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50代でSIerや情報システム会社からDXコンサルタントへ――過去の実務経験が活きる瞬間【デジタル活用に強いマチュア人材による社員座談会】

「以前の職場での経験が、DXコンサルタントとして、別の会社で活かせるなんて驚きでした」

そう明かすのは、現在GLナビゲーションでDXコンサルタントとして働く、20年近く金融業界で購買の業務を担当してきたFさんです。

コンサルなどのIT領域において、ミドルシニア人材の市場価値は低く見積もられがちですが、DXを推進する上では、IT知識だけでなく、50代の豊富な実務経験や知識が必要とされるシーンが多く存在します。実際、GLナビゲーションでは50代の「マチュア世代」がコンサルタントの60%以上を占めています。またマチュア世代のコンサルタントの活躍により売り上げを伸ばしています。

そこで本記事ではGLナビゲーションでDXコンサルタントとして活躍しているマチュア世代の社員3名に、これまでの経験やキャリア、DXコンサルタントとして働く楽しさについて話を聞きました。(聞き手:GLナビゲーション代表取締役・神田、広報・鈴木)

※本インタビューは2022年12月23日に実施されました

――(神田)皆さん、これまでの経験やキャリアについてご紹介をお願いします。

Nさん:新卒で大手SIerに入社後、経理部に初任配属されました。部員一人ひとりが事業部を担当する制度だったため、若手の身でありながら決算書等の数値を分析して見えてくる問題点や課題を各事業部の幹部を相手に説明する業務を10年ほどおこなってきました。今のコンサルティングの仕事にも活きていると感じます。その後、社内のSAP事業の立ち上げメンバーに選ばれ、20年ほどSAP関連業務に携わり、その後早期退職制度に応募して大手外資SIerに転職しました。そこでは上流系のコンサルに携わり、システム導入前のシステム構想企画の支援等をおこなってきました。

その後、ご縁がありGLナビゲーションに入社しました。現在は、国内の大手製造業様のSAP導入支援をおこなっております。特に自身が経理実務経験者ということもあり会計領域に強みを持っているため、会計領域の支援が業務の中心になっております。また実務経験に加えて、コンサル業務としては上流から下流、PMも一通り担当してきた経験も強みにしています。

【Nさんのプロフィール】
経理業務を約 10 年、コンサル業務を約 18年、内部監査業務を約2年経験。
経理財務会計及び管理会計の実務を担当。
コンサルに転向後は、経理業務経験を活かし会計業務のコンサルティング及び会計システム導入のプロジェクトに従事。
その他、人工知能やロボットなどの先進 IT を活用した業務改革や業務改善の推進に従事した経験もあり。ITCの資格を保有。
現在は某大手製造業グループ11社にSAP S4HANAを新規導入するプロジェクトにコンサルタントとして参画中。



Sさん:社会人キャリアは33年で、データベースを活用したマーケティングの実現とITシステムの構築を多く経験してきました。
直近13年間は、ITコンサルティングとデータ分析業務に従事、それ以前の20年間は、ITシステムの構築に従事してきました。

元々は日系のSIerで大手企業の基幹システムを構築するプログラマーからキャリアをスタートしました。
その後、外資系のSIerや日系ベンチャー企業に在籍して、様々なITシステムの構築を担当。
IT業界の変化から、統計スキルが生かせる職を求めてデータ分析専業企業に移り、データ分析のスキルを磨きました。
その後は、市場のニーズに合わせ、コンサルティング企業でBIツールの導入や業務改善などを担当。
今までの経験を生かすため、旅行会社に転職し、マーケティング部門の管理職として社内のデータ活用を推進してきました。その後、リサーチ企業やフィンテック企業にフィールドを移し、様々な企業のマーケティングを支援を実施してきました。
現在は、金融機関のデータ分析事業を支援しております。

【Sさんのプロフィール】
IT企業のプログラマーからスタートし、システムエンジニア、プロジェクトマネジャーとして、大企業の基幹系、情報系、WEB系、組込系のシステム構築に携わる。
ITコンサルティング企業、データ分析専業企業では、様々な業界のIT・データ分析のコンサルテーション、データ分析、分析環境の構築、分析ツールの導入~定着化支援、業務改善などに従事。
その後、大手旅行会社にフィールドを移し、データ分析部門の責任者として業務に従事。
更なるスキルアップを目指し、大手リサーチ企業でデータマーケティング事業の立ち上げに参画。
現場〜マネジメント層と経営層が活用できるデータベースマーケティングの実現、ITシステムの構築に強みを持つ。
現在は、某企業のデータ分析プロジェクトにデータアナリストとして参画中。

Fさん:私は20年近く金融業界で購買の業務を担当してきました。購買のなかでも、ソーシングマネージャーと呼ばれる入札を取り仕切る間接購買になります。私のメイン担当はテクノロジー関連のハードウェアや構築する人材の手配、ソフトウェアやライセンス、ネットワーク等、諸々の入札を取り仕切ってきました。米国企業に在籍していた際、オラクルの購買システムを導入することがきっかけで初めてシステムに触れることになりました。

その後、会社再編で自身が所属していた部署が国内銀行に売却され、オラクルの知識を生かして、Ariba(現SAP Ariba)の導入に携わることになりました。Ariba導入後も購買担当としてシステムのサポートや運営を長年担当してきました。ただ、在籍していた銀行は購買業務に重きを置いておらず、単純なオートメーション化が進んでしまったため交渉業務自体のやりがいが無くなってしまったのです。タイミングも良かったのですが早期退職制度を利用して、退職を決意しました。

時間を掛けてのんびり次の職を探す予定だったので、英会話スキルを磨くためにWeb英会話をはじめました。本当に偶然なのですが、米国在住の英会話の先生が私と全く同じ業務の経験者で今は独立してコンサルタントとして仕事してるという話で盛り上がる中で、「業務に精通しているんだから、あなたが世の中の会社に知識を広める仕事をすればいいじゃないか」というアドバイスを受けたのが目からウロコでした。もしかしたら自分の経験を生かしてコンサル業務ができるかもしれないと感じたんです。これまたタイミングが重なりGLナビゲーションからお声がかかり、Aribaのスキルを求めているということで、今の業務に携わることになりました。

【Fさんのプロフィール】
グローバルに展開する外資金融企業にて間接購買をソーシングマネージャーとして 入札に伴う削減金額の管理及び契約を含むサプライヤーコントロール管理を行っていた。
購買システムとしてOracle やAriba のシステム立上げ・導入プロジェクトへ参画しプロセスの構築・効率化の数値分析から改善教育など、守備範囲の広い調達業務全般を手がけていた。

――(神田)GLナビゲーションに入社した理由や入社後に感じていることについて教えてください。

Fさん:紹介を受けた仕事に馴染みがあり、コンサルタントとしての第一歩を踏み出しやすいと感じたのが一番の入社理由です。それに加えて、GLナビゲーションの選考スピードに圧倒されて、これもご縁なのかなと思って決めました。以前の職場は金融機関だったこともあり、色々な物事を変えづらいストレスを感じていたので、入社後のスピード感は自分にすごく 合っていると感じています。実を言うと、会社のホームページがちょっと怪しそうだなと不安もあったのですが、プロジェクト内容を聞き、魅力を感じたので安心しました(笑)。



――(神田)そうですね(笑)。会社ホームページはまさにこれからアップデートしていく予定です。続いてSさんお願いします。

Sさん:大きく3点あります。1点目は前職の退職を決意して転職活動をしてる最中にGLナビゲーションからお声掛け頂き、色々会話している中で、紹介された案件と自身のスキルセットがドンピシャでして、働く環境に魅力を感じました。

2点目は神田社長の人柄に惚れました。GLナビゲーションのことを色々調べていく中でコンサル領域で人材ビジネスを展開しており特徴的だなと感じたのを覚えています。人材を大事にしてくれる会社が良いなと思っていたので、色々と調べていく中で神田社長なら人材ビジネスに力を入れるというのは嘘ではないと感じました。

3点目は、ベンチャー企業だからです。直近の経験から大きい組織の駒として働くのがあまり向いていないと感じていたんです。そういう意味で、次に転職をするのであればベンチャーに行こうと決めていました。

入社して感じたこととしては、GLナビゲーションは社風が自由ですね。例えば神田さんもすごく話しやすい方ですよね。他のコンサルタントの方も話しやすいです。そういった意味で、組織の横の繋がりがフラットに成立してることに魅力を感じています。

――(神田)「人材を大事にする」という発言がありましたが、我々の事業は教育からスタートしているんですよね。人材教育サービスを展開してきて、その卒業生が様々な企業で今やDXのスペシャリストになっています。私達は彼らの知見によってDXコンサルティング企業のDX支援をおこなっています。確かに「教育×コンサル」はGLナビゲーションの特徴かもしれないなと改めて思いました。続いて、Nさんの入社理由をお願いします。

Nさん:入社理由は本当にシンプルで「何か面白そう」だと思ったからです(笑)。入社時はまだ20人程度でしたから、新しく組織を作り上げていく面白さを肌で感じたんでしょうね。あとは、面接してくれた方と自身の出身企業の業種が同じで、波長が合うと感じました。入社後は、細かすぎる進捗確認等、やる必要性を感じない不要な業務から開放された嬉しさを感じました。今リーダーを任せて頂いており、チーム運営含め、会社の組織作りができることに非常に面白さと楽しさを感じています。

――(鈴木)ここからは私、鈴木に変わります。GLナビゲーションに入社して良かったことや考え方が変わったことを教えてください。

Nさん:先程の話とかぶりますが、規定やルールがないところからのスタートなので、今まで揃い過ぎていた環境から足りないものを考えて加えていくレベルアップの必要性を最初に感じました。

Sさん:クライアント先に常駐できるので、自身のスキルを伸ばせるようになったのが一番良かったことです。市場価値に対して自分のスキルセットの価値を体感できるのは大きな部分です。例えばお客様が求められる提案や質問に対して、自分がどこまで答えられるかで価値を図っています。思った以上にこれまでの経験が求められていることに気づけたのは良かったですし、反対にもっと伸ばす必要があるスキルが分かったことも良かったです。

自分の成果に対して顧客からバリューを感じてもらえないと、3ヵ月単位の更新がされないため、私個人に対して報酬が支払われている側面が強いと肌で感じています。これまで在籍してきた企業は大手企業ということもあり、自身に対してというよりは大企業の看板に報酬が支払われている側面が大きかったと思います。

Nさん:それは私も思います。経理経験があることを伝えると、他社の仕組みややり方についてよく聞かれます。経理担当者は自分の会社の経理しか知らないので、そのやり方が本当に正しいのか疑問を感じながら業務をおこなっているんですよね。その際、外部の視点からアドバイスをするとすごく感謝をされることが多くあります。

Fさん:私は、在籍した企業で求められなくなったAribaの知識が別の会社だと価値を見出してもらえることに驚きと嬉しさを感じました。今は様々なプロジェクトに呼ばれますし、数値目標もあるのでやることが山程あって時間は全く足りないのですが、特定のプロジェクトに専念できるのが気持ち的にも楽です。常駐先の業界も変わり、恵まれていると感じます。

――(鈴木)皆さんがおっしゃるように、自身の活躍が会社の評価にもなり、マーケットからの評価にもダイレクトにつながっているので、会社を作っているという意識を感じる人が多い気がしますね。それでは、どのような人がGLナビゲーションに向いてると感じますか?

Fさん:「待つ姿勢」が強い人は向かないと思います。自分が興味あることをどんどん勉強して身につける姿勢が無いと辛いと思います。安定した枠組みがあって、ゆっくり落ち着いて仕事をしたい人には向かない気がします。

Sさん:私もFさんと同じで、「能動的な人」が向いていると思います。

Nさん:経営者目線で総合的に物事を俯瞰できる人が向いていると思います。あとは経営センス。売上だけでなく、利益も気にする必要があります。元経理の立場としては、自分がもらう給料と生み出す利益を踏まえるとどれだけ売上を生み出す必要があるのか、そういった感覚を持っている人が向いていると感じます。

――(鈴木)続いて、今後のキャリアプランについて教えてください。



Fさん:今アサインされている業務は、開発が終わってこれから本番運用する前のサポートのため、いいタイミングで開発に戻りたいという気持ちがあります。

――(鈴木)そうですね、当社の営業はかなり積極的にプロジェクトを探しにいくため、希望に即したプロジェクトにアサインされることが多いですよね。また、売上を目標にしておらずアサイン数が評価されるので、コンサルの希望に合ったプロジェクトや市場価値を高められるプロジェクトにアサインしていく風土があります。それではSさんはいかがでしょうか。

Sさん:データ分析関連で起業したいというのが今後のキャリアプランです。過去に3回起業しているので、4回目のチャレンジです。定年前に起業して、GLナビゲーションとパートナー契約を締結して働けたらいいなと思っています。

――(鈴木)当社で業務経験がある方のうち30名以上が創業しています。神田がリクルート出身なこともあり、起業していくことを応援しようとする風土があるのかもしれません。Nさんはいかがでしょうか。

Nさん:今のプロジェクトは2024年4月に本番稼動を予定しております。そして海外も含めて子会社展開の計画を含めると2030年までの10年計画です。仮に今と同じ案件に携われれば、それで定年を通り越すという感じなんです。ただ実は今、ボランティアで銀座のスナックや熊本の鶏肉会社の経営アドバイザーをやっておりまして、別軸からの活動を増やしていくことも面白いかなと考えております。

――(鈴木)面白いですね、福井県で業務をやりながら結婚相談所をやっているメンバーもおり、多様な働き方をしている方が多いですよね。(笑)最後に、今後GLをどのように成長させたいですか?

Nさん:一つは私達が今持っているノウハウを形にして、若い人たちに繋げていきたいです。それから、GLナビゲーションが急拡大しているので、色々な側面で追いついていない部分がありますよね。体制整備が必要だと思いますので、例えばですが、営業もしくは総務向けに経理実務教育を行うことで、会社の成長に繋げられたな良いなと考えております。

Sさん:一つは単価が高い分析案件をもっと増やして、GLナビゲーションの売上拡大に貢献したいです。もう一つは泥臭い業務、例えば組織やチームを創ることがすごく好きなので、Nさんの話とも被りますが、組織の急成長フェーズにおいてチームや組織を強化して成長させていきたいです。

Fさん:GLナビゲーションは急拡大しているので、上場を目指すなかで自分の知識や経験が活かせる部分で貢献していきたいと考えております。

――(鈴木)ありがとうございます。私自身もいつも皆さんの話を聞いていて、とても刺激を受けています。今後もぜひ力を合わせて一緒に会社を大きくしていきたいですね。本日は本当にありがとうございました。

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