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株式会社GIGの社員に、入社前のキャリアから入社後の仕事、これからの未来までを聞いていくメンバーインタビュー。今回は、ディレクターの髙野 隼さんにお話を伺いました。
髙野 隼(たかの はやと):イベント業界の営業職でキャリアをスタートし、その後、2020年4月にデザイン制作会社に転職。ディレクターを務めたのち、2023年8月にGIGに入社。現在は、プロジェクトマネジメントを主に担当。
物事の本質を捉える姿勢に共感し、GIGに決めた
ーはじめに、GIGに入社するまでのキャリアを教えてください。
新卒では、イベント業界の企業に営業職として入社しました。そこでは東京ビッグサイトや幕張メッセで行われるような大規模な展示会で、出展企業のブースデザインを考え、提案する仕事をしていました。営業という肩書きでしたが、業務内容は企画・提案から制作ディレクションまで幅広く担当していたんです。
そのなかでも、とくに進行管理が自分に合っているのではと思うようになり、制作管理の部署に異動。ここでは、企画を実際の形に落とし込むために、制作や施工の手配をはじめ、スケジュール・予算・品質の管理まで携わっていました。
6年ほど働いた後、ちょうど立ち上げを進めていたデザイン制作会社に誘われ、その会社に転職することに。そこでは、紙媒体からWebまで幅広いデザイン制作物のディレクションを任せてもらっていました。
そして、3社目にGIGを選んだという経緯です。
ーGIGを知ったきっかけや、入社を決めた理由は何ですか?
前職で規模が大きい仕事も任せてもらえることが増え、ある程度やり切ったという感覚が生まれました。加えて、もともと興味があったWebディレクションをもっと極めたいと考えたからです。
GIGを知ったのは、Wantedlyで求人を見たことがきっかけです。カジュアル面談を希望すると、すぐに連絡をいただいて、そのまま選考に進むことになりました。最終的に入社を決めた理由はいくつかあるのですが、そのなかでもとくに印象的だったのは面接でのやりとり。私が気になったことを質問したときに、担当者から非常に分かりやすく、かつ核心をつくような答えが返ってきたんです。
そのやりとりを通じて、単に答えの内容だけでなく「物事の本質を捉え、クリティカルに思考する姿勢」が浸透している会社なんだと感じました。そこに共感し、自分がその環境で働いている姿が自然にイメージできたことから、GIGに入社を決めました。
「一緒にブランドを成長させてほしい」その一言が自分の役割を見つめ直すきっかけに
ーあらためて、髙野さんの業務内容を教えてください。
現在はPM(プロジェクトマネージャー)として、Webサイト制作における全体進行、クオリティ、コスト管理などを担当しています。お客さまと密にコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを成功に導くための中心となる役割です。
基本的に常時7〜8件ほどの案件を並行して進行しており、それぞれの状況に応じて柔軟に対応しています。
ー複数案件を並行して担当するなかで、気をつけていることや大切にしていることはありますか?
最も意識しているのは、「お客様がどんな課題を感じているのか」を自分のなかで明確にしておくことです。
私たちGIGにご相談いただく背景には、「CV(コンバージョン)を上げたい」「顧客を増やしたい」といった、何らかの目的や課題があります。それらを正確に把握し、課題解決に向けた提案を一貫して行うことが、プロジェクトマネージャーの重要な役割だと考えています。
この課題認識が曖昧なままだと、以降の提案やアウトプットにも説得力がなくなり、最終的な成果に結びつかない可能性があります。そのため、「依頼の背景は何か」「解決すべき本質的な課題は何か」を常に自問しながら取り組んでいます。
ーそうした「課題の本質を捉える」という意識を、とても大切にされているんですね。
はい。これには大学時代に建築学を学んでいた経験が、大きく影響していると思います。
建築って、単に「かっこいい建物をつくる」ことではなく、さまざまな制約条件のなかで「なぜこの形になるのか」をロジカルに導き出すことが求められるんです。
たとえば「3人家族の家を設計してください」といった課題でも、何でも自由にデザインできるわけではありません。家族構成やライフスタイル、敷地の形や日当たり、周辺環境など、いろんな前提を整理してはじめて、「こういう家がいいよね」と提案します。
このように課題に対して論理的にアプローチし、解決策を提案していくプロセスそのものに面白さを感じていたことが、今のPM・ディレクターの仕事にも活きていると思います。
ーGIGで担当してきた業務のなかで、とくに印象に残っているプロジェクトはありますか?
あるプロジェクトでWebサイト制作の話が進んでいたときに、「サイトを整えればそれで課題が解決するのだろうか」と、ふと疑問を感じたことがありました。
というのも、そのとき解決したいと思っていた課題は、ブランド全体の設計やメッセージの一貫性など、より上流の部分にまで目を向けなければ、本質的な解決にならないのではないかと考えていたからです。
プロジェクトが進行するなかで、お客さまから「一緒に私たちのブランドを成長させてほしい」という言葉をいただきました。そのひと言に強く背中を押され、「私たちが担うべき役割は、サイトを制作して納品することではなく、その先の成果まで支えることだ」と改めて実感しました。
Webサイトの制作が完了して終わりではなく、それによって本当に課題が解決しているか、事業の成長につながっているかまで見届ける。それが私たちのあるべき姿だと再認識させてくれたプロジェクトだったので、印象に残っています。
「GIGに依頼してよかった」と思ってもらえるように、期待に応え続ける
ー髙野さんから見て、GIGという環境でディレクターとして働く魅力は何ですか?
提案から納品まで、一貫してプロジェクトに関われる点は大きな魅力です。「自分がこのプロジェクトのなかでどう動くべきか」「何をすべきか」を常に考えながら進めるため、責任感も裁量も大きいと感じています。
また、SEOなどのマーケティングやUI/UXといったデザインの専門的な知識はもちろん、プロジェクト全体の先を見通す視点も培われていきます。GIG自体に「常に先を考える」というカルチャーがあるので、そのなかで実践的にスキルを高めていける環境がありますね、
さらに、お客さまの業種・業界も多種多様で、課題や目指す姿もそれぞれです。その分、結果として、幅広い解決策や引き出しを身につけられると思います。
ー最後に、髙野さんが今後GIGで挑戦したいことや目標を教えてください。
今後は、GIGのミッションを達成していくために、組織の内側にもより一層目を向けていきたいと考えています。将来的にはマネージャー的な立場で、チームの方針づくりや体制構築に関わることが目標です。
そのため、直近ではAIを活用した業務改善に少しずつ取り組んでいます。AIによって効率化できる部分もあれば、人が介在すべき工程もまだまだ残っています。何をAIに任せ、何を人の判断に残すべきか。その最適なバランスを見極めることが、今後さらに重要になってくるはずです。その見極めを誤ることなく、チーム全体としての業務改善・効率化を実現させていきたいです。
その上で、チーム全体のパフォーマンスを高め、「GIGにお願いしてよかった」と心から言っていただけるお客さまを、一人でも多く増やしていきたいと思っています。
(この記事はGIG BLOGからの転載です)