったら教えてください。
大國:私はテック定例があることに驚きました。前職では、そういう場はなかったです。
松永:テクノロジー本部(以下、テック)のメンバーが集まる月に1度の定例会ですね。私も、テックだけの定例会がある会社は初めてです。
参考)https://www.wantedly.com/companies/hacobu/post_articles/546425
大國:Hacobuはプロダクトごとに職能横断型のチームが置かれていて、業務上は、横のつながりがあまりありません。でもテック定例のときは、業務で話す機会が少ない他チームのエンジニアの方とも交流できます。先輩方とざっくばらんに話せて、アドバイスなどをいただける場が定期的にあるのはうれしいです。
松永: Hacobuのエンジニアはリモートワーク中心ですが、テック定例のほかにも全社の定例会や、定期的な出社日もあり、対面で接する機会は多いですよね。また、Slackのチャンネルが細かくカテゴライズされていて、オンラインでも必要な情報を自由に取りに行けます。情報がオープンで、一体感を持って仕事ができる会社だと思います。
ビジネスチームとテックチームの垣根がなく、セールスやCSを介してユーザーの声も身近に
──個別プロダクトに特化した職能横断型チームでQAをやってみて、いかがでしょうか?
松永:「CSチーム」「QAチーム」のような職種別の組織編成だと、会社によってはビジネス側と開発側の相互理解がうまくいかず、ギクシャクするケースもあると思います。でもHacobuはそういう雰囲気が全くないですね。どの職種の方も「運ぶを最適化する」というHacobuのミッションを意識しており、物流課題をなんとかしたいという熱意とプロダクトへの誇りを持っているからこそ、密度の濃い仕事ができています。
大國:私がいるMOVO Vistaのプロダクトチームは、開発相談の定例が毎週あり、ビジネス側の要望などをしっかり共有してもらえます。ここまでこまめに共有される体制が整っているのは、珍しいのではないでしょうか?
松永:MOVO Vistaチームの開発相談の定例は毎週開催されているんですね。私が所属しているMOVO Fleetのチームは、隔週開催です。定例では、なんでも相談できてありがたいですね。
大國:チームごとに運営の細部も異なるのですね。Hacobuはプロダクトチームごとに異なるカルチャーがあるのかもしれませんね。
松永:そうですね(笑)。とはいえ、ビジネスと開発の距離の近さは、どのプロダクトチームにも共通しているように思います。
──ビジネス側との距離が近いと、どんなメリットがあるのでしょう?
松永:お互いのやりたいことや事情を理解したうえで、どうすれば歩み寄れるかを建設的に話し合うことができます。PdM(プロダクトマネージャー)を中心にビジネス側と密にコミュニケーションを取り、納得して開発に臨めるところは、Hacobuのテック共通の良さなのではないでしょうか。
また、セールスやCSを介して、ユーザーの声を身近に感じられるのもメリットだと思います。やはり、お客様のポジティブな感想を聞くのは嬉しいです。
大國:ユーザーの声を聞く機会が多いと、「そういう使い方をされているのか」という発見もあります。想定外の使い方をしていらっしゃるとわかり、「こういうテストもした方がいいかな」など、自分の仕事をユーザー目線で見直すことができます。
松永:Hacobuのエンジニアはユーザーを知ろうという意識が高く、倉庫などの現場に足を運ぶ人が多いですよね。そんな機会を持てるのも、ビジネス側と距離が近いおかげだと思います。現場を知ると、自分たちのプロダクトが向かうべき方向性に気づかされることも多く、私にとっては理想的な環境です。
テックを支える専門組織の存在に驚き
──ほかにも、Hacobuで働いていて驚いたことはありますか?
大國:私は、テックのエンジニアをサポートする組織開発室の存在に驚いたのですが、松永さんは以前にいらした会社でそういった部署がありましたか?
松永:組織開発室は、テック定例の運営や入社後のフォローアップなど、「テックの人が働きやすい環境を整える」部署ですよね。私はHacobuが3社目ですが、組織開発室のような存在がある会社は初めてです。
大國:私も初めてで、びっくりしました。エンジニアを手厚くサポートしようという会社の意志を感じ、心強かったです。
松永:プロダクト別のチーム編成はビジネスと開発の連携に多くのメリットがある一方で、それぞれの職種の仕事が属人的になりやすい、プロダクト横断の情報共有が弱くなりがち、といった側面もありますよね。組織開発室は、そういうデメリットを解消する上でも頼もしいです。組織開発室の存在も、Hacobuのテックが誇れる独自文化なのかなと思います。
自分たちの仕事が社会課題に直結しているという手応えとやりがい
──最後に、お2人が考える「今のHacobuで働く魅力」を教えてください。
大國:物流は国政方針に対応する案件が多いだけあって、動きが速く、社会での注目度も高いドメインです。Hacobuの仕事には、そんな物流の世界で働く人たちを支えているという実感を得られます。変化の真っただ中の社会課題に自分の仕事が直結している手応えや、やりがいは、今のHacobuで働く大きな魅力だと思います。
松永:同感です。自分の仕事の価値、意義を感じる機会が多いですよね。私は今、「物流の未来を良くするために、トップを走っている」という感覚があります。それがHacobuで働く魅力だと感じています。そこに共感、あるいは面白そうと思ってくださる方だったら、Hacobuの仕事はきっと楽しいはず。よりスピード感を持って課題解決に向かうためにも、一緒に走ってくれる仲間が増えることを願っています。