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GIGが、エンジニアだけで構成される事業部『サービス開発事業部』を立ち上げた理由

2023年12月、株式会社GIGは創業から8期を迎えました。デジタル領域における課題解決のため、Web制作からシステム開発、自社プロダクト『Workship』や『LeadGrid』、『クロスデザイナー』の開発を行い、事業拡大してきたGIG。そんな成長を支えているのは、間違いなくエンジニアの活躍です。

エンジニアが働きやすい組織を実現するため、創業期から組織改善を続けてきたGIGは今期、エンジニアだけで構成される「サービス開発事業部」を設立しました。「フルスタックエンジニアになれる環境を」と作られたこの事業部は、どのような組織なのでしょうか。

今回は、3期からGIGに参画し、事業部長を務める一方でフルスタックエンジニアとしてのキャリアをもつ石倉さんに、サービス開発事業部の概要と立ち上げた背景、エンジニア組織としてこれから目指す姿をお伺いしました。

石倉 彰悟(いしくら しょうご):サービス開発事業部 事業部長。ソーシャルゲーム会社でカスタマーサポートとして従事した後にエンジニアに転身。大手決済システムやEC系Webサービス等の開発業務を経て、2018年7月GIGにジョイン。

「エンジニアが働きやすい環境を」サービス開発事業部設立の裏側

—まず、今回設立された「サービス開発事業部」について、どのような事業部なのか教えてください。

サービス開発事業部は、GIGのエンジニアが一つに集まっている職能型の部署です。所属するメンバーはすべてエンジニアですが、担当業務やプロダクトごとに分かれた以下4つのチームで構成されています。

  • Creative開発
  • インフラ
  • LeadGrid開発
  • SkillShare開発

Creative開発は、受託案件の開発や運用、保守を行うチーム。連携して動くのがインフラチームで、受託案件のインフラ構築および運用、保守の対応を行います。

あとの2チームが自社プロダクトを担当しており、LeadGrid開発チームは、Webマーケティングに特化したCMS『LeadGird』の開発。SkillShare開発チームは、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』や国内最大級のデザイナー専門エージェントサービス『クロスデザイナー』を開発しています。

—なぜ、エンジニアだけが集まる事業部を設立したのでしょうか?その背景を教えてください

これまでGIGはいわゆる事業部制と呼ばれる組織形態で、各サービスやプロダクトに関わるメンバーが職種関係なく一つのチームに所属していました。たとえば、LeadGird事業部ならLeadGirdに関わるセールス、ディレクター、デザイナー、エンジニアがまとめて在籍していたんです。

職種に関係なく事業にコミットしやすいというメリットもある事業部制ですが、異なる事業部に所属するエンジニア間でナレッジの共有ができなかったり、コミュニケーションが取りづらくエンジニア文化の醸成が難しかったりなどの課題もありました。

GIGとしては、エンジニアの人がより成長できる環境を整えて、相互に影響しあえるエンジニア文化を作り上げていきたかった。これが、エンジニアが集まる「サービス開発事業部」を立ち上げた最も大きな理由になります。

フルスタックエンジニアになれる。柔軟なキャリアを実現できるエンジニア組織に

—サービス開発事業部の設立によって、どのような変化や反響がありましたか?

先月できたばかりの組織なので、いろんな変化をこれから作っていくところではあります。ただ、すでにメンバーがもくもく会を主催してくれたりと、エンジニア間の繋がりが強くなってきているなと感じますね。

事業部制の課題だったエンジニア間のナレッジのシェアに関しても、少しずついい方向に変えていこうとしています。一つの案件にエンジニアが2人以上参加しレビューしあえる環境を整えたり、ナレッジをまとめるドキュメントの形式やツールがバラバラだったのをNotionに統一していくような取り組みを実施したりと、スキルアップにつながる取り組みを積極的に行っているのが現状です。

また従来は、繁忙期の事業部があっても、他事業部のメンバーが実務をサポートするには組織的な手続きなどが必要で、迅速に対応するのは難しい状況でした。ですが、今回一つの事業部にエンジニアが集まったことで、担当サービスやプロダクトの垣根を超えてサポートしあえる環境となり、より柔軟に安定して業務が行えるチームになったと思います。

—ナレッジだけでなく、リソースの共有なども行いやすくなったのですね。

「エンジニアが柔軟に働ける環境」を実現することは、サービス開発事業部を設立するうえで目指した理念だったので、この仕組み作りには注力しましたね。

エンジニア職の柔軟性は事業部のリソース問題だけでなく、個人のキャリアにとっても重要な要素だと考えています。たとえば「バックエンドエンジニアとして入社したら、退職までバックエンド業務だけを行い続ける」ことって結構起きがちだと思うんです。事業部制の場合、何年も同じプロダクトの業務を続けるといったケースも往々にあります。

もちろん一つの分野を極めることは素晴らしいことですが、同じ領域、同じプロダクトだけに関わり続けることは、業務を通じて得られる成長にいつか限界を感じてしまいやすい傾向にあると思うんです。エンジニアとして成長するためには、特定の領域だけではなく幅広い領域の知識をつけること経験をすることが大事だと思うので、さまざまな業務に柔軟に挑戦できる環境を作りたいと考えました。

だから、GIGのサービス開発事業部では、メンバーの興味あるスキルや希望するキャリアに従って、柔軟に新しい領域に挑戦できる仕組みを取り入れています。フロントエンドをある程度担当したらバックエンドやインフラに移りフルスタックエンジニアを目指せる、受託開発のメンバーも希望があれば自社開発に異動できるといったキャリアパスを用意しました。

エンジニアの120%の能力を引き出せる組織にしたい

—石倉さんが思う、GIGにエンジニアとして入社するメリットはなんでしょうか?

まず何より、技術が好きな人が多いこと。新しい技術について日常的に話せる環境は僕自身とても楽しいし、自分が知らない技術を専門としている人も多く学びが尽きません。

それに、技術を気軽に試せる環境も整っています。GIGは良いモノはどんどん導入する会社なので、技術が好きな人や好奇心旺盛な人にとってはいい会社だと思います。

受託開発もあれば自社プロダクトもある。そして、今回のサービス開発事業部設立で、フロントエンド・バックエンド・インフラすべての領域に、柔軟に挑戦できる仕組みもできました。マネージャーや事業部長といったマネジメントのキャリアにも挑戦しやすい一方で、スペシャリストの道ももちろん用意されているから、自分の理想のエンジニア像を実現しやすい環境だと思います。幅広く挑戦したい、フルスタックエンジニアを目指したいという人にぜひ入社いただきたいですね。

—最後に、これからサービス開発事業部で挑戦したいこと、実現したいことを教えてください

一番は「価値や魅力を最大化して相手にしっかりと届けられるもの」を制作できる開発組織にしていきたいです。

そのためにも、お客様の声に耳を傾けながらスピーディな改善を行うための体制構築や、より良い価値を提供するために必要なスキルを伸ばせる環境の構築など、あらゆることに挑戦していきたいです。

そして、一緒に働いているメンバーが自分の能力を100%、120%と発揮できるような働きやすい環境を実現したいと思っています。

(この記事はGIG BLOGからの転載です)

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