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グラムはSlackを使わない

最近ロゴをリニューアルして、ちょっと話題になったSlack(スラック)。グラムは、Slack上のコミュニケーションが異常に発展しています。

フルリモートの会社ならばそれも珍しくないことかもしれませんが、弊社は基本的に全メンバーが毎日出社し、オフィスで仕事しています。

しかし、Slack上では常時誰かと誰かが会話していて、多くのチャンネルがかなりアクティブです。弊社の場合、「Slackを使う」というより、「Slackにいる」という表現が正しいかもしれません。

今回は、そんなグラムのSlackカルチャーについて少しお話しします。

※ 最初に断っておきますが、これは「最新のSlack活用術」といったnoteではありません。「この人たち超Slackにいるじゃん」という目線で読んでいただければと思います。

「休みます」のSlack

弊社では、休暇申請もSlackで済ませます。

実際の例がこちら▽

念のため、共有カレンダーに「終日休み」と入れておくくらいで、それすらも義務付けられているわけではありません。把握しておくべき人が把握していれば問題なしです。

病気で当日欠勤する場合も同じく。

プロジェクトのメンバーに向けて今日稼働できないということが伝わるよう、チャンネルでお知らせして、おしまいです。

それを見たメンバーたちは「お大事に」とスタンプを押して終了。無駄なやり取りが要らず、ゆっくりと休むことができるのでとても助かります。

休む理由が何であってもSlackで一言連絡するだけで済むのは、ありがたいなと思います。


毎日のことは、Slackで

また、勤怠入力もSlackから行えるようにしています。

勤怠管理サービス「ジョブカン」とSlackを連携させているので、Slackの専用チャンネルから打刻が可能。

フローを簡単に説明すると、Slackのトーク入力欄に /(スラッシュ)を入力するとこのように選択できます。↓


※話の続きはコチラから※

「打刻」を選択して送信すると、ジョブカン側の打刻ボタンが押され、勤務開始となります。

退勤時の打刻も、同様の手順。

こうした連携は、すでに多くの企業が導入しているので、改めて紹介することでもないのですが

勤怠入力のような毎日発生するタスクは可能な限りシンプルにしたい。何でもかんでも連携させればシンプルになるとは思っていないけど、いつもSlackにいるんだったら、Slackでできちゃったらラクじゃない?

こんなふうにして、Slackにいるグラムはつくられています。


グラムはDMをしない

これも多くの企業がそうしていることですが、Slackのチャンネルは原則フルオープンです。雇用形態にかかわらず、たとえ数ヶ月しかいないインターン生であっても、プロジェクトに携わるメンバーには情報をオープンにしています。

もちろん、個人情報となるような「公開範囲を限定すべき情報」を扱う場合は、プライベートチャンネルでやり取りをします。

しかし、それ以外はほとんどオープンにやり取りをしていて、DMは禁止。

個人的な趣味のやり取りならいいのですが、業務に関わるやり取りをDMという閉ざされた空間でやってしまうと、ムダが多くなります。

みんなの見えるチャンネルで会話することで、結論だけでなくそこにたどり着くまでの経緯までがクリアになり、他者へわざわざ共有する手間がなくなります。

また、オープンチャンネル(=いつでもみんなが見れる場所)で発言するカルチャーが根付いているせいか、普段から自然発生的にSlack上で議論が起こります。その結果、MTGに割く時間が大きく削減できているのかもしれません。

Slackに他社の人もいる

Slackのチャンネルに社外の人を招き入れることも、珍しくありません。

日常的にやり取りが発生する人が社外にいる場合、メールや電話、Slackを使う場合も、別途ワークスペースを作るのが一般的かと思います。

グラムでは、ゲストユーザーとして社外の人を招待し、社内のチャンネルにジョインしてもらうことが頻繁にあります。

ある程度の関係性が築けていても、メールでのコミュニケーションとなるとどうしても「お世話になっております」「ご確認いただき、ありがとうございます」「何卒よろしくお願いいたします」というような“メール文脈”になりがちです。

仮にそれらを省けたとしても、テンポよくレスポンスが来ないので、コミュニケーションコストが発生しやすい印象があります。

Slackであれば冒頭の挨拶も不要ですし、絵文字でリアクションできるので、社外の人とのやり取りが身軽になるのです。

リモートでもパフォーマンスが落ちない

大雪や台風の前日には、社長から「明日はリモートでもいいからね」とSlackで通達がきます。

雪で電車がほぼほぼ全線運休していた去年の冬▽

このように天候不良が予想される場合、前日の夜には社長がSlackで全体に指示を出してくれるので、「明日電車どうなるかなー?」「早めに起きなきゃなー」と、そわそわしなくて済みます。

これが成立するのは、直接話すのと同等レベルにSlack上でコミュニケーションがとれているおかげ。

急にリモート対応になったとて、みんな普段通りメンバーとコミュニケーションがとれるので、パフォーマンスが落ちにくいのです。

Slackは業務ツールじゃない

Slackをメールの代替ツールとして捉えていないので、業務終了と同時にシャットダウン!という感じではありません。

ガジェット系のチャンネルでは新商品のレビューで盛り上がってるメンバーたちがいて、プロダクトごとのチャンネルでは業務に関するアイディアを共有がてら残すメンバーもいたり。

趣味系のチャンネルがかなり充実しているので、Twitterのように独り言をつぶやいたり、テレビを見ながら友人とLINEするように盛り上がったりと、Slackの中に、仕事してる人してない人が同時に存在している感じです。

情報感度や興味関心のベクトルが近いメンバーが揃っているので、仕事の話でも趣味の話でも楽しめる空間になっています。そしてそれらがすべて強制的でない自由参加な空気感で、入りたい話題に入りたいタイミングで参加できるので、多くのチャンネルが廃れずアクティブなのかもしれません。

ちなみに一部の趣味チャンネルは社外の人にも開放しています。


さて今回は、「Slackを使わない、Slackにいるのだ」というグラムのSlackカルチャーを少しお見せしました。

お話しした以外にも、コミュニティかのようにいくつもの趣味チャンネルが乱立していたり、スムーズに会話が進められるように膨大な数のカスタム絵文字が存在していたりするのですが、それはまた次のnoteにて。

こんなnoteを出すと、隣の人と目も合わさず、ずーっとPCに向かってカタカタしている気色悪い集団だと誤解を生みそうで悲しいのですが、そういうわけではありません。

「この会社、居心地よさそうだなー」「ここのSlack楽しそうだなー」と思ったらぜひ一度、弊社のSlackに遊びに来てください。いつでもお待ちしております。


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