こんにちは、ギバーテイクオール株式会社 CHROの小川です。弊社は住宅業界を中心に、DXによる変革を本気で目指すスタートアップです。注文住宅をはじめとするエンドユーザーの「決断コストをゼロにする」を目指し、to B、to C両軸でサービスを展開しています。
今回は、ジョイン3カ月目でSaaS事業におけるリーダー役となった小出さんのインタビューをお届けします。小出さんは住宅業界は未経験ながらも、ギバーテイクオールをより良くするために、経営・マネジメント経験を生かし、自ら考えどんどん行動にうつしてくれる、熱いメンバーです。
そんな小出さんに、入社前に感じたことや入社後のこと、これからについて話を聞きました。
<今回登場するメンバー>
小出 SaaSユニットマネージャー
2025年3月ジョイン。SaaSユニットのセールス部門からスタートし、3カ月目に自ら手を挙げ、SaaSユニット全体のマネージャーに。
<目次>
・イベント業界からの転身──マネジメント経験を武器に、新たなステージへ
・初めてのオンラインワーク、住宅業界──入社後に感じたこと
・自らポジションを掴みにいく──SaaSユニットを導く覚悟
・生産性を最大化するマネジメント──失敗を恐れない姿勢で成果を追う
・まとめ
イベント業界からの転身──マネジメント経験を武器に、新たなステージへ
ー前職は何をしていましたか?
イベント企画やモデルタレントのマネジメント会社を経営していました。イベントやCMの企画、法人営業など一連の業務全般に携わっていましたね。
長年イベント業界にいたのですが、コロナ禍では事業の特性上、大きな影響を受けてしまいました。経営努力を重ねたのですが、その後総合的に判断し、経営から会社員の道を選択しました。
ー転職活動中、ギバーテイクオールとどのように出会いましたか?
ギバーテイクオールからスカウトを受け取ったのが始まりです。
大学時代は住宅設計を学んでいたので、以前から住宅業界には興味がありました。また、新卒時に入社した会社の同期が、今や有名となったとあるSaaSビジネスをつくったことで刺激を受けていたこともあり、SaaS領域に挑戦したい気持ちがあったのです。
そして何より、これまでのキャリアで培ってきたマネジメント力を生かせそうな環境だと思い、選考に進むことにしました。
ー選考中、印象的だったことはありますか?
最初のカジュアル面談では、小川さんとお話しましたよね。第一印象が良く、小川さんに対して親近感がわいたのを覚えています。
事業についてわかりやすく説明していただきましたし、私が今までやってきたことを話す中で、ここでなら自分の経験や力が発揮できそうだと思いました。
河野代表との面接では、一緒にこういうことができたら良いですねと同じ目線に立って話ができたのが心地良かったです。河野代表の前進する大きなエネルギーを感じて、こんな代表についていきたい、ぜひ一緒にやっていきたい、と思いました。
ー入社の決め手になったのは何ですか?
事業が自分の興味の方向性と合ったこと、これまでの経験と能力を生かせることが大きかったです。
その上で、ギバーテイクオールが上場を目指していることも、決め手になりました。上場はぜひ経験したいことなので、自らの目標設定のひとつとして、仕事を頑張れる理由になると考えました。
初めてのオンラインワーク、住宅業界──入社後に感じたこと
ーオンラインワークの働き方はいかがですか?
本格的にオンラインワークをするのは初めてだったので、最初は不安でした。ですが、ギバーテイクオールは密にメンバーと連携を取り合うので、初めてのオンラインワークでも適応できる環境です。
通勤時間がなく、自分の仕事に集中できる点は一般的な出社の会社にはない良さだと思いますね。
また、場所にとらわれず、全国のお客様に対応できるのも大きな利点です。
オンラインワークというと、サボることもできる環境のように思うじゃないですか。けれど実際は、出社する働き方と遜色ないですね。打ち合わせもたくさんあり、私も含めメンバーみんな、よく働いていますよ。
ー異業界から住宅業界に入って、大変なことはありましたか?
大学時代に住宅業界のことを学んではいましたが、やはり現場は違いますね。
お客様である工務店が抱える課題をどう捉えるか、その上でどう解決していくのかを考えるのは難しいです。頭だけで理解するのは無理なので、現場でお客様の声を聞くことを大切にしています。
そして、私たちが扱うSaaSは課題解決の手段なので、常にその手段が最適かどうかを考える必要があります。
ーギバーテイクオールはどのような組織だと感じますか?
真面目な方が多いですね。みなさん、協力的で真剣に話を聞いてくれます。
ただ、真面目さは長所である一方で、裏を返せば、何でも完璧にやらなければいけないと考え、スピード感に欠けてしまう短所にもなりえます。
今後、組織として成長していくためには、全員が忙しいだけにならないよう、「捨てる」判断も必要になっていきます。マネジメントという立場から、優先事項を整理し、決断していく必要があるとも感じています。
-入社前と入社後で、ギャップはありましたか?
ギャップというより、入社後はより社内の数字をリアルに感じられるようになった点が大きな違いですね。
上場という目標に対して、自分が何をどうするべきなのかがより具体的になりました。
自らポジションを掴みにいく──SaaSユニットを導く覚悟
ー入社直後はどのような役割を担っていましたか?
入社後は、SaaSユニットの中のセールス部門として仕事を始め、まずはサービスを理解し、ひとりでセールスができるように学びと実践を繰り返していました。
ーその後、どのような経緯でSaaSユニットマネージャーになりましたか?
徐々にSaaSユニットの全体像が見えてくる中で、自分がユニットメンバーをマネジメントして、SaaSユニットをより良くしたいと考えました。
そこで思い切って、入社からまだ2カ月程度の期間ではありましたが、SaaSユニット全体のマネージャーにしてほしいと自ら河野代表に志願したのです。
河野代表からは数字に責任を持てるか問われましたが、その覚悟を伝え、SaaSユニット全体のマネージャーを任せていただくことになりました。
ー自らSaaSユニットマネージャーに志願した時、どのような気持ちでしたか?
私はこれまでプレイヤーよりもマネジメントポジションの経験の方が多く、自分の強みはマネジメント力だと考えています。新卒で入社した会社では2年目からサブマネージャーとなり、その後の転職先では部長も経験しました。
自分の強みを生かすためには、マネージャーというポジションになる必要があると考えていたのです。先々そのポジションを目指すのであれば、今であっても変わらないと思い、志願しました。
ーSaaSユニットマネージャーへの就任が決まった時はいかがでしたか?
自分で言い出したものの、全く不安がなかったかと言えば嘘になります。ワクワクと緊張の両方がありましたね。
入社間もなくマネージャーに就任したことで、他のメンバーが困惑するだろうとも思いました。ですので、まずは皆さんからの信頼を得るために、自己紹介の意味を込めて、1on1を実施させていただきました。
私の方が年上であっても、ギバーテイクオールの社歴としては若いので、自分を理解してもらえるところから謙虚に進めることを意識しました。
皆さんと話をする機会を持てて、「ありがとうございます」という言葉ももらえたので、やって良かったなと思っています。
ーSaaSユニットマネージャーに就任後、どのような変化がありましたか?
時間がなくなりましたね(笑)。商材とお客様のことだけではなく、SaaSユニット内のセールス部門以外のことも把握すべきことが増えました。
問題箇所を見つけて解決し、どこを伸ばすべきかを考えるのが仕事です。メンバーによる業務量のばらつきも含め改善点が見えてきているので、現在立て直しをしている段階です。
ーマネージャーになって少し時間が経ち、現在どのようなやりがいや課題を感じていますか?
メンバーの意見を聞き、会議に出て、売上やメンバーのやりがい向上のための核心に近づいている実感はあります。あとは、やるだけです。
ユニットとしてPDCAをうまく回し、事業との向き合い方の根本から改革していきたいです。そのためには、時間もメンバーの協力も必要になるので、みんなでやっていければと思います。
生産性を最大化するマネジメント──失敗を恐れない姿勢で成果を追う
ー小出さんはご自身のマネジメントスタイルをどのように捉えていますか?
私はマネジメントを「生産性の最大化」と定義しています。
まずはメンバーの考えを傾聴し、その後に相手の意見と事実を分けて二段階で話をするよう心がけています。
メンバーは、一人ひとり異なる意見を持っているものです。だからこそ、まずは相手の考えを聞いて、いったん理解するよう努めています。
その後、意見と事実を分けて、起こった問題や課題を整理します。そして、適切なアドバイスをすることでチームの生産性を上げられると考えています。
ー仕事をする上で、大切にしている考えは何ですか?
「10回目に成功する」をモットーにしています。
元々、私は最初から成功を期待してしまいがちだったのですが、会社経営の経験を通して、考え方が変わりました。9回目までは失敗しても良いと思っていると、失敗時のダメージは少なく、フットワーク軽く動けるようになると学んだのです。
人より多くの失敗をしてきたからこそ、得た学びだと思いますね。
ー今後の目標を教えてください。
短期的な目標は、マネージャーとしてSaaSユニット全体の売上目標を150%達成することです。私がこのユニットに携わってから、どうユニット全体の成果を上げていけるかが勝負だと思っています。
長期目標は、ギバーテイクオールとして上場することです。
ー新しいメンバーには、どのような方に来てほしいですか?
ギバーテイクオールはスタートアップなので、日々さまざまな動きがあります。その中で、ただ言われたことをやるだけでは、不十分だと感じますね。
お客様により良い成果を出していただきたいという思いをもって、より良いアプローチを自ら考え、動ける人と一緒に仕事ができればと思います。
まとめ
イベント業界から住宅業界、そしてSaaSを扱う仕事へと転身し、自ら志願してユニットマネージャーのポジションを掴んだ小出さん。
オンラインワークという働き方の環境の変化にも柔軟に適応しながら、これまでのマネジメント経験を最大限に生かして活躍中です。「生産性の最大化」を意識して、メンバーの声に耳を傾け、課題の本質を見極めようとする姿勢が印象的でした。
失敗を恐れず挑戦しようとする小出さんの姿勢は、これからのギバーテイクオールを支える大きな原動力となること間違いありません!