こんにちは。あにまるサポーターズのSです!
前回、元気に育ったキジシロくんが人間の心の支えになってくれたエピソードを紹介しました。今回は、里親探しが動き出し、卒業に向けて準備を進めていく様子をお届けします。
共存の難しさ、里親探しを決意
前回、子猫への接し方が厳しい先住猫のミケネコさんについて書きましたが、キジシロくんが大きくなるにつれて当たりが強くなってしまいました。執拗に追いかけたり、強烈な猫パンチを繰り出したり...。ギャーという声を聞きつけて人間が慌てて引き離す、という場面が増えていきました。
ミケネコさんの機嫌をうかがうキジシロくん
以前、生後半年の子猫の預かりボランティア(*1)をした時も同じ状況になり、共存は難しいと判断して預かり期間を短縮した経験があります...。そろそろキジシロくんの里親探しを始めなければ、という時期に来ていました。
実は、私の母が保護猫シェルターを運営しており、相談の結果、お世話と里親探しを引き受けてもらえることになりました。
離乳までの成長を記録した手帳と
*1 預かりボランティア:保護猫を新しい里親が見つかるまで自宅で一時的に預かり、お世話をする活動のこと
保護主さんとの再会
保護猫シェルターへの出発前日、保護主である親戚が成長したキジシロくんに会いに来てくれました。「拾った時はネズミみたいに小さかったのに、こんなに大きくなって!」と、ずっと感動していました。たくさん遊んでもらい、たくさん撫でてもらって満足そうなキジシロくん♪
助けてくれてありがとうニャ!
猫は出会う人で運命が決まります。ひとりで鳴いているキジシロくんを保護主さんが気にかけ、見て見ぬフリをせず連絡をくれたからこそ、こうして命をつなぐことができました。
出発の日
出発当日、体重を測ると2.5kg!生後4ヶ月の平均体重は1.5~2.0kgなので、ずいぶん立派な子猫です(笑)
キリッ
保護猫シェルターに到着!環境に慣れるまでケージでの生活からスタート。たくさんの保護猫たちに圧倒され、家ではニャーニャー主張が激しかったキジシロくんも、大人しくなってしまいました。
「ここはどこ?」とびくびく...
少しでも安心できるようにと、私が着ていたパジャマと、キジシロくんがお気に入りのウサギのぬいぐるみも一緒に連れて行きました。もちろん、キジシロくんがお世話になる間の費用として、寄付金もお渡ししました。
友だちのウサギさんとケージのすみっこでひっそり。
その日の夜、帰宅してキジシロくんがもう家にいないと実感が湧いてきて、号泣してしまいました...。キジシロくんの幸せのためだと分かっていても、手塩にかけて育てた子を手離すのはやっぱり寂しいものです。猫のお友だちがたくさんできるといいね!
新しい環境での試練
しかし、保護猫シェルターに来てから、キジシロくんは大変な日々を過ごすことになります。環境の変化によるストライキか、ご飯を食べない日が続いて何度も吐いてしまったのです。強制給餌や皮下点滴で対応してもらいました。
自分からご飯を食べるようになるまで、9日間もかかりました。その間、どんなフードなら食べてもらえるか色々試したり、通院・投薬を続けたりしてもらえて感謝です。「キジシロくんは、とても賢くてとても頑固な、意思のハッキリした子だね」と言ってもらいました。
9日ぶりに自分から食べてくれた瞬間。
保護施設やボランティアさんの家にはたくさんの保護猫がいます。1頭にかかりきりになれない中で、それぞれの性格や体調を把握して、一頭一頭に合ったお世話を同時にこなしていくボランティアさんには、頭が上がりません。
環境に慣れて余裕が出てきました
そんな中、なんと里親希望者さんが現れたという嬉しい知らせも届きました!まさか、こんなに早くお声がかかるとは!
大変な試練を乗り越えたキジシロくん。次回はいよいよ、運命の出会いと卒業の様子をお届けします。
(続く)