カメラブでは、ユーザーの「こんな写真が撮りたい」「撮影に挑戦してみたい」の背中を押し、撮影する喜びをもっと感じてもらうための体験型コンテンツを増やしています。
2022年3月16日にローンチした動画学習コンテンツ「GOOPASS GO 学びと実践(https://goopass.jp/go/learning/ )」は、ユーザーの声をうけて社長や事業開発チームで発案、推進してきました。今回、様々な部署と連携しながらプロジェクトを進めた金子さんにサービスローンチに至るまでのお話しを伺いました。
金子さんは、前職の先輩である荻野さん(現カメラブ事業開発部部長)の紹介で2021年1月にカメラブに参画。事業開発の売上管理、イベント運営、法人とのやりとり、サポートをこなす事業開発部のキーパーソンです。
初心者の人がカメラを諦めない世界をつくる
(カメラを構える事業開発部金子さん)
ー動画学習コンテンツ立ち上げの背景を教えてください。
カメラ初心者のユーザーから、「そもそもどんな機材を使ったらよいか。」、「説明書や専門用語が分からない。」と相談いただく機会が多くありました。カメラ初心者の方が最初のステップでつまずいて写真をあきらめないように、楽しく体系的にカメラを学べる学習コンテンツをつくろうとプロジェクトがはじまりました。
YouTubeを検索すれば、カメラを学びたい人向けの動画コンテンツがあふれています。講義のようなスライドタイプ、有名なフォトグラファーに密着したTV番組のようなドキュメンタリータイプ、YouTuberが紹介するタイプと様々な動画コンテンツがあります。しかし、初心者の方でもわかりやすくて、様々な疑問を網羅的に解決してくれるコンテンツはなかなか見当たりませんでした。チームメンバーで色々な動画を研究して、カメラ初心者にとって分かりやすい言葉で体系的にカメラを学べる動画学習コンテンツがあったらいいなと話し合いました。
カメラ初心者ユーザーの「こんな写真が撮りたい」に寄り添いたい
ーカメラ初心者の方がカメラを続けるポイントはありますか。
カメラには機材を楽しむ「ギア的な面白さ」と、よい写真を撮る「撮影の面白さ」の2つがあると思うんです。カメラブとしては特に「撮影の面白さ」を大切にしたいなと思っています。カメラ初心者や、撮影に興味があるユーザーの「こんな写真が撮りたい」「やってみたい」と思う、そんな好奇心に寄り添いたいんです。
専門用語や難しい言葉が原因でカメラから離脱してしまう人は多いのではないでしょうか。(実は私もそれで挫折をした経験があります)例えば、サンプル動画でホワイトバランスやISOの設定指定があったときに、「ホワイトバランスって何だっけ?」と疑問に思う方もいます。また、スマホの感覚で撮影をすると、被写体とカメラの距離が近すぎてシャッターがおりない場合もあります。初心者の方にとってのつまづきポイントを検討しながら専門用語や難しい言葉を使わず、写真を撮る楽しさを伝えていけたらと思っています。
ー初心者ユーザーが離脱しないために工夫した点はありますか。
人それぞれ撮りたい写真があるはずだけど、撮影手法がわからないという人は意外と多いと思うんです。そこで、星空や動物といった撮影したいシーン(作例)を選び、どのようにしたら同じような写真が撮れるかポイントを伝える動画学習コンテンツを作成しました。F値やISOの説明ではなく、作例から入る。動画を見て写真を撮っていくうちに結果としてF値を学ぶようになるんですね。撮りたいものの為に学ぶからモチベーションが下がらない。次は、別の作例で撮ってみようと、チャレンジする流れができます。「マネをしたら、スキルがついていた」そんな状態を目指しています。
オンライン会議で仲間に教えてもらえるような親近感を
ー動画学習コンテンツで特にこだわった部分はありますか。
ナレーションは堅苦しい雰囲気にならないよう、親近感にとにかくこだわりました。声のトーンや言いまわしを気にしながら、女性男性でパターンを作ってどれがいいかにこだわって選びました。重要視したのは聞きやすいか、楽しそうかという点です。オンライン会議で仲間に教えてもらえるような雰囲気が出たと思います。
ー動画制作チームはどんなメンバーですか。
動画制作チームは機材に詳しいプロフェッショナルばかりです。大手IT企業社員でギアにも詳しく、イベントの講師もやっている方や、大手レンズメーカーの商品開発経験のある方もチームに在籍しており、かなり心強いメンバーです。
一方で私は超がつく初心者。今回想定しているコンテンツ視聴者層は私の立場に近いので、撮影を教えることに慣れている人が企画をして、私が初心者目線で確認する。そして、映像のプロが撮影するといったチームワークで、差別化された質の高いコンテンツができたと思います。
ー苦労した点や大変だったエピソードはありますか。
動画を作る前はどういった内容にしていくか、チームで何回も検討しました。作例、アウトプットから撮影方法を解説するスタイルにたどり着くまでには時間を要しました。他社研究やGOOPASS GO(※1) をどう育てたいか、目的からブレークダウンをして方向性を定めます。動画は1本3分から長くて5分のコンテンツになっています。最初は初心者向けの扱いやすい機材から公開します。いまも試行錯誤しながら進んでいますが、月に5本から10本は動画をリリースしていきたいと思っています。初心者、中級者、上級者向けのどのレベルからでも990円/月で学べるコンテンツになります。他にはない切り口で、分かりやすく面白いものになっていると思います。
※1 GOOPASS GO とは?
「GOOPASS GO」は、GOOPASSでカメラをサブスク利用している方だけでなく、カメラをすでにご自身でお持ちのユーザーさんも利用できる体験提案型サービスです。
月額990円で、ラグジュアリーホテルの宿泊や由緒あるお寺の宿坊体験、ヘリコプター遊覧など、さまざまな「体験」に出会うきっかけが優待価格で受けられる「おすすめ体験」というサービスと、初心者の方がカメラ片手に動画で撮影を体験しながら進んでいく「学びと実践」という動画サービスのどちらもご利用頂けます。
参照:
「おすすめ体験」https://goopass.jp/go/
「学びと実践」https://goopass.jp/go/learning/
動画コンテンツやイベント企画をおこなう事業開発部に必要な仲間
ーいっしょに働きたい仲間はどのような方ですか。
カメラブの事業開発部は、撮影する喜びを感じてもらうための学習コンテンツ提供や、イベント運営の企画・実施をおこなっています。いずれも臨機応変な対応が求められるポジションです。
写真の上手さよりもカメラ愛、写真愛がある方、ユーザーといっしょに体験を作り上げていける方に活躍いただきたいなと思っています。「カメラの文化をふたたび盛り上げる」という想いに共感いただける方にとっては、盛り上がる場を一番近くで見て、つくっていけるのでやりがいのあるポジションになるのではないかなと思います。
カメラに詳しくなるための環境がありますので「カメラが好き」、「写真撮ってる時が幸せ」、「そういう人を増やしたい」そう思う方とぜひ一緒に活動したいです。