「名刺の威力と自分の価値、はたしてそれはイコールなのか?」
ちょっとこの問い、考えながら読んでいただけると嬉しいです。
私はゲットイットに転職してくるまで、ずーーーーっと営業をしてきました。
前職は外資系有名企業、だから多くの方が知っている=名刺に記載している会社名の威力はそれはそれはもう抜群。日本のみならず海外の友人知人でさえも知っているから、話が早いしどんな商材かもイメージがつきやすい。「あぁ、あの会社ね」、で企業イメージと信頼は得られる。
その恩恵を理解し感謝もしながら営業活動をしていた一方で、もし名刺の会社名や肩書がなくなったとき、私は自分という価値で勝負ができるのだろうか、という危機感も持って仕事をしてきました・・・今、当時と同じ視点でいるかどうかは私自身の価値観や視点が変わったのでわかりませんが(笑)
知名度がそんなに高くない企業の大変さってどんな感じなんだろう?
そう、どんな感じと言ったら、現在進行形で体験中です。ゲットイットはまだまだ世の中での知名度がありません。はっきり言います。ありません(汗)でも業界内では知名度は抜群です。ん?ということは、どっち?なんですが、お茶の間で見かけることはないし、道を歩いていても目に入ってくるものでもない。結構ニッチな商売をしているということと、消費財ではないから表には見えにくい、でもたくさんの企業さまの縁の下の力持ちをしているという理由で業界知名度は抜群です。
入社して、採用担当になるとそれは段々と理解できました。ほぉほぉ、こういう感じね、と。例えば私がもし求職者だとして、企業知名度に対しての心理状態ABC↓(ガッツリ私的見解ですのでご容赦ください。)
A:知名度の高い企業はそもそも入社を希望される(知っている母数が多いので割合も高い)
=「入社したいよ、私!」な状態
B:知名度はそこそこあるけど、選ばれるかはわからず、ふるいにかけられる
=「迷ったけど入社したいよorしないよ、私!」な状態
C:そもそも選択されるどころか知られてもいないから選択肢にさえ挙がってこない
=「え?何その会社、知らないよ、私!」な状態
この3つの違いわかります?ゲットイットはどれだと思います?
Cを選んだあなた、正解です。←なんか書いていて切なくなってきたぞ。
「選んで貰えない」ではなく、「そもそも土俵に乗っていない。」のです。
でも、もしですよ・・・
もし、視点を変えて同じ土俵に乗ること自体しなくてもいいじゃない、となったらどうですか?
もちろん採用する私は、C→B→Aとなれるよう努力してます。Aになりたくないなんて贅沢なこと言いません。むしろ声を大にして言いたい。「入社したいよ、私!」「ホームページに載りたいよ、私!」と言って欲しい!!!(←絶賛社員インタビュー掲載中)
営業メンバーやお客さまに接する機会の多い社員が口を揃えて言う言葉があります。
「お客さまに喜んでもらえる、望まれているって本当に楽しい!」
名刺に世界で通じるような大きな威力がなくても、楽しいし、働きがいも得られるし、知る人ぞ知るニッチな世界で輝けるのです。何よりも困っているお客さまに「ありがとう」と言ってもらえる。これ、仕事の醍醐味の1つかも?
タイトルの問い、「名刺の威力と自分の価値、はたしてそれはイコールなのか?」の答えはありません。
そう思う人もいるし、そう思わない人もいる。人それぞれです。
もちろん、個人的には評価という視点も大切な要素を持つと思います。ただ、他人から見た自分の価値だけではなく、今、私が自分を誇れるか、あなたが自分を誇れるか、どんな仕事であってもそれが一番大事なのかもしれません。(あ、大事MANブラザーズバンドさんを思い出した 笑)
あなたは今、自分を誇れる仕事をしていますか?