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GIGでは、デザイナーやエンジニア、ディレクターなど、各職種の採用を積極的に行っています。そんななか「GIGってどんな雰囲気?」「プロジェクトはどうやって進めていくの?」といった質問をいただくことが多くありました。
そこで始めたのが、寄せられた質問に各職種で活躍する社員が直接答える企画。今回は第5弾としてディレクター部門にフォーカス。プロデュース事業部マネージャーの江尻 祐介さんと藤原 英里さんに、現在の業務やプロジェクトの進め方、GIGのディレクターとして目指していくところを根掘り葉掘り聞いてみました。
江尻 祐介(えじり ゆうすけ)
DX Consulting事業本部 プロデュース事業部 マネージャー。東京工業大学大学院を卒業後、大手システム開発会社にて通信キャリア向けの事業企画やWebサービス開発に従事。2021年10月にGIGへジョイン。WebサイトやWebシステム制作のディレクションを担当する。
藤原 英里(ふじわら えり)
DX Consulting事業本部プロデュース事業部でPM、ディレクションを担当。青山学院大学を卒業後、マーケターとして広告運用やSEOを担当。その後、2021年2月にGIGへジョインし、上流設計からWebサイト制作のディレクションを行なっている
【WORK】GIGのディレクターの仕事
―GIGのディレクター、と大きくくくってみましたが、実際お二人はどのような業務をされていますか?
江尻:
GIGのディレクターは、扱うものによって大きく2種類に分けられると思います。ひとつはコーポレートサイトやサービスサイトといった、一般的にイメージしやすいWebサイト制作に携わるディレクター。もうひとつはマッチングサイトやECなどのシステム開発に携わるディレクターです。藤原さんは前者、私は後者にあたります。
藤原:
大きくはプロジェクト管理とWeb制作のディレクションの2つです。プロジェクト管理は、スケジュールの調整を行なったり、全体のクオリティチェックを行ったりして、全体管理を行います。ディレクションは、クライアントの要望を整理しながら、案件によってはペルソナ/カスタマージャーにの設計など上流設計を実施した後、画面設計を行い、デザイナーやエンジニアさんに依頼をします。社内のデザイナーやエンジニア、そしてクライアントの交通整理をするのが役割ですね。
江尻:
対して私はもう少しエンジニア寄りの仕事です。入力フォームなどを含めたシステム開発自体の調整はもちろんですが、要件定義や仕様決めのような上流の設計業務も担当しています。設計から実装まで一貫して携わることが多いです。
―おふたりは中途でGIGにジョインしていますが、もともとディレクター職だったのでしょうか?
藤原:
前職ではマーケティング職で、比較サイトなどのWeb広告運用を担当していました。大きなくくりでは、どちらもWebサイトに関わる仕事です。だけど、モノを売る視点のマーケティングとモノづくり視点の制作では、考え方もやることも大きく違いましたね。
江尻:
私もGIGに転職してからディレクター職を初めて経験しました。前職はSaaS系のシステム開発会社に勤めていて、どちらかというとプランナーやプロデューサー系の職種で働いていたんです。藤原さんと同じようにシステムを作る目線は変わりませんが、ディレクターはよりモノづくりに密着して考えられる印象があります。
―GIGのディレクターとして従事していくなかで「GIGらしい」と思う部分を教えてください。
江尻:
僕はスピード感ですね。制作そのものもそうですが、突発的な課題が起きたとき、すぐに必要なメンバーが集まって解決策を導き出したり、リソース調整をしたりできる体制やマインドがあります。「課題を解決するために、自分たちは何ができるか」を積極的に考えられる姿勢があるからこそだと思っています。
藤原:
江尻さんの意見にもつながりますが、それぞれが良いものを作る、良いプロジェクトにする心をもちながらやっていることだと思います。
自分なりの「良い」ではなくて、クライアント、ユーザー、サイトを見る人、運用する人、一緒にプロジェクトを進める人など、画面の先には「人」がいますよね。その人たちにとっていかに良いものを作るかを意識している人が多いのではと思ってます。また、フリーランスや業務委託の方と分け隔てなく仕事をしていることも、GIGらしいところだと思います。
【TEAM】GIGのディレクターの働く環境
―新しいメンバーを迎えたときのことや、会社・チームの雰囲気を教えてください
江尻:
ディレクターはひとりひとり担当案件があるので、ディレクター同士で仕事をすることはほとんどありません。新しいメンバーを迎えたときは、最初だけ先輩ディレクターが数案件ほど一緒にアサインされることはあります。だけど、ある程度の力がついてきたら一人で案件に携わってもらうことになります。
藤原:
……と聞くと、少し孤独感を感じるかもしれませんね。でも実際は、業務過多になっていないか、現在この案件にアサインされるのは適切かを、マネージャー陣がしっかり見ていてくれます。
プロジェクトにアサインされてからも、悩んだときはデザイナーやエンジニアにも相談できるのが、ディレクター職のいいところ。GIGのデザイナーやエンジニアに何かを質問しても、教えてくれないことはまずありません。ディレクター、デザイナー、エンジニアを含めたプロジェクトチームで、一つのモノを作り上げていく。そんな良い雰囲気があるのを感じています!
―そんな環境のなかで、どのような部分にやりがいを感じていますか?
藤原:
先ほど江尻さんがお話されたように、GIGではまず仕事をまるっと任されます。案件はかなり大きな会社もあれば、小さな会社もありますし、コーポレートもあればサービスサイトもある。本当にさまざまです。
GIGはまだまだ発展途上、良くも悪くもまだまだ進め方が固まっていないことが多いです。その課題が浮かんできたとき、どう進めるのが最適か、そこに自分のこだわりをどう乗せてPJを成功に導くか。自分で自由にプロジェクト全体を設計していけることこそが醍醐味だと思います。
江尻:
そんなさまざまな分野・規模のプロジェクトに、上流から関わっていけることもやりがいを感じます。ありがたいことに、日々新規のお客様からご相談をいただいており、そのなかには大手のお客様やスタートアップのお客様もいらっしゃいます。企画段階からお声かけいただくことも多く、一緒にサービスを作っていく実感を得られることがうれしいですね。
―チームの違うお二人ですが、それぞれ尊敬できる部分はありますか?
江尻:
私たちがやっている技術寄りなディレクションは、1件1件のボリュームが大きいのが特徴です。そのため、同時に担当する案件数は多くはありません。それに対して、藤原さんのチームは一人で抱える案件数がとても多い。案件を同時進行していくと、人間ですから誰もが焦ったり、パニックになったりすることもあるはず。そのなかで切り替えをしっかりとしながら、それぞれの案件を進行できているのはすごいなと思いますね。
藤原:
ありがとうございます! 「優先順位をつけながら進行をする」「いますぐ何かできなくてもレスだけは返す」この2つは気を付けていますね。
私も、ディレクター陣の「仕組化」をどんどん進めてくださっている江尻さんを尊敬しています。これまで各ディレクターがそれぞれのやり方で進行してしまっていた部分を、スプレッドシートやツールを使って整えてくださっているので、だいぶやりやすくなりました。そういった「仕組化」って、やらなきゃと思っていても最初の一歩に労力がかかるもの。それを率先してやってくださっているのは本当に助かります。
―GIGは働きやすい会社だと思いますか?
藤原:
とても働きやすい会社だと思います。入社時のことになりますが、同じWebとはいえ、マーケティング出身からすると制作側からの見方や考え方、デザインや開発の知識はあまりない状態でした。デザインのFBもできないし、要件定義とは? という状態です。そんななかでも、デザイナーやエンジニアに基礎の部分を教えていただいたり、アドバイスをいただいたり。上司にも質問したらていねいに教えてもらえました。ディレクターとしてどう動くべきか、どう案件を進めるべきか。自分でやりたいようにやりながらもできないところはきちんと教えていただきながら、成長できたと思ってます。
江尻:
私も働きやすいと思っています。困ったことや問題があったときに、チームやプロジェクトメンバーが一緒に考えてくれたり、提案を受け入れてくれたりする姿勢をみんなが持っていると感じますね。また、ディレクター業務においても、レベルに合わせて経験のあるディレクターとペアになって案件に入り、経験を積めるような進め方も取っているので、安心できると思います。
【WANTED】こんな人とGIGで一緒に働きたい
―江尻さん、藤原さんはどんな人と一緒に働きたいと考えていますか?
江尻:
自分で情報をとってきたり、どんどん思ったことを言ってくれたりする人がいいですね。「新人だから……」と遠慮はしてほしくないです。ディレクターは裁量が大きな職種。だからこそ、自分から動ける人と一緒に働いて刺激をもらいたいです。
あとは、仕組化、ルール化、効率よく仕事を回すためにはどうしたらいいのかを、いつも考えられる人がいいなと思います。僕らはまだまだ完成系ではないですから「もっとこうしたら効率良く、お客様にも満足していただけるはず」といった意見が欲しいです。
藤原:
私は、いろんな会社やサービスに関わることを楽しいと思える人がいいと思います! 私自身もGIGに入ってから、たくさんのお客様と話していくなかで、それぞれが課題感をお持ちであることを知りました。それをどうやったら解決できるのか、好奇心とこだわりを持って臨める人と働きたいなと思います。
―GIGのディレクターになるためには、どんな勉強をしておけばいいですか?
江尻:
興味のあるWebサービスやWebサイトについて、なぜそんな作りになっているのかを考えたり、調べたりするといいと思います。GIGのディレクターは裁量が大きい分、PM、情報設計者、UXデザイナー、エンジニアなどそれぞれの役割から見た提案内容を説明し、クライアント様と議論する必要があります。Webサイトのページ構成、ボタンの動作、機能など、それぞれがどんな意味を持つか。考えを自分のなかで蓄積しておくと、業務にも活きてくると思いました。
藤原:
Webに関して、自分の好きな分野の知識や経験があればいいのではと思います。ディレクターはかなり守備範囲が広いなか、GIGではいろんなことを「作っていく」部分を担っています。どこの会社でもそうだと思いますが、ディレクターは自ずとその人の得意分野がでてきて「この案件ならこの人!」となってくるはず。この「作る」フェーズにおいて自分の興味を持ち、いかに会社を作っていけるかが大事なのではないでしょうか。
―どんな人がGIGで活躍できそうですか?
藤原:
良い意味で「それは難しいです」と言える人でしょうか。
ディレクターはいろんな職種の間に入って、橋渡しをしなければいけません。でもお客様のやりたいことをすべて呑むのは現実的ではありませんし、やりたいことを叶えたからといってお客様の持つ課題を解決できるとも限りません。社内外に対して、こっちならもっと良い課題解決の方法になるかもしれないと伝えていける人は、きっとGIGのディレクターとして活躍できるはずです。
江尻:
藤原さんの意見には同意のうえで、私は違う職種の人に敬意を持って接せる人かなと思いました。
ディレクターはいろんな職種の人と関わりますが、デザインやエンジニアリングといった業務はプロではありません。デザイナーやエンジニアが「それは難しい」と言うからには、プロ視点の事情があるはず。それをとことん聴いて、納得できる理由付けができるディレクターなら、きっとGIGで重宝されます!
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(この記事はGIG BLOGからの転載です)