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Marcelは、ハカルスでVP of Productという肩書きで、プロダクトマネージャーとして働いています。彼は、ドイツ出身で、ハカルスが日本で働く最初の会社です。
彼は、香港やドイツでUXコンサルティングを多く経験し、2017年に京都にきました。
今日は、彼が日本で働く理由、ハカルスで働く理由を紹介したいと思います。日本のスタートアップを選ぶ海外メンバーの生の声をみなさんにお届けすることで、少しでもグローバルな会社で働くイメージを持ってもらえると嬉しいです。
--- 今日はありがとうございます。日本での生活はもう慣れましたか?日本に来てどれくらいになります?
私は、2017年6月に京都に引っ越して来ました。1997年から数えて、多分15回以上日本に来ています。だから、少なくとも観光客という視点で、日本の一般常識には精通していると思います。
日本の生活には慣れて来たと言えると思いますが、まだまだ文化や言語など、学ばなければいけないことがたくさんあります。ただ、日々の生活を通して少しずつスムーズに物事が進むようになって来ました。
--- 私だったら、同時に文化も言語も…2つのことを学ぶのは本当にしんどいだろうと思います。日本にくるきっかけについて教えてもらえますか?
私の妻は日本人とドイツ人のハーフで、日本のパスポートを持っていたんです。2016年の終わりに、彼女は京都で大学教授として働くチャンスを得ました。それで、私たちは日本に住んでみることにしたんです。私たちは、彼女が新しい仕事を得たことが嬉しい反面、新しい生活が少し怖かったです。少なくとも私は、怖かったです(笑)
--- Marcelさんが恐れるのも仕方ないと思います(笑)京都に住んでみたいとは思われていたんですか?京都は日本の中でも特徴的な街です。京都での生活はどうですか?
私たちは、長い間、少なくとも数年前から、いつか日本に住んでみたいと思っていました。私の妻の両親は、1995年から横浜に住んでいたので、よく日本に行くことはありましたが、もっと日常生活を経験してみたかったのです。京都に住むチャンスが舞い込んだ時、私たちは、日本に住めることと京都に住めることで、嬉しさが2倍でした。
今まで1度だけ京都に来たことがあって、私は京都が特別な街だと感じていました。京都の本当に好きなところは、いたる所に文化が残っていることです。現代と歴史文化が融合してとても美しく、たくさんの自然もあり、ゆったりとした時が過ごせます。
--- Marcelさんは、香港やドイツで働いた経験もお持ちですよね。「働く場所」としての日本は、香港やドイツと比べてどうですか?
私は、2010年にドイツから香港に移住して、2015年まで住んでいました。この時が、私にとって初めてのドイツ以外での暮らしのスタートです。他の国に住んでみること、他の国のこと、文化を学ぶことは、私たちを好奇心でいっぱいにしました。
他の国で働くことに関してどう感じるかは、国というよりも、その国の文化や一緒に働くメンバーに依存すると思います。私のキャリアの大半は、インド、中国、アメリカ、カナダ、その他ヨーロッパからのメンバーなど、世界中から集まった同僚と一緒に働くグローバルチームでの経験です。私はいつも、彼らからそれぞれの多様な文化を学ぶことが大好きでした。
--- それは素敵ですね!でも、Marcelさんが日本に来て仕事を探すのは結構大変だったんじゃないかな、と思います。どうやって会社を見つけましたか?特にハカルスとの出会いのきっかけは何でしたか?
移住する前に、まず私は、日本語学校を探しました。私の日本語力はかなり低かったからです。当時は、6ヶ月学校で勉強すれば、仕事を探すには十分だと過信していました。
最初の半年間は、毎日日本語学校の授業に出ていました。そして、京都の地場のコミュニティを理解するために、様々なイベントにも足を運びました。
--- ミートアップなどのコミュニティを見つけられたことはよかったですね!もし私が海外に行ったとしても、ローカルのコミュニティを探すのは難しいだろうなと思いました。
関西はコミュニティが小さいし、何人かとっても協力的に、私を様々なコミュニティや経営者と引き合わせてくれる人がいました。本当に感謝しています。
そして、ハカルスを知るようになったのも、京都のMakers BootcampというハードウェアスタートアップのためのVCで働く女性が、私をハカルスのCEOの健真さんに紹介してくれたからです。Sabrinaさん、その節はありがとうございました!:)
--- ハカルスではどんなお仕事をされているのですか?楽しんでますか? :)
私のハカルスでの仕事は、VP of Producetと言って、ハカルスの技術知見やサービスの標準化、商品化を担当しています。ハカルスでの仕事の面白さはいくつもあります。
まずは、同僚たちは過去に経験のないほど素敵な仲間で、協力的な人たちなので、一緒に働いていてとても楽しいです。
ハカルスは2014年に設立し、ヘルスケア領域のためのAIに注力した会社として立ち上がりました。時間とともに、私たちのソリューションがターゲットとするマーケットは広がってきていますが、ハカルスは、従業員の健康に力を入れています。これは有難いことです。
--- そんなお話が伺えて嬉しいです。ちなみに、なんでハカルスを選ばれたのですか?何か理由はありますか?京都にはたくさんのIT企業がありますが、何か他の会社との違いをハカルスに感じられていたら教えて下さい。
ひとつ、大きな理由としては、英語を使えてインターナショナルなチームで働けるということがあります。私の日本語はまだまだ流暢ではありませんので、日本語だけの職場環境での仕事は、効率的ではないと思って良いでしょう。
しかし、もっとも大事なことは、ハカルスの面接の中で会社のビジョンに対し、素晴らしい印象を受けたことです。私たちは、本当に新しく有望な技術に取り組んでいると思います。イノベーションの一端を担うようなことを行なっているのは非常にエキサイティングです。
--- ハカルスの将来をどのように描いていますか?目標、ビジョンはありますか?
私の考えでは、ハカルスは非常に有望なAI技術の革新に取り組んでいると思います。
投資家や事業パートナーのネットワークを通じて、私たちは、自分たちのソリューションの市場に、すでに高いポテンシャルを見出しています。だから、ハカルスは今後より成長できると考えています。
また、CEOの健真さんは、過去何社かの起業で成功をおさめています。そのため、私は彼が会社の未来を良い方向に導いてくれると信じています。
ありがとうございました!また今度、Marcelさんから色々聴いてみたいです!