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高校の情報教育のDX化を推進する「コエテコStudy byGMO」。立ち上げから開発、デザインまでを担うメンバーたちは、それぞれのバックグラウンドを活かしながらサービスを進化させています。
少人数ながらスピード感を持って動き、高校の先生方に寄り添うツールをつくる──そこには、単なるプロダクト開発を超えた熱い思いがあります。
今回は、事業責任者の冨髙 辰海さんと、デザインを担当する鈴木悠里さんに、キャリアの歩みやチームの魅力について語っていただきました。
プロフィール
冨髙 辰海
サービス開発部シニアエンジニア。2022年7月入社。誰でもオンライン講座を作成できるサービス「コエテコカレッジ byGMO」でエンジニアとして要件定義や機能開発を担当。外部講師を招いた動画講座制作にも携わり、ITパスポート講座が一定の成果を上げたことをきっかけに教育事業の可能性を実感。その後「学校向けサービスをやらないか」という話に立候補し、「コエテコStudy byGMO」を立ち上げた。現在は事業責任者として、開発から営業まで幅広く担っている。
鈴木 悠里
サービスデザイン部シニアデザイナー。2022年4月に新卒入社し、7月からコエテコに配属。10月からはドローンプラットフォーム「コエテコドローン byGMO」の立ち上げデザイナーとして参画し、同年12月のリリースを経験。以降2年間は「コエテコドローン byGMO」に携わり、2024年12月より「コエテコStudy byGMO」へ参加。UIデザインからコーディングまで幅広く担当し、サービスの表現を担っている。
──コエテコStudy byGMOとは?
冨髙
コエテコStudy byGMOは、高校の必修科目「情報Ⅰ」に特化したDXサービスです。教科書や単元ごとに簡単に問題を抽出でき、テストや宿題を自動で作成できます。生徒がオンラインで回答すると採点・集計も自動化されるため、先生の業務負担を減らし、その分を生徒指導に充てることができます。結果として教育の質を高めることを目指しています。
──立ち上げの背景を教えてください
冨髙
コエテコ byGMOは子ども向け、コエテコキャンパス byGMOは大人向けと、それぞれターゲットがありましたが、公教育の「情報」という分野は抜けていました。そこをカバーしたいという思いと、先生からの要望が重なり、クイズやAIのノウハウを活かす形でサービスを立ち上げました。3か月後に全国の情報科の先生が集まるイベントでの出展が決まっている状態からプロジェクトがスタートし、それに間に合わせるために各所と調整しながらサービスをリリースまで持っていくのは大変でしたが、大きな原点です。
──チームについて教えてください
冨髙
現在は4人体制で、エンジニア3人とデザイナー1人です。私は事業責任者ですが営業も兼任しています。エンジニアは私のほかにAIスペシャリストとして問題生成やシステム整理の担当、システム責任者の2名、そして鈴木さんはUIからクリエイティブまで幅広く手掛ける“スーパーデザイナー”。少数精鋭だからこそ、一人ひとりの役割がとても大きいです。
鈴木
全員男性なのでまさに男子校のような雰囲気で(笑)、和気あいあいとしています。人数が少ない分、デザインも開発も役割を横断して関われるのは面白いですし、開発した機能をすぐに先生に使っていただいて、その反応を得られるのはこのチームならでは。スピード感があってすごくやりがいを感じています。
──チームを率いる上で大切にしていることは?
冨髙
まずは良い部分をきちんと褒めること。モチベーションを上げるためだけでなく、周囲にも伝えて評価を高めたいと思っています。あとは「責任を持って中途半端にしないこと」。得意な分野では誰にも文句を言わせないレベルを目指してほしいです。そうやって一人ひとりが強みを磨いていくのが大事だと思っています。
──責任者としてやりがいを感じる瞬間はいつですか?
冨髙
社内外から「コエテコStudy byGMOに期待している」と言われる時ですね。やっぱり期待をかけられていると、もっと頑張ろうと思えます。プレッシャーというよりは前向きなエネルギーに変えていますし、その期待に応えることが責任者としてのやりがいです。
──デザインへのこだわりを教えてください
鈴木
冨髙さんの推薦がきっかけでコエテコStudy byGMOに参加しました。前職務よりもデザイン業務の幅が広がり、今は自分のデザイン力を存分に発揮できています。
意識しているのは「先進性」と「信頼感」の両立です。AIを活用した他ではない価値を提供している新しさを表現しつつ、学校で導入されるサービスである以上、信頼感・安心感を大切にしています。また、冷たい印象にならないよう、寄り添うような温かみのあるイメージが伝わるよう意識しています。コーディング業務でもAIを活用し、価値をできるだけ早く届けられるようスピード感を持って取り組んでいます。
──苦労したことや乗り越えた経験はありますか?
冨髙
営業経験がなかったため、最初は戸惑いました。ただ、社長と一緒に動く中で「まずはやってみる」という発想を学び、できることの幅が広がりました。エンジニアには持っていなかった視点を得られたのは大きな収穫です。
鈴木
これまでは多くの人が利用するポータルサイトに携わり「誰もが使いやすい」デザインを意識してきましたが、コエテコStudy byGMOは「先生ににとって使いやすい」ことが大切で、その違いに最初は苦労しました。
「先生が実際の教育現場ではどう使うか」を想定して画面の設計をする必要があり、紙のテストをオンライン化する機能をつくる際は、直接先生にデザイン案を見せて意見をいただきながら進めました。ユーザーインタビューを即座に開発に反映する経験は初めてで、大きな学びになりました。
──今後のビジョンを教えてください
鈴木
将来的には「高校で使うのが当たり前」という存在にしていきたいです。名前を聞くだけでどんなサービスか分かる──そんなポジションを目指したいですね。
また、情報Ⅰだけにとどまらず、幅広い学びの場に広げていきたいです。学校市場に限らず、学習ニーズがある領域を見極めて展開し、事業としてもしっかり成長させたいと考えています。
──新しく加わる仲間に期待すること
冨髙
コエテコStudy byGMOを「いいサービスだ」と本気で評価し、共感してくれる人がいいです。現場と開発チームをつなぎ、事業を大きくする仲間を求めています。
鈴木
職種の壁をつくらない人ですね。営業だから売るだけ、ではなく、サービスを見て気づいた点を共有し、一緒に改善できる人。そうした姿勢がチームを強くすると考えています。
さいごに
教育の現場に寄り添い、先生と生徒双方に価値を届けるコエテコStudy byGMO。
少数精鋭のチームだからこそ、スピード感と手応えを強く感じられる。
自分の力を試し、学びを変える挑戦ができる人財が集まっています。