igjit/manga-statistics-r
manga-statistics-r - マンガでわかる統計学(The Manga Guide to Statistics) in R
https://github.com/igjit/manga-statistics-r
オフシーズンの9月末に夏休みを取って、大分・福岡・長崎を巡ってきます、セールスの野中です。(grooves では7-9月の間の好きなタイミングで夏休みが取得できます)
grooves エンジニアメンバーのユニークな活動を紹介をするコンテンツ第四弾は、先日社内で開催した統計学とR言語の勉強会についてのご紹介です。
「みんなで統計学を勉強しましょう!」
6月某日、Qiita:Team(社内情報共有ツール)に突如現れた一言です。
私たちは間違いなく読み書きと同じレベルで、統計学的な思考方法を求められている。
なぜ統計学は最強の武器になるのだろうか?その答えを一言で言えば、どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができるからだ。
「ビッグデータ」というワードが世間一般に浸透し、エンジニアに限らず、ビジネスサイドの人間もデータをどう解釈するのか、そのスキルが求められる昨今。
ITエンジニア向けの転職サービス「Forkwell Jobs」において、レコメンド機能の開発をリードしているエンジニアの @igjit が、自身の学びや発見を社内の皆に共有しようとありがたくも勉強会を企画してくれたのです。
Slack の専用チャンネル「#learn_stats」には、統計学を学びたいというエンジニア、デザイナー、ライター、セールス、カスタマーサクセス、コーポレート...など、部署・職種をまたいだ有志20名ほどが集まりました。
はい。私ですね。
高校・大学と文系科目だけで生き抜いてきた右脳人間でも、非常にわかりやすい内容でした。
マンガの各章に合わせて回が進みます。初回はRの導入からスタートしました。
参加者は、事前に1章分を一読してきた上で、@igjit の解説を聞きながら質疑応答で疑問点を解消。概念がわかったところで、練習問題をRで解いてみる...といった流れで全7回行いました。
一部社員はリモートで参加。Slack とappear.in の画面共有を活用していました。
@igjit いわく
そもそもRは統計解析用に作られたプログラミング言語で、インストールした直後から各種統計量の計算やグラフの作成ができ、RがあればExcelやGoogleスプレッドシートがなくてもデータ分析が可能である
とのことです。
Terminal で簡単なテキストを入力するだけで、平均値や標準偏差、簡単なグラフの画像データ作成もできることの便利さに感動しました。今までJavaScript やRails を少しかじっていたから余計そう感じるのかもしれないのですが、難しい関数や構造を覚える必要もなく、プログラミング未経験の方にもとっかかりやすい言語だと思います。
@igjit がGitHub に教本をアップロードしてくれていますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。漫画に出てくる複雑な関数を、授業の前に全てRで記載しておいてくれるホスピタリティ...
上記を公開したところ、ソース元の方から取り上げていただきました。
日本の漫画が、英語×Rに翻訳され、さらにgrooves で日本語×Rになって学ばれる...
まさにGlobal !コードを発端に、国境と時間を超えつながることができました。
この勉強会をきっかけに、非エンジニアのライターが、転職サービス「Forkwell Jobs」に搭載されているスカウト機能において、データベース内からスカウト返信があった人と似た人を探す(登録内容から類似度を計算する)ためにRを活用していました!素早い!
実は、エンジニア発案での勉強会は、これがはじめてではありません。
Terminal やGit やFlinto の使い方や、Ruby の入門などを学ぶきっかけもありました。
ポジションを限らず、最新のツールや生産性向上に向けた知識を得たい方には最適な環境だと強く感じています!