こんにちは、ギバーテイクオール株式会社 CHROの小川です。弊社は住宅業界を中心に、DXによる変革を本気で目指すスタートアップです。注文住宅をはじめとするエンドユーザーの「決断コストをゼロにする」ことを目指し、to B、to C両軸でサービスを展開しています。
ギバーテイクオールは第9期目を迎え、組織構成を新たに見直しました。新体制において、toC事業(マーケットプレイス事業)を展開する「マケプレユニット」の事業リーダーに、2024年入社の櫻井さんを抜擢! これまで主にマーケターとして活躍していた彼を先頭に、事業のさらなる拡大を目指していきます。
マケプレユニットのトップとなった櫻井さんは、どのような背景でギバーテイクオールに入社してきた人物なのか? マケプレユニットをどのように考え、何を目指しているのか? 話を聞きました。
<今回登場するメンバー>
櫻井
2024年5月入社後、マケプレ事業とSaaS事業のマーケティングを担当。視察ツアーなどの新規企画運営などにも積極的に携わる。25年4月マケプレユニット・事業リーダーポジションに就任。
<目次>
・経験を生かして成果を出せそうと入社。たくさんのチャレンジをして刺激的な1年間を経て、マケプレ事業リーダーへ
・家を建てたいお客様に最適な工務店を紹介する「auka」を展開。お客様と直接接点を持つ住宅アドバイザ―の仕事とは
・AIを活用したターゲット層拡大を狙った新規事業も。みんなで課題に向き合いつつ、各々が自走できるユニットを目指す
・まとめ
経験を生かして成果を出せそうと入社。たくさんのチャレンジをして刺激的な1年間を経て、マケプレ事業リーダーへ
入社してすぐにチームワークの良さを実感した昨年の展示会
ー前職は何をしていましたか?
エンジニア向け人材紹介会社で、toC向けマーケティングをしていました。具体的には、エンジニア志望の学生を対象とした広告作成やメディアとのタイアップなどを行っていましたね。また、リーダーとして、チームを管理する役割も担っていました。
ー転職したきっかけは何ですか?
前職では自宅から会社までの距離が遠く、帰宅が遅くなりがちでした。それを解消し、もっと家族と仕事の両方にコミットする生き方がしたいと思ったからです。
週に2〜3回はリモートワークをやっていたので、自宅で仕事をすることに抵抗はありませんでした。むしろ、フルリモートで仕事ができれば、理想を叶えられると思ったのです。
ーなぜ、ギバーテイクオールを選びましたか?
求人媒体でギバーテイクオールのことを知り、その後、Wantedlyに掲載されている代表や社員インタビュー記事を読みました。会社の雰囲気が自分にマッチしていると感じ、応募しました。
転職では、「自分のこれまでの経験を生かして成果を上げられそうか」を重視していました。そこで、業界は違えど、マッチングビジネスという点で前職と共通していたことも大きなポイントでしたね。
また、「人生の決断コストをゼロにする」というミッションにも共感したのです。私自身、現代は情報が多すぎて、物事の決断に時間がかかることに課題を感じていました。代表の河野が語る「ボタンひとつで(住宅の購入が)完結する世界」を実現できたら、とても面白いと思いました。
ー入社して1年間、いかがでしたか?
入社後はマケプレユニットとSaaSユニットの両方のマーケティング担当として、刺激的な1年間を送りました。周りからアドバイスをいただきながら、より視座の高いことにチャレンジさせてもらったと感じています。
ギバーテイクオールには、チャレンジに対して背中を押してくれる風土があります。むしろ、チャレンジしないことの方がマイナスだと捉えていると感じます。
もちろん、理念や経済条件が合うことは前提ですが、やりたいことをやらせてもらえるので、ありがたいですね。仮説を立てて、やってみたいと話をすると、代表や上司が「一回やってみなよ」と言ってくださいます。今まで、提案した内容でダメだと言われた記憶があまりありません。
ー今回マケプレユニットの事業リーダーとなった時、どのような気持ちでしたか?
楽しみながら、頑張りたい、と思いました。私がこのポジションに就くことで、組織として、よりうまく回っていくようにしたいです。
ーマケプレユニット内で、櫻井さんはどのような仕事をしていますか?
ユニット全体管理と新規事業の立上げを行っています。
売上の数字を見つつ、どこに課題があるのかを見つけ、どのような施策を行うのかを決めています。
新規事業に関しては、企業秘密でまだ詳しく発表できませんが、よりターゲット層を広げるために取り組んでいます。プロダクト開発ユニットと協力しながら、AIを活用したサービスを展開しはじめているところです。
家を建てたいお客様に最適な工務店を紹介する「auka」を展開。お客様と直接接点を持つ住宅アドバイザ―の仕事とは
今年の忘期会では代表の河野と同じチームでゲームに挑戦
ーマケプレユニットの事業内容を教えてください。
「auka」という注文住宅の購入を検討している方向けの工務店紹介サービスを展開しています。
まず、家を建てたいと考えているお客様が「auka」のLINEに登録すると、自動でアンケートが送られます。その後、住宅アドバイザーによる無料の電話相談でご予算やご要望、お困りごとなどを詳しくヒアリングします。そして、提携している370社・450ブランドの工務店の中からお客様に合った工務店を複数紹介し、契約されるまでLINEで1対1でサポートする流れです。
家を建てたいと考えても、多くの方は数あるハウスメーカーや工務店からどこを選べば良いのか迷ってしまいます。そこで、「auka」ではお客様のニーズや価値観に沿った工務店をご紹介するので、お客様は検討にかかる時間コストや労力コストを削減できるのです。
ー現在、マケプレユニットはどのようなメンバーで構成されていますか?
私のほかに、マーケティング担当者が1名、住宅アドバイザーが4名います。
この中でも、マケプレユニットで主役といえるのは、お客様と直接接点を持つ「住宅アドバイザ―」です。今後、ユニットの人員強化をする際は「住宅アドバイザー」を募集する想定です。
ー住宅アドバイザ―の仕事は、どのようなものですか?
お客様と電話やLINEで直接接点をもち、お客様にとって最適な工務店を選定してご紹介する、大変重要な役割です。
ひとりのお客様が住宅購入を決定されるまで、平均して3〜4か月ほどかかります。その間、伴走してサポートします。住宅アドバイザーひとりにつき、常時20人から30人ほどのお客様を対応しています。
電話でヒアリングをする際は、細かく情報収集し、お客様の要望に対して正しい提案をすることが求められます。お客様がおっしゃった条件をそのまま鵜呑みにすれば良いわけではないところが、ポイントですね。たとえ予算がオーバーしたり、希望条件が当てはまらなくても、総合的に納得感や満足度が一番高くなるご提案が大切なのです。
住宅アドバイザ―のミッションには、職種名からは想像しにくいかもしれませんが、数字を追うセールスの要素も含まれています。主体的に考えて、自走し、数字にコミットすることが求められるのです。
AIを活用したターゲット層拡大を狙った新規事業も。みんなで課題に向き合いつつ、各々が自走できるユニットを目指す
これからますます面白くなるマケプレユニットにご期待ください!
ーマケプレユニットのやりがいは何だと思いますか?
一番は、お客様に近いところで仕事ができる点ですね。
to B事業では、顧客の先にいるエンドユーザーの感想を聞くことは難しい場合が多いのではないでしょうか。しかし、私たちはto C事業のため、お客様の声を直接聞くことができます。
以前、新規事業の立ち上げに際し、以前ご利用いただいたお客様にインタビューをする機会がありました。その際、家を買う時に悩んだことやaukaを使った理由、感想を聞くことができました。私たちの仕事が、お客様に価値提供できた手ごたえが感じられ、嬉しかったです。そして、その生の声をもとに、新しいサービスをつくっていくことが楽しいと感じます。
ー現在、マケプレユニットで課題だと感じていることは何ですか?
近年、注文住宅を買う人の数が減っています。住宅ローンの金利上昇やウッドショックによる住宅価格の高騰による影響を受けているのは確かです。マンションや中古住宅といった選択肢を選ぶ人も増えてきました。
家を買いたい人の数が減っている分、私たちのサービスへの集客も苦戦しているのが実情です。
だからこそ、家を建てようと既に決めている層だけではなく、「家を建てようかな……」とまだ情報収集しているレベルの潜在層もターゲットにしていきたいと考えています。集客で分母を多くとるために、新規事業を展開し始めているのです。
ー今後、マケプレユニットをどのようにしていきたいですか?
1万件以上のauka相談実績から得たユーザーデータをベースに、AIを活用して、お客様と工務店とのより相性の良いマッチングを実現していきたいです。
家を買いたい人の悩みから年収、居住地、最終的に選んだ工務店など、多くのデータが蓄積されているので、これらを生かして、新たな価値を生み出したいと考えています。
組織としては、各々が課題を見つけ、自走して解決するようにしていきたいですね。同時に、今は職種ごとのチーム内で完結してしまっていることも、ユニット全体で共有して、みんなで課題に向き合っていくことができたらと考えています。
それはギバーテイクオールミッションである「みんなでプラットフォームを創る」にもつながると考えています。職種ごとのチーム、ユニット、そして、会社全体にこの視点をつないでいけたら良いなと思います。
まとめ
家を建てたいお客様の「どのハウスメーカーを選べば良いかわからない」という悩みを解決する「auka」
現在は新築注文住宅をメインに取り扱っていますが、今後はリノベーションや他領域への展開も視野に入れています。また、ターゲット層を広げるためのAI活用による新規事業にも取り組んでいて、今後、ますますマーケットプレイス事業の可能性は広がっています。
現在活躍している住宅アドバイザーの中には、住宅営業経験者や住宅相談カウンター経験者もいて、業界経験は知識が生かせる点で有利です。しかし、必須ではありません。
業界は違ってもto Cセールス経験があり、お客様の要望を正しく理解し、期待値を超える提案ができる方であれば、住宅アドバイザーとして大いに活躍いただけるでしょう。
最後に櫻井さんからは「前向きで、主体的に自走しながら、チームを巻き込んで仕事を進められる方に、ぜひ来ていただきたいと思います」というメッセージをもらいました。