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業務時間の20%まで使ってOK!HACARUS Internal Kaggle Challenge はじめました🍧

お久しぶりです、ハカルス CTOの染田です。今月からハカルスで始めた新たな取り組みについてお知らせいたします。(English version is here ; https://hacarus.com/information/tech/hacarus-internal-kaggle-challenge/ )

"HACARUS Internal Kaggle Challenge"

ハカルスではエンジニア部門の全メンバーが参加できる「HACARUS Internal Kaggle Challenge」を開始いたしました。これは「業務時間の20%まで Kaggle コンペに割り当ててOK」という、いわばハカルス 版の 20% ルールとでも言うべき、セルフトレーニングのプログラムです。

もちろん知見は業務に活かします

Kaggle については改めて説明するまでもないとは思いますが、世界最大の機械学習のコンペティションのプラットフォームで、ハカルス が事業の中核としている医療系および産業系のコンペも数多く開催されています。そういったコンペに参加することで、業務に役立つような知見も身につける事が出来ると考えています。取り組んでもらうコンペは、本プログラムの運営メンバーでディスカッションして業務に関係するものを選ぶようにしています。


運営メンバーから告知されたコンペの期間中に、それにチャレンジをしたいメンバーを募って取り組んでもらいます。技術領域への興味は人それぞれでもあるので、今のところこのプログラムへの参加は強制ではなく希望制です。また、こういった対象コンペの告知は今後年に 3-4 回する予定ですので、興味があるコンペにのみ参加するのも OK としています。第一弾として選んだ糖尿病網膜症の画像解析のコンペには 7 名が参加しています。



全エンジニアが対象

なお、ここで強調したい事として、これはデータサイエンティストのためだけのプログラムではなく、ハカルス の「全エンジニア」を対象にしている点です。ハカルス にはデータサイエンティストだけではなく、

  • 機械学習のモデルをユーザが使えるようにするアプリケーション開発チーム
  • 機械学習のアルゴリズムをハードウェア最適化するエッジエンジニアチーム

といった、機械学習以外の技術を主に扱っているメンバーがいます。私や CDO としては、そういったエンジニアも

  • 機械学習の基本
  • EDA からモデルを学習するまでの一連のフロー
  • 機械学習が適用されうる典型的なタスク

を知る事で、チーム間でのスムーズなコミュニケーションや、お互いの技術領域への理解が深まり、結果としてより良いプロダクト開発につながると考えています。ただ、スキルに差のあるメンバーが参加するため場合によってはサポートが必要なことや、普段の業務ではなかなか一緒に作業をすることの少ないメンバー間の交流も深めるため、原則 2 名以上のチームで参加する、といったルールも設けています。

もちろんマニラが拠点のメンバーも対象


本音を言えば、対象はエンジニア部門に限らず全メンバーにしたかったのですが、さすがにプログラミングが全くできないメンバーを入れるのは教育コストが高くなりすぎるため、今は諦めることにしました。が、AI スタートアップの一員として、営業であれ人事であれ管理であれ Jupyter Notebook と戯れる程度の気概は持つべきと考えておりますゆえ、そちらはそちらで地道な啓蒙活動は進めていくことにします。

ともあれ、今回のコンペが終了したら、そのラップアップのミーティングや取り組んだ内容を参加メンバーがまたこのブログで公開しますので、是非お楽しみに。

また、こういった社内トレーニングのスキームを公開しているケースもあまり目にしませんので、何度か取り組みを行って知見が溜まってきたら、また公開したいと思います。そちらもお楽しみに。



と、ここまで固めに長々と書きましたが、1on1でとある若手データサイエンティストのメンバーから「Kaggle 皆でやりましょうよ!」と言われたのが実のところのキッカケです。ハカルスではガシガシ色々なことに挑戦して技術を極めたい!というデータサイエンティストの方を募集しています。

ご興味お持ちいただけたら是非ハカルスの募集をご覧ください。

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