mitaseruは厳選お取り寄せグルメの製造・販売プラットフォームです。約2年に及ぶ事業検証期間を経て、2024年6月に事業として本ローンチとなりました。GREY AREAは、事業計画段階から参画、サービスのネーミングから、プロトタイプ、ECサイト開発、UX及び広告最適化まで、事業の経営指標に基づいたサービスデザインとコミュニケーションデザインを担当し、正式ローンチを実現しました。

BACKGROUND

日本の飲食業は、世界的にも高く評価される産業ですが、立地や客席数が売上の制約となっている上に、人手不足問題も絡み合い、事業の継続と拡大が困難な状況にあります。この構造的な問題は、2019年から世界的に広がった新型コロナウイルスの影響によってさらに浮き彫りになりました。

CHALLENGE

サービスの名称は世界展開を見据え、日本らしい食文化を象徴するネーミングを100個以上検討しました。ロゴは三井不動産グループとしてのガイドラインを守り、プラットフォームとして飲食事業者およびお客様への安心感を担保する役割を求められました。ECの立ち上げにあたっては、Shopifyをベースとし、様々なマーケティング課題やオペレーション課題に対応しながら、常にカスタマイズを重ねていきました。グラフィック制作物および広告クリエイティブにおいても、スタートアップならではのスピード感のある最適化と改善が求められました。

CONCEPT

mitaseruは、名店で働く料理人の夢とお客様の願い、その二つをつなぐために生まれた、手作りフローズンディッシュを製造する厳選お取り寄せグルメプラットフォームです。飲食店の限られた人的・物理的・経済的資源を拡張することで、優れた料理人の技術を継承し、日本の飲食業界を世界に誇る産業にしていくことを目指しています。ロゴに使われたシンボルマークの五角形は、美味しい料理が運ばれてくるお盆でもあり、五感が満たされたレーダーチャートでもあります。

「ごちそう」とは、お客様のために特別な努力をして準備する食事のことで、日本らしいおもてなしの文化を象徴するものです。mitaseruは、飲食店の皆様と一緒に、丹精込めたごちそうを作り、世界中のより多くの人にごちそうをお召し上がりいただけるよう取り組んでいきます。

OUTCOME

約2年間の事業検証期間を経て、2024年6月に事業会社として独立し、サービスを本格スタートしました。GREY AREAは、事業検証期間において、ユーザーエクスペリエンス視点に留まらず、経営・マーケティング・オペレーション視点においても、あらゆるクリエイティブの改善を重ね、売上拡大に寄与しました。デジタル広告においては、クリエイティブ、メディア、EC視点から最適化を重ね、CPAを3ヶ月間で初月から大幅に改善することに成功しました。本格スタート後も、経営支援のためのブランディングパートナーとして、あらゆる数値を解釈しながら、最適なクリエイティブを共に開発していきます。

TEAM

PRODUCER: KOTARO OGUCHI / KEITA ENDO / SHIORI KANO / YUSUKE NISHIKATA
STRATEGIST: KOTARO OGUCHI
CREATIVE DIRECTOR: KOTARO OGUCHI
COPYWRITER: KOTARO OGUCHI
ART DIRECTOR / DESIGNER: TOMOHIRO SUWA
FRONTEND ENGINEER: YOSHITAKA TADA
PHOTOGRAPHER: DAISUKE TAKASHIGE
FOOD COORDINATOR: SATOMI NAKAMURA
MEDIA PLANNER: HIROKI ITO / KENTA ISHIKAWA

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